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第7回 『自信の作られ方』 part2 【結果を残す人がやっている自分の心の整え方】

【結果を残す人がやっている自分の心の整え方】というお題で全部で10個のテーマについてリコレクト所属のトレーナーに解説していただきます。

第1回『感情に振り回されてしまう原因と対策』part1 part2
第2回『ストレス軽減のために出来ること』part1 part2 part3 part4
第3回『怒りの感情と上手に付き合う方法』part1 part2
第4回『モチベーションを育てるために大切な要素』part1 part2
第5回『大切な場面で実力を発揮する方法』part1 part2
第6回『集中力が途切れたときに効果的な3STEPとは?!』part1 part2
第7回『自信の作られ方』part1 part2
第8回『自分で自己肯定感を積み重ねていく方法』part1 part2
第9回『目標達成のために必要なもの』part1 part2
第10回『コミュニケーションを円滑にする方法』part1 part2 part3 part4


各テーマに対してのアプローチ方法、解決の手助けになる方法などをお届けしていきます。

* * *

第7回 『自信の作られ方』

こちらのテーマについて、リコレクト所属の2名のトレーナーにアプローチ方法を解説していただきます。

part1  江口 泰弘トレーナー
part2 野中 泰揮トレーナー


part2では、野中 泰揮トレーナーのからのアプローチ方法になります。

* * *

自分に自信が持てない・・・

「自分に自信が持てない・・・」

こんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
自信を持って堂々と生きている人を見ると、「自分も自信のある人になりたい!」「自信を持って行動できればもっと良い結果が出せるはず!」と憧れを抱くものの、いざ我に返って冷静に考えてみると、「いやいや、あの人だから自信が持てるんだ」「自分なんかには無理だ」と現実を突きつけられてしまい、結局自信が持てない自分のまま・・・

実は、まさにかつての私がそうでした。せっかく自分に期待してくれている他人からの期待に応えられない。自分で決めた目標すら達成できない。そんな自分に自信が持てず悩んでばかりいました。しかし、リコレクトで自信が作られるメカニズムを知り、考え方をほんの少し変えただけで自分に自信持てるようになり、随分楽に生きられるようになったと実感しています。そこで今回はそんな自分の体験も踏まえ、『自信の作られ方』についてお伝えしていきます。

自信の作られ方


まず『自信の作られ方』の結論からお伝えすると、
自信は成功体験によって作られる

人は皆、日々様々な経験を積み重ねて生きています。
その経験のうち成功体験が多ければ自信のある人になれるし、逆に失敗体験が多ければ自信無い人になってしまうということです。

こう聞くと、「なんだ、結局成功できる能力の高い人が自信を持って生きられて、結局自分みたいな能力のない人は自信が持てないまま生きていくしかないのか・・・」
と途方に暮れてしまうかもしれませんが、大丈夫です!

なぜなら・・・

成功体験は能力に関係なく増やすことができるから

ん!?
成功に能力が関係ない?

いまいちピンとこないあなたのために、そもそも成功と失敗とは何なのかについて、WORKを通じて考えてみましょう。

WORK

【WORK①】
あなたにとっての最近の「成功体験」と「失敗体験」を書き出してみましょう。

いかがでしょうか?
ちなみに私の最近の「成功体験」は検定試験に合格したことです。6割得点できれば合格の検定で8割ほど得点して合格することができ、「やった!」と大きな達成感を持つことができました!!

さて、ここで1つ問題提起です。
もし私の目標が100点満点で合格することだったとしたら、どう感じていたでしょう?

そう、ここでの気づきは

同じ結果でも自分の捉え方次第で成功体験にも失敗体験にもなる

ということです。


この成功体験か失敗体験かをジャッジするラインのことを「OKライン」と言います。すなわち、自分の設定したOKラインを超える結果を残すことができると成功体験になり、OKラインを下回る結果に終わると失敗体験になるということです。

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先ほどの私の検定試験の例も、【合格】をOKラインにしていたからこそ成功体験となりましたが、もし【100点満点】をOKラインにしていたら失敗体験になっていたということです。

