Athlètes Sans Frontières

山を憧れる平地民

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山を憧れる平地民

記事一覧

ヨーロッパ周遊時にはスイスに対応したSIMカードを購入しよう

EU加盟国(フランスなど)で有効なSIMを利用していると、EU加盟国の他国でも追加料金なしでローミングを利用できます。 これをEUローミングと呼びます。 EUローミングは少し…

エールフランスで輪行してみた

Air Franceでロードバイク輪行する機会があったのでメモ。 ポイント航空券の購入後にロードバイクを追加(€100) 48時間前までに申請すること チェックインカウンターで…

ウルトラマラソン世界記録保持者のカミーユ・ヘロンは練習で長距離を走らない

ウルトラランニング界で数々の世界記録を打ち立ててきたアメリカ人女性ランナーのカミーユ・ヘロン(Camille Herron)はトレーニング方法が特徴的です。 ウルトラランニング…

トレイルランナーに筋トレは必要?

トレイルランナーのDylan BowmanやTimothy Olsonのコーチとしても知られ、CTSでウルトラランニングのヘッドコーチを務めるJason Koopがウルトラランナー向けの筋トレを解説…

TDS 2021の完走ポイントを2019年レースのDNFから分析

UTMB TDSは2019からコースが大幅に変更されました。 121km / 7,300mD+ / 33時間制限から 145km / 9,100mD+/42時間 へと、より長く、より山岳なコースになりました。 Trac…

日本人UTMB完走者は制限時間直前にゴールしている

海外レースに参加したときに、出身が同じ人と行動をともにすると、心理的不安を軽減できます。 ペースを確認せずに、自国民が多いボリュームゾーンで行動をともにしたらど…

UTMB 2021参加者の居住国はどこ?

世界最大規模のトレイルレース UTMB®︎ は 2021年8月下旬に開催予定です。 今年はポストコロナ後、初の開催です。 2020年のUTMBは新型コロナウィルスのパンデミックのた…

平地でも山岳系トレイルのトレーニングをしたい

山が身近にない平地民にとって、山岳系トレイルレースに向けたトレーニングをどのように行うか、いつも頭を悩ませている。 私自身、2時間程度の移動では、最大標高が200m…

ロードバイク乗りに筋トレは必要?

ロードバイク乗りにとって筋トレは必要なのか? ・サイクリングは有酸素運動 ・バルクアップした体型が有利なわけではなく、体重は軽いほうが有利 といったことから、筋ト…

トレイルランナー小原将寿さんの100 miles 100 timesでの求道者っぷりが面白い

UTMB 2019 8位、UTMF 2019 4位(日本人1位)といった輝かしい経歴のある、サラリーマントレイルランナーの小原将寿さん。 メディアへの露出が少ないので、謎に包まれている…

サイクリストに最適なクロストレーニングは?

クロストレーニングの狙い メイン以外の競技でトレーニングをすることをクロストレーニングと呼ぶ。例えば、サイクリストが水泳やランニングをトレーニングに組み込むこと…

ロードバイク乗り向けベーストレーニング。あるいは、いつも低負荷だとダメだよという話

オフシーズンの鉄板メニューは低負荷・長時間ライドオフシーズンということでベーストレーニングシーズン真っ盛り。 オフシーズン中の伝統的な持久系トレーニングの定番は…

ヨーロッパ周遊時にはスイスに対応したSIMカードを購入しよう

ヨーロッパ周遊時にはスイスに対応したSIMカードを購入しよう

EU加盟国(フランスなど)で有効なSIMを利用していると、EU加盟国の他国でも追加料金なしでローミングを利用できます。
これをEUローミングと呼びます。

EUローミングは少し緩く運用され、多くの通信プロバイダーではEU加盟国でないイギリスやノルウェイでも無料でローミング可能です。

しかし、スイスは注意が必要です。

スイスはEUに加盟しておらず、一部の通信プロバイダーの特定プランを除き、無料ロ

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エールフランスで輪行してみた

エールフランスで輪行してみた

Air Franceでロードバイク輪行する機会があったのでメモ。

ポイント航空券の購入後にロードバイクを追加(€100)

48時間前までに申請すること

チェックインカウンターでもバイクケースを購入可能

航空券の購入後にロードバイクを追加航空会社によっては、チケット購入時にスポーツ用品も追加できるが、エールフランス・KLMの場合、チケット購入後にロードバイク用の荷物を追加購入する。
フライト

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ウルトラマラソン世界記録保持者のカミーユ・ヘロンは練習で長距離を走らない

ウルトラマラソン世界記録保持者のカミーユ・ヘロンは練習で長距離を走らない

ウルトラランニング界で数々の世界記録を打ち立ててきたアメリカ人女性ランナーのカミーユ・ヘロン(Camille Herron)はトレーニング方法が特徴的です。

ウルトラランニングのトレーニングでイメージしそうな、一度にたくさんの距離を走ったり、2日連続でロングラン(back-to-back)すると言ったトレーニングはやりません。

2022年2月にJackpot Ultra Running Fes

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トレイルランナーに筋トレは必要?

