第1回 『感情に振り回されてしまう原因と対策』 part1 【結果を残す人がやっている自分の心の整え方】
【結果を残す人がやっている自分の心の整え方】というお題で全部で10個のテーマについてリコレクト所属のトレーナーに解説していただきます。
第1回『感情に振り回されてしまう原因と対策』part1 part2
第2回『ストレス軽減のために出来ること』part1 part2 part3 part4
第3回『怒りの感情と上手に付き合う方法』part1 part2
第4回『モチベーションを育てるために大切な要素』part1 part2
第5回『大切な場面で実力を発揮する方法』part1 part2
第6回『集中力が途切れたときに効果的な3STEPとは?!』part1 part2
第7回『自信の作られ方』part1 part2
第8回『自分で自己肯定感を積み重ねていく方法』part1 part2
第9回『目標達成のために必要なもの』part1 part2
第10回『コミュニケーションを円滑にする方法』part1 part2 part3 part4
各テーマに対してのアプローチ方法、解決の手助けになる方法などをお届けしていきます。
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第1回『感情に振り回されてしまう原因と対策』
こちらのテーマについて、リコレクト所属の2名のトレーナーにアプローチ方法を解説していただきます。
part1 野中 泰揮トレーナー
part2 江口 泰弘トレーナー
part1では、野中 泰揮トレーナーのアプローチ方法になります。
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野中 泰揮トレーナーのアプローチ
「思わずカッとなって怒鳴ってしまった・・・」
あなたは感情任せの衝動的な行動のせいで後悔した経験はありませんか。
こんな悩みをお持ちの方のために、今回は感情に振り回されてしまう原因と対策についてお伝えしていきます。
ところで、感情的になるのってどんな場面ですか?
「相手があまりにも不快で自分には受け入れられない!」
そんな場面ではないでしょうか。
そして、そこで湧いてくるのが、
「この不快さを相手にもわからせたい!」
という気持ち。
では、どうやってわからせるか?
そう、その方法こそが、
「感情的になること」
通常、人は出来事に対し「心で感じる(感情)→脳で考える(思考)→身体で行動する(行動)」というプロセスを取るため、
感情のまま行動することはありません。
しかし、相手に自分の気持ちをわからせるために、あえて
「この不快な気持ち、どうしてくれるんですか!」
と思考を省き感情のままに行動する。これが人が感情的になるメカニズムです。
このメカニズムを、上司が部下に対して感情的になる事例で考えてみましょう。
上司(何度も指導してきたのに、また同じ過ちを繰り返しやがって!許せない!!)
「お前、何度同じ過ちを繰り返せば気が済むんだ!!」
部下「はい、すいません、、、」
(あ~あ、やっぱり怒鳴られた。最悪だ、、、)
上司(こいつ、全然反省してないな。このやろう!)
「すいませんじゃないんだよ!いい加減にしろ!!」
部下「はい、二度と繰り返さないように反省します、、、」
(でもなかなかうまくできないんだよな。どうすればいいんだろう、、、)
このように人が感情的になる根底には、「相手を変えたい」という欲があります。
しかし、他人をコントロールすることはできません。
いくら強く言ったところで、根本的な解決に取り組まなければ結果は変わりません。
だからこそ、思い通りにならずに余計にイライラしてしまう・・・
では、どうすればよいのでしょうか。
STEP1:気づく
まずは、他人というコントロールできないものに意識が向いている自分に気づくことが大切です。イライラや不安といった感情は気づきのサインになります。このような感情が沸いたときに、「他人のせいにしてないかな?」と確認する癖をつけてみましょう。
上司(何度も指導してきたのに、また同じ過ちを繰り返しやがって!許せない!!)
(あっ、今イライラしてるな。そうか、こいつのせいにしようとしてるからか。)
STEP2:止める
次に、欲のままの行動を止めることです。
他人はコントロールできないと認識する癖をつけることで、行動を止められるようになります。
上司(許せないけど、このまま怒鳴り散らしても何も根本的な解決にはならないはずだ。)
(何か別の方法を考えよう。)
STEP3:戻す
最後は、自分がコントロールできることに関心を戻すことです。
相手を変えたいという欲自体が無くなれば、感情のままに行動することも無くなります。
上司(自分に何ができるかな?うまくできない原因を取り除いてやることはできないかな)
「同じ過ちを繰り返しているようだけど、何か考えられる原因はあるのかな?」
部下(あれっ?怒鳴られるかと思ったら、オレの話聞いてくれるんだ!そう言われれば、、、)
「実は、いつもここで躓いてうまくいかないんですよ。」
上司「そうか!じゃあそこに一緒に取り組んでみようか!」
部下「はい、ありがとうございます!!」
いかがでしたでしょうか?
感情的な行動はその場しのぎで根本的な解決にはつながりません。
他人を変えるのではなく、自分が変わることしかできないということを認識し、まずは「気づく」ことに日頃から意識的に取り組むことで、感情に振り回されない自分への第一歩を踏み出してみましょう。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
part2では、同じテーマで江口 泰弘トレーナーの解説をお届けいたします。
少しでも悩みを抱えている方のお役に立てますように。
今後ともリコレクト公式noteをよろしくお願いいたします。
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