ここで皆さんがWORKで書き出したご自身の体験を振り返ってみてください。ご自身で決めたOKラインこそが、成功体験か失敗体験かを決定づけていることがよくご理解頂けるのではないか思います。


では、失敗体験が多いあなたが、成功体験を増やすにはどうすれば良いか?
その答えは、

OKラインを自分の実力で確実に達成できるラインに設定する

そう、成功体験は能力に関係なく増やすことができるのです。このように、失敗体験が多い原因が「あなた自身の能力のなさ」ではなく、単に「OKラインの設定方法」であることに気づくことができれば、途方に暮れる必要はありません。あくまで今のあなたのOKラインの設定方法が下手なだけで、上手にさえなれば自信が持てるということです。


では、ここからは具体的なOKラインの設定方法についてお伝えしていきます。

さて、先ほどの学びから、今まであなたに失敗体験が多く自信の持てない人になってしまった原因は、OKラインを自分の実力より高く設定して生きてきたからということになりますが、実はこれは決して珍しいことではありません。むしろ、

世の中の非常に多くの人が、OKラインを自分の実力より高く設定しすぎてしまい、結果的に自信を失ってしまっている

そう、あなただけではなく、多くの人がこの「OKラインを高く設定しすぎてしまう」という罠にはまっているというのです。一体なぜなのでしょうか?

それは、

相手の期待に応えることこそが成功と考えて、OKラインを相手の期待するライン、すなわち目標に合わせているから

えっ、でも特に仕事であれば、組織の目標にコミットしないなんて良くないんじゃないの?そんな疑問が出てきそうなので具体的な例で考えてみましょう。

例)1週間で契約を1件取る実力を持っているAさんとBさんに対し、上司から【1週間で契約を3件取る】という目標が与えられたとします。

このとき、OKラインを相手の期待するラインにしがちなAさんは「目標に掲げたからには何としても3件契約できなきゃダメだ!」と考え、一方でBさんは今の実力などを考えて「1件契約できればOK!」と考えました。図に表すと以下のようになりますが、果たして2人はどうなるでしょう。

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多くの場合「実力通りの契約1件」、かなり頑張っても「2倍の成果の契約2件」といった結果になる可能性が高いでしょう。そして、目標=OKラインに設定したAさんは「目標3件に達していない、全然だめだ・・・」と失敗体験をすることで自信を失い、一方BさんはOKラインをクリアして自信を付けることになります。

ここでの教訓は、

相手はあなたの実力などお構いなしに、ただ自分が得たい高い目標を与えてくる

だとすれば、

自分の実力に合わせた適切なOKラインを設定して着実に進む方が、成功体験を積み重なることができ、自信を付けることができる

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このように、相手の期待に振り回されず、あくまで自分の今の実力に即した「適切なOKラインの設定」を身に着けることで、能力に関係なく成功体験を積み重ねて自信を付けていくことができるようになります。


では、この学びを踏まえて2つ目のWORKをやってみましょう。

【WORK②】
これまでで、
・OKラインを適切に設定することで得た成功体験
・OKラインを高く設定しすぎることで得た失敗体験
 を書き出してみましょう。


いかがでしょうか?
あらためてご自身のこれまでの経験に照らし合わせて考えてみて頂くと、「そういわれてみれば、自分はOKラインを高く設定しすぎているのかもしれない」と実感されるのではないかと思います。

私も昔は相手の期待に翻弄され、いつもその期待に応えられない自分がダメな人間だと考え自信を失っていました。

しかし、このOKラインの考え方を身に着けてからは、「目標は高くて達成できなかったけど、着実に今の自分の実力に即した成果は出すことが出来た!」と自分にOKをあげることができるようになりました。

そして、この「できた!」という成功体験が自信を作り、その「やればできる!」という自信が行動を促進させることで、成果を出せる自分にまで生まれ変わることができました!

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いかがでしたでしょうか。
「自信は自分で作れる!」この気づきをぜひ持ち帰って頂き、OKラインを使って自信の持てる自分に、さらには成果を出せる自分に生まれ変わっていきましょう!

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最後までご覧いただきありがとうございました。
少しでも悩みを抱えている方のお役に立てますように。
今後ともリコレクト公式noteをよろしくお願いいたします。

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