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bonjour music(プレイリスト紹介)

text : tomai

「雨の日も雰囲気があって結構好きだな~」なんて思っていたら、あっという間に梅雨が明けてしまった。

雨と真夏日という両極端な2022年の日本の6月。ジュリー・ロンドンの『カレンダーガール』を聴き、『1月も私には6月(June In January)』の歌詞に出てくるような心地良さそうな6月とは程遠いなと思いながら猛暑な夏がやってくる。

今回は、そんな失われた初夏にピッタリの爽やかで小粋なポップソングを集めました。

まるでパリジェンヌのようなおしゃれな気持ちで楽しんでもらえたら嬉しいです。

1.ピアニストの恋人/佐藤奈々子(1977年)
作詞:佐藤奈々子/作曲:佐野元春 /編曲:大野雄二
◎ファーストアルバム「Funny Walkin'」収録。恋人同士特有の幸せな雰囲気が伝わる一曲。奈々子さんと佐野さんは個人的に永遠に憧れの存在!

2.セシルカット/ヤプーズ(1987年)
作詞:佐藤奈々子/作曲::比賀江隆男/編曲:ヤプーズ
◎元々は杏里「哀しみの孔雀」(1981年)に収録された一曲を作曲者・比賀江隆男が所属していたヤプーズでカヴァー。戸川純の少女感がこの曲にぴったり!ムーンライダーズの岡田徹&鈴木慶一による編曲の杏里版もおすすめ。

3.夢のParisまで連れてって/ルアン(2021年)
作詞・作曲:タカユキカトー 
◎電影と少年CQのルアンによるソロ曲。ドリーミーな世界観の中にチラつくサイケデリック。最高!

4.ポップ・アップ・リセエンヌ/岡田有希子(1985年)
作詞・作曲:かしぶち哲郎/編曲:松任谷正隆
◎セカンドアルバム『FAIRY』収録。かしぶち哲郎によるお洒落な世界観、松任谷正隆による小粋であたたかい編曲、そして岡田有希子による優等生な歌声も素晴らしい。

5.ちょっとFallin' Love/渡辺美奈代(1988年)
作詞:文園千津子/作曲:鈴木慶一、渚十吾/編曲: 鈴木慶一
◎名曲揃いである鈴木慶一プロデュースによる渡辺美奈代楽曲の第一弾。フィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドを意識した楽曲を健康的で伸びやかに歌い上げる渡辺美奈代の歌声がかわいらしい。これぞアイドル!

6.ツイッギー・ツイッギー/野宮真貴(1981年)
作詞・作曲:佐藤奈々子/編曲:鈴木慶一、岡田徹(ストリングス)
◎野宮真貴のデビューアルバム『ピンクの心』に収録。のちにピチカート・ファイヴでカバーし世界的にヒットした『Twiggy Twiggy』の原曲。ムーンライダーズ による編曲と小西康陽による編曲の両方を比較して楽しめるのがファンとしては嬉しい!(ちなみに、林未紀の『マスカット・ココナッツ・バナナ・メロン』カヴァーもそうですね)

7.皆笑った/ピチカート・ファイヴ(1987年)
作詞:小西康陽/作曲:高波慶太郎
◎ファーストアルバム『couples』収録。ボーカリストは1代目佐々木麻美子。2代目、3代目ボーカリストと比べると控えめな佐々木ボーカルが心地良く、少しおかしく少し切ない乙女な世界観にぴったり。

8.春して、恋して、見つめて、キスして/ポータブル・ロック(1986年)
作詞:鈴木さえ子・鈴木慶一/作曲:鈴木さえ子
◎コーセーの化粧品のCMのタイアップ曲。華やかで心躍る音楽に、ハキッとした野宮さんのボーカルがピッタリ。野宮さんの歌声は恋をするとより聴きたくなる。(恋をしていなくても年中聴いていますが…!)

9.秘密の扉/カイ(2019年)
作詞・作曲・編曲:岩出拓十郎
◎えんがわ、BELLRING少女ハート、THERE THERE THERESで活動していたアイドル・カイがソロアイドルとして発表したマキシシングル、『ムーンライト・Tokyo』に収録された一曲。バンド・本日休演のカバーです。

10.テリトリー/南波志帆(2018年)
作詞・作曲・編曲:鈴木一弘
◎デビュー10周年に発売されたアルバム『Fille! Fille! Fille!』に収録された一曲。フレンチポップを基軸にしたアルバムとなっていて、この曲以外も全曲おすすめです。

11. Rodeo de Paris/コシミハル(1997年)
作詞・作曲:コシミハル、編曲:コシミハル、上野耕路
◎コシミハルのフワッとした軽快なボーカルとポップながらに妖艶さもある曲の存在感が絶妙に合わさった面白い一曲。ブラスとピアノの掛け合い、小気味良いリズム隊の心地よさがたまらない。

SpotifyやApple Musicにプレイリストを作成したので、是非聴いてみてもらえると嬉しいです。

暑くて苦しい夏がやってきましたが、軽快な音楽を聴いて今年も乗り切りましょう!

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