記事一覧
周りとわたし、わたしと社会、音楽とわたし
text : akira
学生と言われていた頃のわたしは、人と仲良くすることがかなり苦手で学校に行くことは苦痛でした。
どちらかといえば家で母の買ってくれたニュートン(科学雑誌)を読んでいる時間の方が好きでした。
読んできた文章とか得た知識はだいぶ抜けてしまい、人と仲良くすることが苦手、ということを残しながら時間だけ過ぎました。
周りとわたしは、かなり違うもので周りはみんな”普通”だと思ってい
Cornelius - 夢中夢 -
text : akira
“私の30歳とは全くリンクなんてしない、それはむしろ私が個人的に嬉しいだけ”
私は1993年生まれで今年30歳になった。そんな年。
大学一年生と10歳違う。
コーネリアスと同い年。
痛いファンというものは自分とファンであるもの、ひとを自分に投影しちゃう。
自分でさえ本当はこんなことを願ってファンなわけじゃないのに、と
たまに馬鹿だなあと振り返る時も、
なんでこんな考え
akira muraccoの仕事-音楽ジャケット編-
text : akira
今回久しぶりのコラムです。(かなり途切れてしまってごめんなさい。)
林央子さんの"わたしと『花椿』"を読んでいる。林さんは、花椿という雑誌の編集室に所属されていた方。初めの方に「編集者はどんどん人に会いにいきなさい」という言われがあった。
音楽のジャケットを描かせてもらえることがたまにある。これは、音楽に絵をつけるだけなわけではなくて、それを作品として、ものによって
4:30amのイエティ/高橋幸宏(1990)
text:tomai
2023年1月15日、夜明け前の深夜4時30分。
「4:30amのイエティ」(1990)を聴きながら、ぼんやりと悲しみに包まれた。
これは、気持ちの離れてしまった恋人との別れを望む気持ちをテーマにした曲だが、この曲に込められた情愛、苦悩、そして切なさは胸にくるものがある。
高橋幸宏の歌声は、優しさや心細さ、情けなさが同居していてとても好きだ。
彼の歌声やソロ作品は、
poesie disque akiraの今年のプレイリスト
text : akira
いろんなことがあった今年が終わってしまう。
片付けられないものや気持ちは棚に面陳され、地震なんかが来たらもうぐちゃぐちゃになるような。
そんな一年でした。
poesie disqueもなかなか動けず、今年の締めが久しぶりになってしまいすみません。
今回はakiraによるプレイリストです。
今年好きな曲を昨晩から考えて22曲です。
曲の紹介はいっぱい選んでしまったので
スウィートセブンティーン/YUKI(2005)
text : tomai
あなたは自分が17歳の時に一番聴いた曲を覚えているだろうか。
私はこれをハッキリと覚えていて、それはYUKIの『スウィートセブンティーン』だった。
iPhoneがまだ普及する前の2009年。ショッキングピンクのiPodに入れたこの曲を、17歳の私は飽きることなく毎日毎日聴き続けていた。
第一志望だった地元の進学校になんとか入学できた私は、高校受験が成功した安心感か
interview No.1 : kiwano
text and interview : akira
poesie desqueでの初めての試みとしての
インタビューです。
第一回目のkiwanoさんは
私がずっと彼女の中を覗いてみたいなと思っていたアーティストです。
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kiwano
岡山県出身/東京都在住
作詞・作曲・編曲やライブでの活動。
2021年にかねこきわのからkiwanoに変更し、
同年に配信シングル、
Wonder Land - 高井息吹(2015)
text : akira
今回は、わたしの素晴らしい友達であり尊敬するミュージシャンを紹介させてください。
突然であるが、わたしはさまざまな国でわたしの思う音楽ヒロインを見つけるのが好きだ。
Giselleだったり、Juana Molinaだったり、Alice Phoebe Louだったり…まだ沢山いると思うけど。わたしの中のヒロインたちは、美しく、脆く、その中に全ての暴力性を含ませて目に見え
全部だきしめて - KinKi Kids(1998年)
text : tomai
2022年8月6日、東京ドームへKinKi Kidsのコンサートを観に行った。
普段は年末年始にコンサートをすることが恒例となっているKinKi Kidsだが、今回は25周年記念イベントということもありデビュー日の7月21日前後である7月、8月での開催となっていた。
私が本格的にKinKi Kidsのファンになったのは『Secret Code』が発売された2008年
MIC CHECK - cornelius(1997)
text : akira
弱々しく始まった。歓喜と不安の気持ちは活動再開と共にずっとあった。
この全然高揚しない感じ、苗場へ見にいけなかった私は画面にくらいついていた。
良くも悪くも、何か言ってしまうということは、永遠の障害になりうることだと思っている。それは時間を通り越えて自分のもとへ、他者のもとへと響いていく。永遠の障害は、コロナ禍で出来上がってしまったこと、実際に傷つく人がいたということ
cute pop summer(プレイリスト紹介)
text : tomai
夏がやってきた!
