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モラトリアム、問題意識持つ

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#エッセイ

FF7は資本主義社会の矛盾を如実に描き出していた

FF7は資本主義社会の矛盾を如実に描き出していた

私は今、非常に興奮している。

exciteしているのだ。

同じことを2回も言い、どこか変態的な印象を与える文章で始まったこの記事であるが、事実、私はexciteしているのだ(3回目)。

何故か。何故、私は興奮しているのか。

それは、
FF7(ファイナルファンタジー7)が、
あの新進気鋭の哲学者 斎藤幸平の著書
『人新世の「資本論」』
で言及される現代資本主義社会の矛盾を、
非常に巧妙に描き

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スマホ恋人白書

スマホ恋人白書

世界中でベストセラーになっている、アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』にこんなことが書いてあった。あのマイクロソフトの創始者であるビル・ゲイツは、自分の子供が14歳になるまでスマホを与えなかったのだ。

それはスマホの危険性を知っていたからだ。ビル・ゲイツだけではない。あのスティーブ・ジョブズも、自分の子供に対してスマホを与えるということに慎重であったという。

まったく、その危険性をよく分かっていな

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自己は肯定も否定もしなくていい

自己は肯定も否定もしなくていい

”自己肯定感”

自己啓発書やインターネットサイトなどでよく見かけるこの言葉。意味は、読んでそのまま「自己を肯定する感情」である。

巷では、「自己肯定感を高める」だったり、「自己肯定感が低い」といった言い回しで使われることが多いようで、そのための”方法”なるものを伝授すると題した出版物も多く見受けられる。

しかし、私はこのような「自己肯定感」に対して、大きな違和感を持っている。

その違和感の

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つまらない中傷と嫉妬の仕組み

つまらない中傷と嫉妬の仕組み

中傷、嫉妬とは個性の顕現である。さらに言えば、彼自身の所属する環境の表出でもある。

そもそも、人はむやみに自身を否定しない生き物だろう。と言うところは自身の否定は、普段それが良い、悪いの意味を持たないものであるにも関わらずあえて、それに悪いという意味を持たせる行為であるからだ。

それならば、もし、目の前に自身とは真逆の性質を持つ人があったらどうなるだろうか。眼前の彼を認め、賞賛することは自身の

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