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第4回 『モチベーションを育てるために大切な要素』 part1 【結果を残す人がやっている自分の心の整え方】

【結果を残す人がやっている自分の心の整え方】というお題で全部で10個のテーマについてリコレクト所属のトレーナーに解説していただきます。

第1回『感情に振り回されてしまう原因と対策』part1 part2
第2回『ストレス軽減のために出来ること』part1 part2 part3 part4
第3回『怒りの感情と上手に付き合う方法』part1 part2
第4回『モチベーションを育てるために大切な要素』part1 part2
第5回『大切な場面で実力を発揮する方法』part1 part2
第6回『集中力が途切れたときに効果的な3STEPとは?!』part1 part2
第7回『自信の作られ方』part1 part2
第8回『自分で自己肯定感を積み重ねていく方法』part1 part2
第9回『目標達成のために必要なもの』part1 part2
第10回『コミュニケーションを円滑にする方法』part1 part2 part3 part4

各テーマに対してのアプローチ方法、解決の手助けになる方法などをお届けしていきます。

* * *

第4回『モチベーションを育てるために大切な要素

こちらのテーマについて、リコレクト所属の2名のトレーナーにアプローチ方法を解説していただきます。

part1  野中 泰揮トレーナー
part2 江口 泰弘トレーナー

part1では、野中 泰揮トレーナーのからのアプローチ方法になります。

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野中 泰揮トレーナーのからのアプローチ

やる気を持続させる方法

コロナで自宅待機を続けていたら太ってしまった・・・
よしダイエットを始めよう!

そんな方も多いのではないでしょうか?そこで今回はせっかくの取り組みが三日坊主で終わらないために必要な「やる気を持続させる方法」についてお伝えしていきます。

さて、今回のテーマである「やる気」ですが、実は「テンション」と「モチベーション」という2つに大別されます。

若手お笑い芸人が「テンションぶち上げ~!」なんて言っているように、テンションにはこんな特徴があります。

 ・瞬間的に上げられる
 ・短時間しか持続されない
 ・外部要因の影響を受けやすい

その場の雰囲気で気分が乗っちゃえばグンっとあげられるけど、ノリが過ぎてしまえば一気に元に戻るといった感じの【不安定なやる気】、これがテンションです。

そして実はこのテンションこそが三日坊主を引き起こす一番の原因です。
例えば冒頭のダイエットを例に考えてみましょう。

「友達から少し太った?と言われた」といったちょっとした出来事(外部要因)をきっかけに「よし、やるぞ!」とダイエットを決意。
最初はやる気MAXで筋トレ&ランニング&食事制限で体重減に成功したものの、停滞期に入ると一気にやる気が無くなってあえなく断念、むしろリバウンドしてしまった・・・

これ、めちゃくちゃある三日坊主の王道パターン!

ワークをやってみよう

ではここで1つワークをやってみましょう。

<WORK①>

過去に「テンション」で取り組んだ出来事とその時の感情を書き出してみましょう。

私の場合、一時はまったのが「開脚」。もともと体が硬い方で、ある書籍が売れて巷でブームになったときに自分もやってみようと思って始めましたが、次第に「めんどくさいなぁ~」「そもそもこれってなんでやってるんだっけ?」といった感情が出てきて、まあ続きませんでしたね・・・

じゃあ何がいけないって?それは、

何となくで始めてるから何となくで終わってしまう

そう、結局何となくで始めたことは、何となくでも成果が出る時期は楽しいけど、乗り越えられない壁が出てきたときに、「いやいや、そもそもそんなに真剣にやるつもりじゃないから」となって辞めてしまう。開脚も完全に何となくでしたね。でも、

結局は真剣にやらないと結果は出ない。
これが現実。

現実はそんなに甘くない!だからこそ、何かを継続して取り組もうとする際に、「そもそもこれって真剣にやる意味あるのかな?」と自問自答したうえで、「やっぱりこれは今後の自分のためにも絶対やり遂げたい!」と真剣にやる覚悟を持てるかことなのかどうかを吟味することがとても重要です。

そして、「そうでもないな~」ということはそもそもやらない!時間の無駄!何となくでやってラッキーで成果出るなんてまあないから!と割り切る勇気を持ちましょう。


さて、一方のモチベーションはどうでしょう?モチベーションの特徴はこんな感じです。

 ・長い時間をかけて徐々に上がる
 ・一度上がると下がりにくい
 ・外部環境の影響を受けにくい

最初はあまり乗り気じゃなくても、できると徐々に楽しくなってきて、いつの間にかもっと追求したくなってる!このように達成感ややりがいを餌に少しずつ育てる【安定したやる気】がモチベーションなのです。

そして、達成感ややりがいのもととなるのが、

「できた!」という体験

「自分で決めた行動ができた!」
「自分で決めた目標が達成できた!」
といったように、「できた!」という成功体験によって達成感ややりがいを感じ、「もっとやりたい!」といった更なる行動促進につながります。

そこで大切なのが

継続できることに取り組むこと

実は取り組み初期に高すぎる目標を掲げた結果、「できない・・・」を積み重ねて挫折してしまう方がほとんど。
なので、高すぎる期待を今の自分の実力に即したレベルに適正化したうえで取り組むことが大切なんです。そこから自分の成長に合わせて少しずつ取り組みレベルをあげていけば大丈夫!

ダイエットで例えるなら、
毎日5キロ走る ⇒ 毎日ランニングウェアーに着替えて外に出る

「いやいや、外に出るだけじゃ痩せないじゃん!」とすぐさま突っ込みが入りそうですが、それでいいんです。

なぜなら、

「できた!」を味わうことが目的だから。
大切なのは、「今自分が頑張ればできること」を目標にすることで「できた!」を積み重ねること。

これによってモチベーションという安定したやる気が育ち、行動が持続することによって最終的に結果が出るというスパイラルを生み出します。

整理するとこんな感じですかね。

 × 高すぎる目標⇒ダメだ⇒自己否定感⇒行動止まる⇒結果でない
 〇 適切な目標⇒できた⇒自己肯定感⇒行動促進⇒結果が出る!

では、この適切な目標設定のために2つ目のワークをやっていきましょう。

<WORK②>

過去に目標が高すぎて挫折してしまった出来事を思い出し、適切目標を設定してみましょう。

あらためて振り返ってみると、いかに自分に期待値の高い目標設定をしていたのかが理解できたのではないでしょうか。ぜひこの教訓をもとに、適切な目標設定で自信を付けて結果を出すというプロセスを身に着けていきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?
まずは真剣に取り組むべきことに焦点を定め、焦らず今できることを着実に積み上げることでモチベーションという安定したやる気を育てることが成果への近道であることを肝に銘じ、三日坊主を克服していきましょう!

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
part2では、同じテーマで江口 泰弘トレーナーの解説をお届けいたします。

少しでも悩みを抱えている方のお役に立てますように。
今後ともリコレクト公式noteをよろしくお願いいたします。


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