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自分で手を伸ばさなきゃ「幸運」はつかめない。

――あきらめて何もしないでいればそれまでですが、ちょっとでもいいから動いてみる。実は、その動いた先に、幸運が舞い降りてきたりするんですよね。


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「自分で手を伸ばさなきゃ『幸運』はつかめない。」というテーマで話していこうと思います。



📚ビブリオバトルの恩師に会ってきた

昨日の僕といえば、朝からずっと動き続けていました。ビブリオバトルで勝つための集客をするために「種まき」をしていたのです。

僕は今、全国大学ビブリオバトル2023に挑戦しています。

ビブリオバトルはとは、自分のお気に入りの本を5分間で紹介するプレゼンイベントのこと。リスナーはバトラーの発表を聴いていちばん読みたくなった本に票を入れます。最も票を集めた本がチャンプ本になるというわけです。

高校時代から公式戦に参加してきた僕は、今までに2度、全国大会に出場することができました。1度目は高校2年のとき、2度目は去年、大学3年生のときです。しかし、どちらの大会でも途中で敗退という惜しい結果に。全国制覇の夢を叶えることはできませんでした。

僕は大学4年ですから、全国大学ビブリオバトルに参加できるのは今年が最後。ラストイヤーを有終の美で飾りたいという気持ちが強くあります。そんな情熱を手に挑んだ大学大会、地区大会では無事に優勝することができました。

3度目の全国大会出場が決まったのです。



泣いても笑っても次が本当のラストステージ。後悔はしたくありません。発表内容を磨き上げることはもちろんのこと、僕個人でもちゃんと集客して仲間をつくることにも力を注ぐことにしました。

そんなこんなで最近は「どうしたら全国大学ビブリオバトルに人が集まるのか」という課題に向き合っています。そんなわけで昨日は朝からあちらこちらを動き回っていたのです。


まず、始めに伺ったのは、高校時代にお世話になった恩師の鹿目先生のご自宅。千葉県の稲毛まで行ってきました。また別の機会で詳述しますが、僕がビブリオバトルの公式戦に参加し始めた高校1年生のときからそばで支えてくれた方でした。

高1のときの公式戦で1回戦敗退したとき、「ビブリオバトルは選書で勝負が8割決まるものです」とアドバイスしてくれたんです。本自体に魅力が備わっていないといくら魅力的に紹介しても勝ち切ることができないんですよね。実際、僕も公式戦でそれを痛いくらいに感じたので、次からは本選びから力を注いでいこうと決めました。

そんな意識のもと臨んだ高校2年のときの公式戦では、選書にこだわったことが奏功したのでしょう、東京都代表として全国大会に出場することができたんです。ちなみにそのときに紹介したのは『54字の物語』という本。収録されている全ての物語が54字でできているんです。この説明をするだけでちょっと読みたくなってくるじゃないですか。ビブリオ向きの本とはそういうことです。

鹿目先生は先生とはいえ、教壇に立たれているわけではなくて、あの頃から高校の理事会の理事として学校に関わってくれていた人でした。先日、僕は理事会の懇親会に参加してきたんですが、その場にも鹿目先生はいらっしゃっていました。



懇親会のとき、僕が今年もビブリオバトルに挑戦していることを伝えると、「一度、うちに来ませんか?」とお誘いいただきました。それが叶ったのが、昨日だったのです。

思い出話や近況を語り合うだけでなく、ビブリオバトル全国大会とどう向き合っていくのか、作戦を練ったりしました。理事会や学校にも働きかけて、集客につながるようなアクションを起こしてくれるとのことでした。全面的に協力しますと言ってくれていて、本当に嬉しいものです。



