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美しいプレゼン資料を作ってみよう! 前田鎌利『プレゼン資料のデザイン図鑑』

はじめに強調しておきたいのが、本のかたちがパソコン画面と同じ比率で構成されていることです。そこに書道家にしてコンサル歴も名高い前田鎌利のセンスがきらりと光ります。『プレゼン資料のデザイン図鑑』は「見てマネするだけ」で効果的で美しいプレゼン資料を作成できるデザイン術を解説しています。うつくしさとわかりやすさを兼ね備えた、プレゼン美人秘書と言い換えても良いでしょう。

本書では、以下の内容が詳しく解説されています。

  • スライド設定: レイアウト、配色、フォント、余白などの基本的な設定について

  • キーメッセージ: 1枚のスライドに1つのメッセージを明確に伝える方法について

  • グラフ: 見やすく効果的なグラフの作成方法について

  • 図解: 複雑な情報をわかりやすく伝えるための図解テクニックについて

  • フローチャート: 論理的な流れをわかりやすく表現するためのフローチャートの作成方法について

  • 画像: プレゼンを効果的に彩るための画像の選び方と使い方について

  • アニメーション: 動きのあるプレゼンテーションを作るためのアニメーションの使い方について

本書には、400枚を超えるスライド実例が掲載されており、ビフォー・アフター形式で解説されているので、具体的なイメージを掴みながらデザインを学ぶことができます。美しさの法則やプレゼンの鉄則が徹底的に図解されています。

もちろんプレゼン資料作成の基礎知識も網羅されているので、初めてプレゼン資料を作成する人でも安心して読むことができます。

まずは手に取ってパラパラとページを繰ってみてください。小口(ページ断面)には、折り紙のように美しい配色がなされています。

主観的な意見になりますが、従来のプレゼン資料に関する本は「ザ・ビジネス指南書」といった感じで、デザインそのものの美しさに欠けていました。
つまるところ、前提から破綻しているのです。
そんな本に価値はあると思いますか?

『プレゼン資料のデザイン図鑑』は、プレゼン資料作成スキルを向上させたいすべての人におすすめの一冊です。

ぜひ、職場のデスクに常備していただき、あなたのキャリアをこの本のように美しく彩っていただきたいと思います。


【編集後記】
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