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Nちゃんのコラム

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コラムとかカッコつけてます。
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#コラム

私を焼き付けて

私を焼き付けて

あなたから離れてから色々な男の人を試してみた。

あなたは5回目のデートで付き合う?と私に聞いた。
付き合おう、じゃなくて疑問形で私に委ねたのがあなたらしいと思う。

あなたと過ごした3年間に
きっとあなた以上に私は執着している。

ずっと非表示にしていたSNSをあなたに見えるようにわざと変えてみたの。

あなたは自分の周りの人と私が関わるのを嫌った。
それを知っていながら、復讐の意味を込めて

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私以外の誰かと結婚して欲しい

私以外の誰かと結婚して欲しい

何か新しい自分の一部を作りたくて本を買った。
影響を受けやすいのだ。

自己啓発本と昔から好きな女性小説家の文庫本。
中身をじっくり読んで買ったわけじゃない。直感で選んだ。

自己啓発本の1ページ目には、
自分が変わりたいと思った時はそれは今がタイミングだと言う事。そう信じ込む事。

シンプルな文章でストンと心に落ちた。
あぁ私は今変わりたいんだ。と。

私以外の女を抱き続ける、狂うほど愛している

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腐敗

愛してる。
好き。
側にいて。
私だけを見て。
貴方だけを見てる。

腐る程溢れてる台詞。
きっと本当に腐ってる。

美しくあるのは、心に居る時だけ。

口から生まれてしまった途端に何か悍ましい、
毒々しい、それであって軽すぎて空に消えてしまう。

何に愛を感じ、何に愛を感じられなくなったの?

いっそずっと美しいまま留めておこうか。
#愛 #腐ってる #美 #好き #コラム #小説

色っぽい声

色っぽい声

深夜2時過ぎ、

繁華街の少し外れに住んでいる私。

蒸し暑い今日は窓を開けて、Jazzを流しながら赤ワインを開けてみたり。
車の音が聞こえる。

外は眠らない。
ホステスの今日はありがとね。また。と色っぽい声が外から聞こえる。

見送られたタクシーの中の客の人生を想像してしまった。

家族はいるのか、はたまた独身か。
家まで送るという事は浅い客ではないなとか。

毎日違う音が聞こえる。
#短編

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年の数

年の数

子供の時は誕生日を迎えて年齢が1桁から2桁になって喜んだ。

年が11歳、22歳、33歳とゾロ目になるのが10年に1回しか来ない事を発見して貴重な11歳だと騒いだ。

全国的アニメの主人公達の年を超えてしまった事にある日気付き急に大人になるのが嫌になったりした。

10歳の時は20歳の自分なんて全く想像出来なかった。今は30歳の未来も全く想像出来ない。

3年5年10年と年を重ねていく度にまた思い

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今と昔のノート。

中学生の時に付けていた日記を久し振りに読み返してみた。
21歳の私の中学生時代はスマホはまだ日常的ではなかったから、思春期のどうしたらいいか分からない熱い想いは、snsではなくノートにぶつけられていた。

今の私よりも、よっぽど文章力があるんじゃないかっていう表現をしてたりする。

スマホを使っている生活だとなかなかペンを持ち自分の考えを綴るって事はほぼないに等しい。
指で早打ちしてる時よりも、手

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