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線だけの歩道を歩いていたら、向かいから車が来たから
反対側のガードレールがある歩道に渡った。
危なかった
【超短編】ガラスの心
気が付けばここにいた。
真っ白い紙に包まれたこの空間。
キャンパスのような壁に触れると
いつなんどきであっても、誰かが同時に、
同じ力で、同じ場所を外側から触る。
外には何がいるんだろうか。
結局、そんなものは知る由もなかった。
….ここにくる以前の記憶がない。
それに気付いたのはいつだったろうか。
記憶は確かにある。
でも、それは他人の記憶なんだ。ここに来る前のものではない。
証拠なん
【超短編】フィクション
これはフィクションです。
提出が今日までの課題のやる気が出なかったので
四階の自室から飛び降りて死にました。
これはフィクションです。
さっき受けたテストの手ごたえが悪かったので
ペンを喉にさして死にました。
これはフィクションです。
橋の下を綺麗な浅い川が流れていたので
飛び込んで死にました。
これはフィクションです。
空がひどくきれいだったので
トラックの前に飛び出して死にました
【超短編】いやがらせ
「俺、明日死ぬことにした。」
「…..死んだらさ、友達に泣いて欲しい?」
「もちろん、泣いて欲しい。本当は生きててよかったんだって思いたいから。」
「じゃあ、僕は君が死んでも絶対に泣かないね。
それじゃ、またね。」
だから俺は、死ぬのをやめた。