トレイルランナーに筋トレは必要?

トレイルランナーのDylan BowmanやTimothy Olsonのコーチとしても知られ、CTSでウルトラランニングのヘッドコーチを務めるJason Koopがウルトラランナー向けの筋トレを解説していたので、簡単にまとめてみた。

筋トレには否定的Jason Koopは筋トレに一定の効果があることは認めるものの、一般ランナーがトレーニングの一部に組み込むことには否定的です。

ランナーにとって

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TDS 2021の完走ポイントを2019年レースのDNFから分析

TDS 2021の完走ポイントを2019年レースのDNFから分析

UTMB TDSは2019からコースが大幅に変更されました。

121km / 7,300mD+ / 33時間制限から 145km / 9,100mD+/42時間 へと、より長く、より山岳なコースになりました。

Trace de trail : TDS 2020

ITRAのFinisher Levelも390から410へ20ポイント増えています(UTMBは420)。

TDSの新コースはあまり

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日本人UTMB完走者は制限時間直前にゴールしている

日本人UTMB完走者は制限時間直前にゴールしている

海外レースに参加したときに、出身が同じ人と行動をともにすると、心理的不安を軽減できます。

ペースを確認せずに、自国民が多いボリュームゾーンで行動をともにしたらどういう結果が待ち受けているのか?

UTMB完走者のボリュームゾーンを調べてみました。

・対象レース : UTMB 2019
・対象国 : UTMB 全体参加者数の上位6カ国(日本は6番目)

完走者のボリュームゾーン完走者のボリューム

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UTMB 2021参加者の居住国はどこ?

UTMB 2021参加者の居住国はどこ?

世界最大規模のトレイルレース UTMB®︎ は 2021年8月下旬に開催予定です。

今年はポストコロナ後、初の開催です。

2020年のUTMBは新型コロナウィルスのパンデミックのため5月に中止が決定されました。

今年エントリーした人は、今期も新型コロナウィルスが感染拡大してUTMBが中止に追い込まれるリスクを承知の上でエントリーしています。

以前であれば、家族や仕事先と調整さえ済ませておけ

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平地でも山岳系トレイルのトレーニングをしたい

平地でも山岳系トレイルのトレーニングをしたい

山が身近にない平地民にとって、山岳系トレイルレースに向けたトレーニングをどのように行うか、いつも頭を悩ませている。

私自身、2時間程度の移動では、最大標高が200m程度の隆起した丘にしか行けず、3時間程度移動してようやく標高1000mの山の麓にたどり着ける平地民。

CTS ヘッドコーチの Jason Koop がそのような平地民向けの山岳トレーニング方法を書いていたので、簡単にまとめてみる。

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ロードバイク乗りに筋トレは必要?

ロードバイク乗りにとって筋トレは必要なのか?

・サイクリングは有酸素運動
・バルクアップした体型が有利なわけではなく、体重は軽いほうが有利
といったことから、筋トレに否定的な人も多い。

CTSでコーチを務める Dylan Johnson さんが筋トレの効果について語っていたので、簡単にまとめてみた。

筋トレは競技力向上に有効先に結論から

・筋トレは競技力の向上につながる
・オフシーズから始

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トレイルランナー小原将寿さんの100 miles 100 timesでの求道者っぷりが面白い

UTMB 2019 8位、UTMF 2019 4位(日本人1位)といった輝かしい経歴のある、サラリーマントレイルランナーの小原将寿さん。

メディアへの露出が少ないので、謎に包まれているところがある。

そんな小原さんが、昨年11月の ポッドキャスト 100miles 100times に登場に、普段のトレーニングや今後の目標などを話されていた。
#0 -62 Podcast 100miles 1

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サイクリストに最適なクロストレーニングは?

クロストレーニングの狙い
メイン以外の競技でトレーニングをすることをクロストレーニングと呼ぶ。例えば、サイクリストが水泳やランニングをトレーニングに組み込むことはクロストレーニングに該当。

トライアスリートは3種目を相互にクロストレーニングしているとも言える。しかし、スイム・バイク・ラン、それぞれの競技に特化してトレーニングしている選手ほど各種目の競技力が優れているわけではない。
だからといって

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ロードバイク乗り向けベーストレーニング。あるいは、いつも低負荷だとダメだよという話

オフシーズンの鉄板メニューは低負荷・長時間ライドオフシーズンということでベーストレーニングシーズン真っ盛り。
オフシーズン中の伝統的な持久系トレーニングの定番は、低負荷で距離を踏み、有酸素能力を高めること。
この古典的なトレーニングは本当に有効なのか気になったので、調べてみた。

様々な負荷を与えることが大事
ウェブの情報を色々あさると、切り口や一番大切なポイントという点では細かな違いがあるけれど

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