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「十勝スイーツは微笑んでいる」チートデー旅行記②~帯広編~

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【前回までのあらすじ】
オッス、オラアルロン!
友達のバツ丸が帰省するってんで、オラが送り迎え(おくりむけえ)をすることになったんだ。
バツ丸のいる帯広までやってきて、久しぶりにインデアンカレーを食ったぞ! 元気もりもりだぞ!
オラはこれから髪を切りに行くんだ。わっくわくすっぞ!

旅行初日からインデアンで優勝した僕。
大満足で店を出たのが午後1時。

この後の予定は、髪を切り、2人の友人と合流して夕食&駄弁るだけ。

ただ、美容室の予約は午後2時なので、まだけっこう時間がある。


となれば、行くところはここだ!

十勝スイーツ界の一角を担う名店、クランベリー

クランベリーと言えば、スイートポテトが有名である。程よい甘さでしっかりと食べ応えのあるそれは、十勝土産にぴったり。友人・バツ丸も、帰省の度にここのスイートポテトを手土産にしているくらいだ。

しかし、インデアン優勝野郎のお目当てはスイートポテトではない。そもそも昼食の直後でそんなに食べられぬ。


君に決めた! ソフトクリーム

クランベリーに訪れたという証拠写真

一見すると普通のソフトクリームだが、(普通のソフトクリームなんだけれど、)見てくださいこの微笑みかけている聖母様のような佇まい。
お味の方はとても濃厚。舌触りもなめらかで、余計な食感がなく非常に食べ心地がいい。
アイスがコーンの中までぎっしり入っているので、小ぶりながらも最後まで楽しめる。


「でも、お高いんでしょう?」


あなたはそう思ったでしょうね。昨今の物価高は、当然ながら北海道にも影響を及ぼしているわけで。加えてこのクオリティーであれば、お値段もそれなりにするのではないかと。

で・す・が! こちらのソフトクリーム、お値段が……



なんと、140円!(訪問時現在)

\やっすーい!/



こんなに安価で上質なソフトクリーム、ほかに食べられる店があるだろうか。いや、ない。
それほどまでにクランベリーのソフトクリームは、コスパ最強なのである。聖母様も「まぁ、そんなにお安いの?」と驚かれていることだろう。

ちなみに、バニラ以外にも読谷よみたん(紫いも)というフレーバーがあるので、気になる人は食べてみてほしい(僕はバニラ一辺倒なので読谷未経験です)。


🍦


クランベリーのソフトクリームで甘々な時間を過ごした後は、散髪へ。

すっきり爽やかツーブロックにした。夏の髪型はツーブロックにしがち

製造過程

刈り上げている途中の姿が、漫画『ハリガネサービス』の梧塔一雄みたいだなと思った。


💇


髪型を夏仕様にしてから、友人らと合流した。荷物の出し入れやらを済ませ、気がつけば午後5時。夕食会場を探さねば。

「まだ5時じゃんwww」と思ったあなたは、帯広グルメをなめていらっしゃる。夕方営業が始まった直後でも、名店は大混雑しているのだ。夏の繁忙期であればなおさら。オープン凸しても予約いっぱいで入れないというケースも往々にしてある。

我々三人は行きつけのジンギスカン店に突撃したが、すでに10組が待機していたので、断念した。


というわけで、プランBを発動。

出番だ! トスカチーナ


トスカチーナは、これまた十勝スイーツの雄・柳月りゅうげつの運営するイタリアンレストラン。意外とすぐ入れた。

ちなみに柳月は、『三方六』や『あんバタサン』といった唯一無二の銘菓を取り揃えている、言わずと知れた名店。甘さ控えめなので、飽きることなくパクパクいってしまう。独特なメロディーのCMソングに脳内を支配されることも少なくない。


トスカチーナに話を戻すと、雰囲気的にはオシャレなレストランである。したがって、本来なら30代のおっさん3人だけで来るような場所ではない。実際、僕は大学時代「トスカチーナには男だけで行かない」と謎のマイルールを設定していた。しかし、そうすると今後ここに来ることは一生なさそうだったので、つまらない鉄の掟など投げ捨てて十数年ぶりに来店した次第である。


各々好きなものを注文したわけだが、一人一パスタとは別に、ピザを1枚シェアしようということになった。ピザはマルゲリータにしたから、パスタはトマトソースを使わないものにしよう。

で、頼んだのが、ソーセージたっぷりのペペロンチーノ

ペペロンがチーノしてる

にんにくとオリーブオイルが、上品に、そして情熱的にハーモニーを奏でている。そこにソーセージと唐辛子がパンチを加え、ほうれん草とパセリがバランスを取る。めちゃくちゃ美味い。実に合理的な料理だとは思わんかね。あと名前がかわいい。ペペロンて。チーノて。


ピザも美味い。結局、マルゲリータのようにシンプルなやつが一番美味いんだよ。写真は取り忘れた。


そして、デザートにミニパフェ(ストロベリー)を注文。
「さっきソフトクリーム食べただろ」なんて聞こえない。あーあー聞こえなーい。

デカく見えるが350ml缶くらいのサイズ

豪華な夕食を堪能した後は、レストランの横にあるショップへ。
この併設ショップでは、ケーキや銘菓を買うことができる。

さすがにこの後なにか食べる気にはならなかったが、自分へのお土産として3つほど購入(2日後に食べた)。

左から、とかち大納言、涼果水、三方六の小割

『とかち大納言』は、きんつば。お手軽サイズではあるが、つぶあんがぎっしり詰まっていて、一つだけでもかなり満足。あんこはあまり得意ではないのだが、主人公がきんつば好きという設定の作品を書いている手前、食べてみたくて買った。普通に美味しいし、くどくなくて食べやすい気がする。

『涼果水』は、大粒のマスカットまるごと一粒を求肥で包み込んだもの。ジューシーなマスカットと柔らかい求肥とが合わさって、優しくも食べ応えのある一品になっている。今回は常温で食べてしまったが、冷やすとより美味しくなるらしい。

『三方六の小割』は、ご存じ『三方六』を小分けにしたもの。バウムクーヘンにチョコレートコーティングがされており、すでに美味しさは確認済み。数年ぶりに食べたが、やはり美味い。ちなみに、トスカチーナには『三方六』が乗っかったパフェもあるので、気になる人はぜひ。


🍝


イタリアンに舌鼓を打った後は、スーパーでおやつと飲み物を買い(まだ食うのかこいつら)、バツ丸宅で駄弁る。

もう一人の友人・サンペイ(仮名)が、サワークリームオニオン味のポテチを食べ比べようと、プリングルズとなんかよく知らない海外メーカーのやつ(筒状の容器)を購入していた。検証の結果、どちらも普通に美味かった。

2種類のサワークリームオニオン味を食べ比べながら、買ってきたコーラをがぶがぶ飲む。どんだけコーラ好きなんだこいつ。

サンペイが「スラムダンクのクイズをやろう!」と提案したので、YouTubeにあるクイズ動画を片っ端からやっていく。僕は人物名に強く、バツ丸は名言・名シーン系に強く、サンペイは総合的に強かった。途中から、「これは問題がよくない」などと出題者へのクレームを言いまくっていた。その辺も含めて、気の置けない友人らとの団欒はめちゃくちゃ楽しかった。



この日だけでも十分楽しい休日なのだが、まだ5分の1にすぎない。
残り4日に思いを馳せながら、僕は眠りについた。


(続く)

※アルロンの累計運転距離(概算):170km




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