📚母校で思いがけない奇跡が⁉

鹿目先生のご自宅を後にしてから、僕は母校の高校に向かいました。東京の浅草の近くにある白鴎高校です。鹿目先生の母校、職場でもある場所です。

現在在任の先生方の多くは知らない人ではありますが、それでもあの頃からいらっしゃる方は一定数いて、そのうちのひとりが僕の学年の学年主任だった若井先生です。

一年前、「若井先生が僕に会いたがっている」という噂を聞きつけて、それを聞いた翌日には母校に飛んでいきました。卒業ぶりに正門を通ったわけですが、若井先生は変わらず元気なご様子で安心したものです。僕はちょうど精力的に本を届けていた頃で、若井先生にも手売りするつもりだったんですが、なんとそのとき僕が持っていた本を全部買ってくれたんです。担任を持ってくださったことは1度もなかったけれど、中高一貫校なので6年間ずっと近くで遠くで見守っていてくれていたんですよね。決して仮初ではない信頼と、これからに期待する「応援」がそういうアクションを生んだのだと思います。



もしかしたら今回のビブリオバトルの集客に協力してもらえるかもしれない。そんな思いから、再び母校を訪れる決意をしたのです。

またしても相変わらずの様子でして、これまでのこと、今のこと、これからのことを共有して、ビブリオバトルの話題に移りました。若井先生自身、「多分予定空いているから行くよ」と言ってくださって、それだけでも嬉しかったんですが、次に続いた言葉がさらに僕の心をときめかせました。

「そういえば、近いうちに、中1が学年全体でビブリオバトルやるらしいよ。土曜日の授業公開のタイミングだから来れば?」


📚幸運のつかみ方

棚から牡丹餅とはこのことです。まさかこのタイミングで、母校で授業の一環としてビブリオバトルを開催するとは思いもよりませんでした。しかも、担当される中1の国語の先生がちょうどいらっしゃったので、若井先生がその具体的な日程を訊いてみたら、なんと開催日は今週の土曜日の3,4限。3日後です。

1クラス40人で4クラスありますから、1学年160人の学生が一斉にビブリオバトルをするのです。そんな大人数なので、それを行うのは体育館。だいぶ大掛かりです。

もしそこに一言でも全国大学ビブリオバトルの告知をすることができれば、集客につながります。この機を逃すわけにはいかないと思い、僕もその国語の先生に会いにいったんですが、ここで2度目のまさかの出来事が起こりました。

その国語の先生、僕のことを知ってくれていたんです。

というのも、前任校でビブリオバトルの公式戦に参加する生徒の引率をしていたらしく、僕が東京都代表になった高校2年生のときの大会でも、会場にいらしたそうなんです。「あのとき『54字の物語』を紹介したんですけど……」と僕が切り出したら、「ああ、覚えてます覚えてます」と言われて、なんだこの巡り合わせは!?と心のなかで叫びました。

ということで、土曜日は茨城で午後からバイトの予定でしたが、バイトなんて言ってられる場合ではありません。どうにか調整します。そして、母校の1年生たちによるビブリオバトルの聴講をしにいきます。そしてあわよくば、ビブリオバトルの全国大会の告知をしてきます。
#なんなら僕がお手本プレゼンしてもいい

母校を出てからは、東京の綾瀬に最近できた本屋さんに行ってきました。そこで本を紹介するイベントが開かれるからです。そこでもステキな出逢いがありました。そのイベントの主催の方とは初めましてだったんですが、僕の知り合いの知り合いだったし、参加者のなかには、ビブリオバトルを知っている方もいたし、いつか本屋さんをつくりたいという夢を持つ方ともつながれました。


「あやセンター ぐるぐる」
イベント主催の柴田さん。
「はじまり商店街」という会社を経営されてます。


話をまとめていきますね。とはいえ、この記事のタイトル、テーマで言っていることが全てです。

「自分で手を伸ばさなきゃ幸運は掴めない」

ビブリオバトルで集客するためにはどうすればいいのか。いくら考えたって見つかる答えには限度があります。あきらめて何もしないでいればそれまでですが、ちょっとでもいいから動いてみる。実は、その動いた先に、幸運が舞い降りてきたりするんですよね。自分で手を伸ばすから、幸運はつかめるんです。

全国大会当日まで手を伸ばすことをあきらめないで続けていこうと思います。全国大会は12月17日(日)12:00~17:15、東京世田谷にある昭和女子大学で開催されます。もし都合つく方は、申し込みフォームに回答してください。

↓↓↓

申し込みフォーム


7年越しの夢を叶えにいきます。是非、僕の夢物語を聴きにきてください。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20231115 横山黎


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