第4回 『モチベーションを育てるために大切な要素』 part2 【結果を残す人がやっている自分の心の整え方】

【結果を残す人がやっている自分の心の整え方】というお題で全部で10個のテーマについてリコレクト所属のトレーナーに解説していただきます。

第1回『感情に振り回されてしまう原因と対策』part1 part2
第2回『ストレス軽減のために出来ること』part1 part2 part3 part4
第3回『怒りの感情と上手に付き合う方法』part1 part2
第4回『モチベーションを育てるために大切な要素』part1 part2
第5回『大切な場面で実力を発揮する方法』part1 part2
第6回『集中力が途切れたときに効果的な3STEPとは?!』part1 part2
第7回『自信の作られ方』part1 part2
第8回『自分で自己肯定感を積み重ねていく方法』part1 part2
第9回『目標達成のために必要なもの』part1 part2
第10回『コミュニケーションを円滑にする方法』part1 part2 part3 part4

各テーマに対してのアプローチ方法、解決の手助けになる方法などをお届けしていきます。

* * *

第4回『モチベーションを育てるために大切な要素

こちらのテーマについて、リコレクト所属の2名のトレーナーにアプローチ方法を解説していただきます。

part1  野中 泰揮トレーナー
part2 江口 泰弘トレーナー

part2では、江口 泰弘トレーナーのからのアプローチ方法になります。

* * *

江口 泰弘トレーナーのからのアプローチ

『モチベーションを育てるために大切な要素』

ダイエット、禁煙、習い事、勉強や練習など‥やろうと決心したのにやる気が続かないのはよくある事ですね。

なぜ続かなくなるのでしょうか?

やる気には2種類あります。
一つは「モチベーション」
そしてもう一つが「テンション」です。

もしかすると、その続かなかった事は「テンション」によるものだったのかも知れません。

この2つは一見、似ているものに見えますが、実は明確な違いがあります。
よく「おかげでテンションが上がった!」とか、逆に「そんな事聞いたらテンション下がるわー。。」といった使い方をしますが、まさにテンションは急激に上がったり下がったりするもので長続きせず不安定です。
逆に言うと短期的な目標には有効でもあります。
また、外から与えられるもの(報酬、名誉、評価、叱咤、激励、強制など)に影響を受けやすいのも特徴です。
「みんな、今日乗り切ったら美味しい焼肉が待ってるぞ!俺の奢りだ!」と上司から言われて「よっしゃー!」となるのはこれです。

給与は見た目にも分かりやすいですし、誰かに褒められたり叱られたり、励まされたり、音楽を聴いて気持ちを高めたり、といった事で高められるやる気ですね。
しかしそれらが無いと、その行動はストップする訳です。

例えば、

「あの〇〇っていう女優さん、細くてかわいい!あんな風になりたい!」

と思ってダイエットを始めるとします。

「ジョギングを毎日始めよう!それから仕事の合間の間食も止めよう!」

と決めます。

しかし、数日経つと、

「今日は眠いし、ジョギングは明日にしようかな。。」
「仕事で結果出したし、今日はご褒美スイーツ買って帰ろう」

といった考えになってきます。

いつの間にか、当初の "やりたい" という気持ちが弱まってきた状態ですね。
それが続くと、

「あー、今日もやらなかった。やっぱりダメね。」
「どうせ〇〇みたいなスタイルになんかなれないわよ。」

と考えるようになります。

やりたい、よりも "しなきゃいけない" と思うようになり、しかも "出来ない自分" を否定する状態です。
こうなるともう「ダイエットをする」という行動はストップしてしまいます。

一方、モチベーションは長期的な目標や願望の達成に必要なやる気で、一度高まると外から与えられるもの有る無しに関わらず、安定的に保たれることが特徴です。
また、内から与えられる動機づけ、つまり

自分の "感情" や "やりがい" によって育てられるものです。

外からまたは内からの動機づけによるモチベーションへの影響の仕方は人によって違います。
得られる報酬や名誉が重要な人もいれば、それ自体が楽しい、心地よい、好き、嬉しいという感情が湧き上がる、あるいは負けたくない、悔しいという感情があるからやる場合もあるでしょう。

もし本当に女優やモデルなど、報酬や評価に直結する職業なら別ですが、そうでなければダイエットをする事で、どんな感情になりたいのでしょう?

自身が変化していくことが楽しい、友人から褒められてウキウキする、彼氏が出来たら嬉しい、達成感を得たい、あるいはジョギングそのものが心地よいかも知れませんし、友人を誘って一緒にやればさらに楽しくなる事も考えられます。

自身自身に問いかけよう

もし今あなたがやりたいことがあるけども、なかなかやる気が上がらないならば

「自分はそれを成すことでどんな自分になりたいのか?どんな感情になりたいのか?」

と自身に問いかけ、書き出してみてください。
自分にとってその行動をする動機づけは何が重要なのかを知るのです。

それからもう一つ、行動が止まってしまう要因があります。
それは、「高すぎる目標設定」です。

「〇〇みたいに細くなる」
「そのために毎日ジョギングして、間食は絶対しない」
という高い目標だけを最初から掲げてしまうと、途中で現実とのギャップの大きさを感じ、先ほど述べたように「ダメだ‥」と自己否定感を重ねる事になります。

なので、
「いきなり毎日は難しいから週2回30分のジョギングからやってみよう」
「週末だけはスイーツを食べても良いことにしよう」
などから始めて、それが出来たら「OK、いいね!」と自分を褒めてあげることです。
出来ない経験をさせて自己否定感を重ねるのでは無く、出来ることを積み重ねて自己肯定感を経験させてあげる。
それによりモチベーションは育ちます。

"これなら出来る" という目標をクリアしたら、ジョギングの回数や距離・時間を少しずつ伸ばしたり、スイーツの量や回数を減らしたりして、それが出来たらまた自分を褒めてあげることを繰り返していくわけですね。
このように、あなたのやりたい事に対しても、まずは高すぎない目標設定から始めてみてください。

まとめ

モチベーションを育てるための要素、まとめです。

①どんな自分になりたいのか、どんな感情になりたい欲求があるのかを書き出してみる
② その感情を伴った行動目標を設定する
③最初から高すぎる目標設定をしない。出来ることから設定する④それをクリアしたら「OK、いいね!」自身を褒めてあげる
⑤少しずつ目標のレベルを上げつつ自己肯定感を育てていく

* * *

最後までご覧いただきありがとうございました。

少しでも悩みを抱えている方のお役に立てますように。
今後ともリコレクト公式noteをよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?