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遺伝子から紐解く人間の生きる意味! リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』

『利己的な遺伝子』は、イギリスの生物学者リチャード・ドーキンスによって1976年に出版された書籍です。貴重な40周年記念版が発売されたので、紹介してみようと思います!

 この本は、生物進化の中心単位は個体や種ではなく遺伝子であり、遺伝子は自身の複製を最大化するために生物を操っているという説を唱えています。

 この説は、それまでの進化論を大きく覆すものであり、出版当時は大きな議論を巻き起こしました。

 しかし、現在ではネオダーウィニズムの根幹をなす理論として広く認められています。利己的な遺伝子の主な内容は以下の通りです。

  • 遺伝子こそが進化の中心単位である

  • 遺伝子は自身の複製を最大化するために生物を操る

  • 利己的な遺伝子が、生物の様々な行動や形態を生み出した

  • 利己的な遺伝子の論理は、人間社会にも当てはまる

『利己的な遺伝子』は、生物進化の仕組みを理解する上で画期的な書籍であり、生物学、心理学、社会学など様々な分野に大きな影響を与えました。生物学や進化論に興味がある人なら、ぜひ一度読んでみることをおすすめします。

利己的な遺伝子の影響

  • ネオダーウィニズムの根幹をなす理論として広く認められた

  • 生物学、心理学、社会学など様々な分野に大きな影響を与えた

  • 生命倫理や社会哲学など、様々な議論を巻き起こした

『利己的な遺伝子』は、出版から40年以上経った今でも、読み継がれるべき古典です。

 生物進化の謎を解き、人間の存在意義を考える上で、大きなヒントを与えてくれる書籍と言えるでしょう。以下にもっと詳しく説明します。

  • 遺伝子は、DNAという分子で構成されている  DNAは、生物の設計図のような役割を果たしており、遺伝子の情報が記される

  • 遺伝子は「複製」と呼ばれる過程で自身のコピーを作ることが可能  複製は、細胞分裂の際に起こる

  • 遺伝子は、突然変異と呼ばれる変化を起こすことがある 突然変異は、DNAの複製過程におけるエラーが生起する

  • 突然変異の中には、遺伝子の機能に変化をもたらすものがある  機能に変化をもたらす突然変異は「適応」と呼ばれる、生物の環境への適合性を高める効果を持つことがある

  • 適応性の高い遺伝子は、より多くのコピーを残すことができる これは、自然淘汰と呼ばれる、生存競争の中で有利な遺伝子が生き残っていくメカニズム

  • 利己的な遺伝子は、自身の複製を最大化するために生物をあやつる  例えば、利己的な遺伝子は、生物に繁殖行動を命令し、獲物を捕らえたり、敵から身を守るような行動をとらせる

『利己的な遺伝子』の論理は、人間社会にも当てはまるという見方ができます。 例えば、利己的な遺伝子の論理に基づくと、人間のアグレッシブな行動や利己的な行動は、遺伝子が自身の複製を最大化するために生物をあやつっている結果であると説明することができます。

『利己的な遺伝子』は、生物進化の仕組みを理解する上で画期的な書籍であり、生物学、心理学、社会学など様々な分野に大きな影響を与えました。

 生物進化や人間の存在意義に興味がある人なら、ぜひ一度読んでみることをおすすめします。

人間の生きる意味とは何か?
この命題に立ち向かうドーキンスの本を読めば、あなたのものの見方、考え方が一変するはずです!



【編集後記】
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