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それでもまだ、憧れる
僕たちは、たとえ手放していたとしても、1度手にしてしまったものであればそこから心を離してしまうことができない。
一度でもそこに寄り付いてしまったのなら、それは一生僕たちの脳のどこかには居続けてしまう。
例えば僕は、いわゆるソシャゲであるパズドラを何度も何度もやめてきた。高校時代にはテストに専念するために大学時代には度重なるインフレについて行くことができずに辞めた。だというのに、数ヶ月して風の便り
小さな机はごっちゃごちゃ
小さな机はごっちゃごちゃごちゃ。
場所は新宿の外れの純喫茶。
隣との距離が文庫本一つぐらいの狭い喫茶店。
そこでコーヒーを飲みながら本を読む。
啜るコーヒーと齧るサンドイッチ。
小さな机の半分は食器によって埋められている。
そして私はブラックコーヒーしか飲まないけれど、こちらもどうぞと渡されたシュガーとミルクがさらに机を占領する。
タバコはどぉう?灰皿を置かれる。追加はどぉう?メニューが置かれる
どこまでも聞こえるように大きな声で弾けて。
その森には今日も鳥の鳴き声が響いていた。
ピヨピヨというものもあればクァクァと街中では聞き馴染みのないものも聞こえる。
私、根田裕信はこの森にもう5日は篭っていた。
初めは出来心だった。
毎日毎日先輩に叱られ、お客さんには自分とは関係のないことで小言を言われ、私にとってバイト先のカフェは最も忌み嫌うものとなっていた。
それ故に私は街を出た。小さな街の小さなカフェ。
都会の人からすれば憧れるようなそ
夏はまだまだ終わらない。
外を歩いていると、蝉の鳴き声が聞こえた。夏の始まりを感じる。
おかしな話だ、蝉の鳴き声なんか聞かずともずっと夏だった。
5月からすでにその暑さで夏の到来を予感し、6月の暑さは夏そのもののようだった。
暑い。もう夏だ。暑いと言い続けていたのに、蝉の鳴き声でもう一度夏の始まりを覚えさせられる。
夏はエネルギーに満ちている。婉曲なしに、冬とは比べ物にならないエネルギーが太陽からは降ってきているし
それ
頭がぼーっとするんだ。
頭がぼーっとするんだ。
もう何も動く気がしないほどに。
何かを考えようとすると頭の中にノイズが押し寄せて、
考えたいことを覆ってしまう。
多分僕は考え事をしようとする時、まず頭の前の部分、前頭葉に意識を集中するんだけど、そこに集中した途端に眼頭のところから一気にぼーっとする成分が分泌されて、それによって何も考えられなくなる。
波が聞こえる。海だ。
真っ黒な水が絶えず僕の足元まで押し寄せる。
いつ
欲がない ー2023/03/03
この日記でも何度か書いていると思うんだけど、今の僕は人生の中でもかなり幸せな気がする。月に2〜3回くらいは遊べる友人や先輩がいて、地元に帰れば毎日誰かが僕と遊んでくれる。加藤浩次なら「当たり前じゃないからな」と言うような環境に僕は幸せでいる。
でも僕は同時にこの幸せに対して少なからず違和感というか気持ちの悪いものを感じてしまっている。
今日まではその違和感の正体はわからなかった。ずっと幸せとは遠い