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第8回 『自分で自己肯定感を積み重ねていく方法』 part2 【結果を残す人がやっている自分の心の整え方】

【結果を残す人がやっている自分の心の整え方】というお題で全部で10個のテーマについてリコレクト所属のトレーナーに解説していただきます。

第1回『感情に振り回されてしまう原因と対策』part1 part2
第2回『ストレス軽減のために出来ること』part1 part2 part3 part4
第3回『怒りの感情と上手に付き合う方法』part1 part2
第4回『モチベーションを育てるために大切な要素』part1 part2
第5回『大切な場面で実力を発揮する方法』part1 part2
第6回『集中力が途切れたときに効果的な3STEPとは?!』part1 part2
第7回『自信の作られ方』part1 part2
第8回『自分で自己肯定感を積み重ねていく方法』part1 part2
第9回『目標達成のために必要なもの』part1 part2
第10回『コミュニケーションを円滑にする方法』part1 part2 part3 part4


各テーマに対してのアプローチ方法、解決の手助けになる方法などをお届けしていきます。

* * *

第8回 『自分で自己肯定感を積み重ねていく方法

こちらのテーマについて、リコレクト所属の2名のトレーナーにアプローチ方法を解説していただきます。

part1 谷口 哲トレーナー
part2 江口 泰弘トレーナー


part2では、江口 泰弘トレーナーのからのアプローチ方法になります。

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自分で自己肯定感を積み重ねていく方法

前回の「自信のつくられ方」で "OKラインの設定と承認" によって、自己肯定感を高める方法をお伝えしました。
もし小さなステップアップにチャレンジしてうまくいかなかったとしても、チャレンジした事実にOKをあげる(承認する)ことはできます。どんな自分も認めてあげることは、何かを成し遂げる力になっていきます。

脳はすべて聴いている

しかしコロナ禍により、なかなか行動することが難しい方が多くおられます。
全国の精神保健福祉センターには「不安でおかしくなりそう」「うつ状態になりやる気が起きない」「外出自粛でストレスがたまる」などメンタルヘルスの不調に関する多くの相談が寄せられ、厚生労働省も調査を進めているようです。

このような不安や恐怖に振り回されやすい状況下では、「自分には価値が無いのではないか」といった自己否定感に苛まれやすくなります。
そういう時に、出来ることは他にもいくつかあります。

その一つは、自分が使っているネガティブな言葉に気づき、それをポジティブな内容に変えることです。
例えば、

「どうせ無理だ」
「もうだめだ」
「最悪だ」

こんな言葉をよく思ったり、つぶやいていたりしていないでしょうか。そうであっても、責める必要はまったくありません。
ただ、これらを私たちの脳はすべて聴いています。
そうすると、脳はその聴いた言葉の通りに達成するよう、活動し始めます。

マザーテレサがこんな言葉を遺しています。
「思考や言葉は、行動や習慣になり、やがて運命になるから気をつけなさい」

自分の思考・言葉には運命をも変える力があるようです。ですから、どんな時も自分自身に良い言葉をかけ続けてあげましょう。それが習慣になるまで、です。
重ねて言いますが、ネガティブな言葉を使っていた自身を責める必要はありません。
そんな自分も受け入れた上で、例えば、先ほどの言葉ならこんな風に変えられるかも知れません。

「どうせ無理だ」→「何とかなるか」
「もうだめだ」→「まだやれることはあるよな」
「最悪だ」→「最高だ!ここから何か学べるかも」

まずはこのような言葉に気づき、ポジティブなものに変えてみましょう。

ところで、ちょっと想像して頂きたいのですが

「どうせ無理だ」
「もうだめだ」
「最悪だ」

このような自己否定に陥っている時、人はどんな表情、どんな姿勢、どんな歩き方になっているでしょうか?
表情は暗く、うなだれて、トボトボ歩いていることが想像できますね。

私は20年、理学療法士として人の身体を見てきましたが、明確に言えることがあります。それは、

こころの状態はからだの状態に影響する。
そして
からだの状態はこころの状態に影響する。

ということです。
例えば、満面の笑顔で他人を叱ることは出来ませんし、肩を落とし、猫背の状態で人生で一番楽しかった思い出を思い出すのは簡単なことではありません。
自信に満ちている人や、やる気がみなぎっている人の表情や姿勢、歩き方はどうなっているでしょう。
笑顔で、背筋がピンと伸びて、颯爽と歩いていることが想像できます。

笑顔をつくると、笑顔のための表情筋が使われ、その筋肉の動きの感覚は脳に伝えられ、これまでの楽しかったことや嬉しかったことに同期し、ドーパミンという快楽ホルモンが分泌されます。
「いけるぞ」「おもしろくなってきた」「ラッキーだな」こういう言葉を口から発すると、これらの言葉を言うための口、舌の筋肉が使われ、その筋肉の動きの感覚は脳に伝えられ、さらに聴覚はそれらの言葉を聴き、これまでのポジティブなことに同期します。
背筋を伸ばしダイナミックに歩くと、同じようなことが脳内で起こります。

このように表情や姿勢・行動が心の変容をもたらすことは、身体心理学という研究分野で証明されています。

どんな自分でも価値がある存在だと自分で認められるように、まずは言葉、表情、姿勢、振る舞いを少しずつ変えてみませんか?

例えば、どれか一つでも良いです。
朝起きて、背伸びをし「今日もラッキーだ」と言ってみましょう。
歯を磨きながら、鏡の前で笑顔を作り「楽しい一日になるぞ」と思ってみましょう。
背筋を伸ばし、いつもより少し大股で歩いてみましょう。

ほら、今も
「そんなのやってられない」→「やってみたら何か起こるかも」
で、ぜひ一歩踏み出してみてください。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

少しでも悩みを抱えている方のお役に立てますように。
今後ともリコレクト公式noteをよろしくお願いいたします。


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