暑さは苦手だけど、夏が来るたびにワクワクするし、夏が大好きだなと改めて思う。
特に、サマーソングは最高だよね〜!
ということで、今回は私が好きなサマーソングをご紹介します。
1.CITRON/Qlair(1992年)
作詞:西尾佐栄子、作曲・編曲:成田忍
乙女塾出身者によるアイドルグループQlairによるセカンドアルバム『CITRON』収録。なり
Misread - kings of convinience(2004)
text : akira
kings of convinienceはウィキペディアによると、1999年に結成された、ノルウェー・ベルゲン出身のアコースティック・ポップデュオ。とされている。
私はこの感じがすごく多い、と思っている。私は1993年生まれで、29歳をちょっと前に迎えた。若い時のオザケンやコーネリアスを見て、今と比べておじさんだなと思うことが本当に多い世代で、
YMOメンバーなん
bonjour music(プレイリスト紹介)
text : tomai
「雨の日も雰囲気があって結構好きだな~」なんて思っていたら、あっという間に梅雨が明けてしまった。
雨と真夏日という両極端な2022年の日本の6月。ジュリー・ロンドンの『カレンダーガール』を聴き、『1月も私には6月(June In January)』の歌詞に出てくるような心地良さそうな6月とは程遠いなと思いながら猛暑な夏がやってくる。
今回は、そんな失われた初夏にピッ
juwel music (プレイリスト紹介)
text : akira
なんか、みんな考えすぎててすごいなって思うけど楽しくなさそう。
現在もコロナ禍ではあるのだけれども、色々自由度が増したり、慣れたりしてきた。
私も、毎日暮らす街の発病されてしまった方の数を見ては悲しくなっていた。
悲しい数字や言葉など、ネガティブな情報を見ると人というのは、影響されてしまうのは、
ここ何年かのなかで私が大きく理解したことだ。
しかも、その悲しくなっ
I Married Myself/Sparks
text : tomai
唐突だが、私は自分のことがとても好きだ。自分自身と結婚したいくらいに───
"I married myself. I'm very happy together."
これは、スパークスが2002年に発表した19枚目のアルバム『Lil' Beethoven』に収録されている『I Married Myself』の歌詞である。
直訳すると、「私は自分自身と結婚した。一緒に
Instant Cytron - still be shine(1995)
text : akira
私がすっごく行きたいところの一つが福岡。
旅の経験がほぼない私なのに、もし行けたらば
この土地を満足するまで知るまでは帰りたくないと思う福岡。
福岡の豚骨ラーメンや、明太子はあんまり気にしてはいないのだけど
ドーナツは食べたいかもしれない(。。。?)
身近なデザイナーのサイフォンさんは、「ドリンクバー凡人会議」を聞いていて、教えてくれた。
私がさまざま音楽のことを知