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店番日記

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ちいさな本屋さんで店番する間の言葉の整理
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#仕事について話そう

本と香り

本と香り

男はそよかぜのように娘にキスした

谷川俊太郎「詩人の墓(2006)」

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いまが一体何日で何時で何をしているのか
自分でもよくわからないままに生きているという感覚のなか過ごしている二月のおわり 時が流れるのに抗わずひたすらに揺蕩って沈んでいく

0226 終日本屋さんの店番の日です。
朝家を出ると晴れてる!と思い傘を置いてきたら歩いてる途中、晴れ間から小雨が降り始めたので私のパーマが元

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母の味はクックパッドな店番日記

母の味はクックパッドな店番日記

0223 怒涛の12連勤のゴングが鳴る。
連勤初日の朝、なぜだか連勤折り返し地点ほどの疲労を感じるもまだ初日、始まってすらいない、朝だ。歳をとったなという言葉は言いたくないのだけれど、こういうとき歳をとったなと思う。25歳でそんなことを〜と怒るひともいるかもしれない。でも私は25年しか生きていないのでそれ以上のことを主観で語られてもピンと来ないのです。こればかりはもう25年生きてみないと。

昨日

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0207-0211 店番日記

0207-0211 店番日記

0207 小学生の男の子2人が自転車に乗ったまま会話していてロナウドは家が6つあるらしいよ!え!すげえ!大谷の家はデカそう!!と話していてどこぞのロナウドさん(おそらくあのロナウドさん)は家が6つあるということを覚えた。

0209 本を買うときに決めていることがある。

SNSで口コミを見ない、ネットであらすじを見ない。
本屋さんではなるべく携帯を出さない。時間を見るときだけ。
装丁とあらすじだ

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0204-0206 店番日記

0204-0206 店番日記

0204 その人のことしか考えられないほどに想っていたあの年末の感情はあっという間に消え去り、いつしか生活を繰り返す日々のなかで思い出すこともなくなっていった。噴火避難勧告レベルで熱していたあの感情を思い出すことすらできない。興味がまったく別の方向へと向かっていってる感覚がわかる。

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0206 週に一度の終日、本屋さん勤務の朝。
朝からおしごとの日は家を出る2時間前にアラームを鳴らして

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0129 店番日記

0129 店番日記

朝、起き抜けのコーヒーがおいしかった。すこし寝坊してキッチンで立ったまま飲んだ。

鼻の穴にニキビができて痛い。眼鏡のサイズが合ってなくて縁が痛い。
数年前まで全く似合わなかった白いお洋服が似合うようになって嬉しい。
帯状疱疹がなかなか治らなくて悲しい。

今日もたくさんの感情を抱えて寝不足を引きずりながら本屋さんの店番をしています。晴れててぽかぽか。

お店に出勤して朝の準備が済むと一度棚を整理

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0127 店番係全う日記

0127 店番係全う日記

おはよう、トゥデイ。
本日も相変わらず本に囲まれて本屋さんの店番係を全うしています。

今朝バタバタしていたので髪をひとつにまとめて出勤したはいいけれど、横が落ちてくるのが気になって仕方ない。ピンがふたつくらい出てこないかな〜と鞄を漁っても几帳面A型気質のわたしの鞄から不要なものが出てくるはずもなく。
落胆していたら職場になんと落ちていた・・!それもふたつ・・!
わけのわからないミラクルに戸惑いつ

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