柚月

ぽつらぽつら言葉を落としていきたいです

柚月

ぽつらぽつら言葉を落としていきたいです

記事一覧

5枚目 走り書き

わたしは、福祉の現場の片隅で働いています。緊急事態宣言が出たからリモートとはいかない仕事なので、明日もお仕事。 なんならこの春入職。ひどく大変なときに入ってしま…

柚月
4年前
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4枚目 決めるのにがて(永遠の出口/森絵都)

緊急事態宣言が出るみたい。とりあえずスーパーに行ったけど、さほど変わらずだった。明日にはまたものがなくなるのかな。 慌てて買いだめする人と買いだめに怒る人、その…

柚月
4年前
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3枚目 生活はたいへん(ハンドメイドホーム/大森靖子)

金曜に大量に買った食材をなんとかすべく、切ったり下味つけたりあわあわ。引っ越してキッチンが狭くなったのと、要領の悪さで1工程ずつしかできないのが面倒だな。はやく…

柚月
4年前
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2枚目 選びとるについて (深海/レルエ)

昨日は、映画を観てたら残り20分で寝てしまった。配信が昨日までだったから、もう観られない。たぶん、この先観ることもないんだと思う。 決してその映画がつまらなかった…

柚月
4年前
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1枚目 新卒研修おわり

毎日書く、ということを義務とするとすぐしんどくなることは今までの人生で分かってるから○枚目と数えてみることにした。 新入社員研修を2日受けて、明日からはもう現場…

柚月
4年前
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表紙 はじまりのこと

3月はたくさんのしんどいがあった。  2月からぐわわと周りの環境と自分の立ち位置が変わっていって、コロナや他のことに関するいろいろもあって、心のどこかがズンとして…

柚月
4年前
3

向こう側の私へ

紡がれた言葉を身体に落とすこと あの歌に思いを載せることで辛うじて生きていられた 私の中から言葉は生まれないから 澱になって積もってゆくだけ 鈍痛と重みに身を任せ…

柚月
5年前
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見つけられなかった彼女へ

ふいに母親からきた連絡。同級生の名前を聞かれた。 彼女の名前を答えると「亡くなったみたいよ」とひとことだけ返ってきた。 私はまだ20で、大学生で。 あまりにも唐突な…

柚月
5年前
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5枚目 走り書き

わたしは、福祉の現場の片隅で働いています。緊急事態宣言が出たからリモートとはいかない仕事なので、明日もお仕事。

なんならこの春入職。ひどく大変なときに入ってしまったなと思いつつ、去年じゃなくてよかったと思っているのも事実。たぶん、去年だったらわたしはお気持ちの状態が悪くなってたんだろうな。

もともと1人でいるのは好き。おこもりの日を決めるくらいには出不精なタイプ。撮り溜めた映画やドラマといろん

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4枚目 決めるのにがて(永遠の出口/森絵都)

緊急事態宣言が出るみたい。とりあえずスーパーに行ったけど、さほど変わらずだった。明日にはまたものがなくなるのかな。

慌てて買いだめする人と買いだめに怒る人、その時々の必要な量しか買わない人。

色んな考え方があるけれど、わたしは元々買いだめしがちな人間。
「これ食べたい!」と「安くなってる!」と「買わなきゃ」とがぐるぐるせめぎ合う。結果、1週間余裕で生きられるくらいのものを手に入れてしまう。

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3枚目 生活はたいへん(ハンドメイドホーム/大森靖子)

金曜に大量に買った食材をなんとかすべく、切ったり下味つけたりあわあわ。引っ越してキッチンが狭くなったのと、要領の悪さで1工程ずつしかできないのが面倒だな。はやく卓上IHを買おう。

シフト制のお仕事だから、次の2連休は4月終わりまでない。しょうがないので、お部屋の片付けもした。

大学から一人暮らしをしてもう5年目。一向に生活には慣れない。
今も、衛生環境低めのラインで生活してる自覚がある。
ぐわ

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2枚目 選びとるについて (深海/レルエ)

2枚目 選びとるについて (深海/レルエ)

昨日は、映画を観てたら残り20分で寝てしまった。配信が昨日までだったから、もう観られない。たぶん、この先観ることもないんだと思う。

決してその映画がつまらなかった訳じゃなくて、単に初出勤で疲れてた。あと、あんまり得意とは言えないウォッカベースの缶を飲んでしまったからかな。9%だったの味はおいしかった。でも、これもたぶんもう買わない。

何かとの出会いや別れって、きっとそれくらいのものなんだ。

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1枚目 新卒研修おわり

毎日書く、ということを義務とするとすぐしんどくなることは今までの人生で分かってるから○枚目と数えてみることにした。

新入社員研修を2日受けて、明日からはもう現場。
といっても、配属先でバイトしてたからあんまり実感ないんだけど。

社会人とは、責任・自主性・成果なんて話を聞いているとき、私というもの以外のだれがここに座っていたとしても変わらないのかもしれないと思った。

そういうことを、"私だから

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表紙 はじまりのこと

3月はたくさんのしんどいがあった。 

2月からぐわわと周りの環境と自分の立ち位置が変わっていって、コロナや他のことに関するいろいろもあって、心のどこかがズンとしていた感じ。

どこか自分のことばを失ってた。

だからインプットにインプットを重ねて、感情を揺らしてたら4月になった。

今日からは少しずつアウトプットに向かっていきたいな、と思って綴ってみることにしたんだよ。

徒然なるままにことばが

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向こう側の私へ

紡がれた言葉を身体に落とすこと
あの歌に思いを載せることで辛うじて生きていられた

私の中から言葉は生まれないから
澱になって積もってゆくだけ

鈍痛と重みに身を任せ、今日も向こう側へ向かう

夢の中の私は醜い人間だな
眠りが安らぎでなくなったのはいつからだったかな

こちら側は決して素敵な安らぎの場ではないのだけれど

エアコンや換気扇から聞こえる音がほんとうに耳障りだ

消せないから重ねて重ね

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見つけられなかった彼女へ

見つけられなかった彼女へ

ふいに母親からきた連絡。同級生の名前を聞かれた。
彼女の名前を答えると「亡くなったみたいよ」とひとことだけ返ってきた。

私はまだ20で、大学生で。
あまりにも唐突な訃報にこころがしんとした。

母は医療法人で働いていて、たまたま日報に出てたのを見た。病院に運ばれてきた時はすでに心肺停止だったらしいと。

慌てて訃報を調べた。なにも出てこなかった。
どうして、どのように死んでしまったのかなんにも分

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