じぶんにできること
(他人を本当の意味で助ける為には何をすればいいのか?)
ずっと考えていた。
苦悩のカラクリに気がついてから。
体育座りしてこちらを眺める恐怖心と不安感が、
意味もなくそうしているわけではない事を理解した。
だから。
安易に「そんなことをしてはいけないよ」と偉そうにさとしたり
「悩みごと聴くよ?」と寄りそう事もできなくなってしまった。
時に、相手の『ギフト』を奪いかねないから。
人の悩みは千差万別すぎる。
その人が、人生で起こった事について「悩みである」とラベリングしたとしても、見えない世界を計算に入れたあとでは『ギフト』の場合がある。
人の悩みを聞いた時に、その苦悩じたいがその人の大切なギフトに見えてしまう自分のような、ふきだまり歴の長かった人間には。全くもってして他人様にアドバイスなんぞできなくなる。
その、どこぞの誰かが地球に仕掛けた壮大なサプライズに自分もおおいに感動した経験がある人間なら、素直に無口になるに決まってる。
だって。
自分でカラクリの答えを見つけた時の喜びと感動、衝撃の大きさほど、言葉にできないものはないからだ。
そして。
どこかの誰かが仕掛けた壮大なサプライズのネタバレを率先して行うような愚行はしたらいけない。隠れてひっそりとするぐらいがちょうどいい。
その人がその人らしく、自力でサプライズにたどりついて感動して『無敵に成る』こと。
他人に助けられた時には感謝が生まれた。
自分で自分を助けた時には感動も生まれた。
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