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世界の旅行先リストで日本は最高位にランクイン、だけど…

パンダミックによって閉鎖された国境が、各国で開き始めています。日本も6月11日から98か国に対して、72時間以内のPCR検査による陰性証明書があれば観光客の入国を受け入れることになりました。
7月にフィリピン旅行を控えた私としては、この規制緩和は大きな関心事の1つです。というわけで、今日も長文読解にチャレンジ。気になるのは、帰国の際のPCR検査の受け方とかかる費用……。高いんです、いろいろと!

日本、98か国からの入国を受け入れる。ただし……!

Japan will reopen to overseas tourists and end its two-year pandemic closure. The government has decided to allow tourists from 98 countries from June the 10th. However, the opening will be tightly controlled. Initially, only package tour groups will be allowed in. A daily cap of 20,000 arrivals has been set. Authorities will monitor their movements to track any spread of Covid-19. All visitors have to test negative for Covid before they travel to Japan. Some may have to undergo an additional test and quarantine for three days. Japan has among the strictest border controls of any country. Its self-imposed isolation has played a part in its relatively low number of coronavirus cases.

tightly=硬く
Initially=始めのうちは

Authority=当局、権威
to track=追跡する
undergo=耐える、経験する
additional test=追加の試験
quarantine=隔離する
among=~の間に
self-imposed isolation=自主隔離
relatively=比較的に
coronavirus=コロナウィルス

日本は海外の旅行者に対して再び国境を開き、2年間のパンタミックによる閉鎖を終わりにする。日本政府は6月10日から98か国の観光客を許可することを決定した。
しかしながら、入国は厳重に管理され、限られたパッケージツアー客だけに限定されるだろう。1日あたりの到着者数は2万人に制限される。当局は彼らのコロナの蔓延を追跡するため、彼らの移動後を監視する。
すべての訪問客は、日本に旅行する前にロナが陰性になる必要がある。一部の人は、3日間の追加のテストと免疫を受ける必要があるかもしれない。
日本はほかのどのくによりも厳格な国境を持っている。その自主的な隔離は、コロナウイルスの症例数が比較的少ないことに一役買っている。

世界の旅行先のリストで日本が最高位にランクイン

Japan's change of stance is welcome news for its tourism industry, which has suffered heavily over the past two years. The number of overseas visitors has fallen by over 99 per cent since pre-pandemic days. Japan saw a record 32 million foreign visitors in 2019. It was on track to achieve its goal of 40 million in 2020. However, Covid caused the number of inbound tourists to plummet to just 250,000 in 2021. The president of the Japanese airline ANA said: "I hope the border controls are loosened at the same pace as in other G7 countries to revitalize the local economy." Japan's loosening of its entry restrictions is timely. Last week, the World Economic Forum ranked Japan highest on its list of global travel destinations.

日本の姿勢の変更は、過去2年間に大きな打撃を受けてきた旅行業界にとって歓迎すべきニュースだ。海外からの訪問客の数は、パンダミック前の日から99%以上落ち込んでいる。日本は、2019年の外国人訪問客は3200万人を記録したのを見ました。2020年には、4000万人にという目標を達成するために進んでいた。しかし、コロナが原因で、コロナは2021年にインバウンド観光客の数をわずか25万人に急落させた。
全日空の会長は「地域経済活性化のために、G7の他の国と歩調をあわせて、国境管理が緩和されることを願う」といった。日本の入国制限の緩和は 日本の入国制限の緩和は時宜を得ている。 先週、世界経済フォーラムは、世界の旅行先のリストで日本を最高にランク付けした。

inbound=寄航の
plummet=おもり
restriction=制限

World Economic Forum=ダボス会議、世界経済フォーラム
destination=目的地

帰国の際にもPCR検査を受けなければいけない

今回の記事を読んで思ったことは、日本に入国するのは大変だ、ということ。というのも、72時間以内に受けたPCRの陰性証明書を取得するためには、けっこうな金額がかかります。

私は、7月にセブ島留学を予定していますが、帰国する前にフィリピンの病院を予約してPCR検査を受けなければいけません。日本だとPCR検査は既定の場所であればタダで受けられます。ただこの陰性証明書を英文にして、かつ決められたフォームで記入してもらうためには、海外申請用紙対応の病院を予約して、それなりの金額を支払わなければいけません。

フィリピンも同じで、帰国する前に自分で病院を見つけて予約する、または事前にインターネットから予約をして、日本政府のフォーマットに合わせて書いてもらう必要があります。このPCR検査だけで1人1~2万円近くかかります。

海外の観光客が日本に入国する際は、さらに人数が限られていて、決められた旅行会社のパッケージツアーの人のみに限られるというのです。つまり、彼氏や彼女が日本にいて「2年ぶりに会いに行きたい」と思っても、団体行動しかできないから、日本にいる相手がそのツアー客に積極できるところがない限り、勝手に会いに行ったりできない、ということに。

というのも、団体ツアーであれば、仮にコロナ患者が出ても追跡しやすいから、ということなのでしょう。しかも、受け入れ人数は1日2万人に限定。日本国内でのコロナまん延防止を考えれば、やはり人の出入りは少ない方がいいでしょう。

ただ、海外ではワクチンを3回摂取している人は追加のPCR検査は不要というところも多く、マスクも不要という国も。ワクチン打っていてもコロナにかかる場合もあるので難しいところですが、私の個人的意見としては、ワクチン3回摂取しているのであれば、直前のPCR検査は不要、かつ個人の入国も認めてもいいんじゃないかと思います。たとえば、日本に来る予定だったけれど入国できず足止めされている留学生、労働者もいます。

日本に住む子どもたちへの、見えない影響

問題は、海外の人の入国だけではなく、日本国内に住んでいる子どもたちへの心理的影響も大きいこと。コロナに関して、必要以上に神経をとがらせた生活を送ることで、その影響が子どもにまで出ているのではないかと思います。これがここ1年くらいだけの問題で済めばいいのですが、子どもの成長にどんな影響が出るのか考えると、心配なところもあります。



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