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意思決定基準たち

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仕事や生活をより充実したものにできる、あるいはより効率・効果を高められる、そんな「意思決定基準」を日々打ち立て、あるいは改善していく。
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#致知

大麻文化の復活を

大麻文化の復活を

先月発行された『致知』6月号の
連載記事で、

という菟田中子さんの論説が掲載
されています。

「大麻」と聞くと、
即座に「違法薬物」という連想が
働く人が多いでしょう。

確かに、第二次世界大戦後の
歴史を踏まえると、そのように
しか捉えることのできない人が
大多数だというのはやむを得ない
状況にあります。

しかし、戦後80年の歴史に比べ、
実は1万年以上もの長きにわたり、
日本人は大麻を生

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学内木鶏会の増加がもたらす希望

学内木鶏会の増加がもたらす希望

私の愛読雑誌である『致知』は、
「人間学の学ぶ月刊誌」
とのテーマを掲げています。

この『致知』をテキストにして、
勉強会を開いている人たちが
全国各地にいらっしゃって、
その会を「木鶏会」と呼称して
いるのは、ご存知の方も多いかも
しれません。

この木鶏会を、高校や大学の運動部で
実施する動きが、最近増えて来ている
印象があります。

単に、『致知』でそのような動きを
紹介する頻度が増えてい

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倦まず弛まず

倦まず弛まず

月初に届いた『致知』2024年5月号の
巻頭特集は、「倦まず弛まず」が
テーマとして設定されていました。

「倦む」というのは「飽きる」こと。
「弛む」というのは「心が緩む」こと。
なので、何か一つのことを始めたら
飽きずに根気よく、心を緩めることなく
努力を継続しましょう、ということを
説いた言葉です。

私自身は、この努力を継続することに
おいては、比較的得意なのだという
自覚がありますし、実

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人に流されず、あえて人と違う選択をする

人に流されず、あえて人と違う選択をする

昨年の秋、新しくなった国立競技場を
初めて訪れました。

2021年に行われた東京オリンピックの
舞台として新たに建築されてから
それほど日が経っていないこともあり、
その美しさ、威容に圧倒されたのを
覚えています。

特に、木材の使い方が非常に美しく、
いかにも日本らしい繊細さが表現されて
いることに誇らしさを感じました。

この建築を手掛けたのは、日本で最も
有名な建築家と言っても過言ではない

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さだまさしさんの「あいうえお理論」

さだまさしさんの「あいうえお理論」

「『関白宣言』の歌詞が、
イヤでイヤでたまらない。」
妻からそんな趣旨の話を聞かされた
ことがあり、それからというもの、
さだまさしさんのことは、
何となく敬遠する気持ちが
心の中に張り付いています。

なので、今月の頭に送られてきた
月刊『致知』の巻頭対談記事に
さだまさしさんの名前を見たときも、
特に心躍ることもなく、
興味を強く感じることもありません
でした。

ですが、いざ読んでみると、

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お天道様が見ている

お天道様が見ている

そろそろ『致知』の新しい号(4月号)が
我が家に届く時期。
先月届いた3月号をその前に読み切らねば
と思い、ようやく読み終えたところです。

1年半ほど前にここで書かせてもらった、
「スタミナ苑」を日本一の焼肉屋にした
立役者である、豊島雅信さんの新しい
インタビューがありました。

この記事を書いたきっかけは、
NHK 『プロフェッショナル 仕事の流儀』に
豊島さんとスタミナ苑が特集されたから。

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楠公の生き方に心を正す

楠公の生き方に心を正す

定期購読で毎月送られてくる
『致知』には、素晴らしい
先人たちの生き方がたくさん
掲載されており、いつも襟を
正されます。

毎月読むようになってから、
かれこれ5年は下らないのですが、
それよりもずっと長い間お世話に
なっている、非常に似通った趣旨の
メディアを紹介させてください。

それは、伊勢雅臣さん発行の
「国際派日本人養成講座」
という、下記にある通り
創刊25年、読者7万人を誇る
メル

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常識を「創造的」に破壊する

常識を「創造的」に破壊する

かれこれ二十数年マーケティングに
携わっている私のキャリア初期の頃、
立て続けに二人ほど、クレジットカード
会社でキャリアを築いた上司にお世話に
なったことがあります。

お一方はマスターカード、
もうお一方はアメックス、
いずれも外資系のカード会社ですね。
実績重視の厳しい環境下で鍛えられた
上司でしたが、私に対しては非常に
温かく接していただいたことを
今も覚えています。

そのどちらの上司に

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掃除がなぜ経営改善につながるのか

掃除がなぜ経営改善につながるのか

イエローハットの創業者である
鍵山秀三郎さんが、とにかく掃除を
徹底的に極め、それが経営の改善に
大いに役立ったという話は、
かなり多くの人が知るところだろう。

たかが掃除、されど掃除。
「掃除道」を提唱されるに至り、
「日本を美しくする会」を立ち上げ、
今も掃除活動に関わっていらっしゃる。

掃除をすると、当たり前だが、
その場がきれいになる。
きれいだと、気持ちが良い。
気持ちが良くなれば、

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侍ジャパン・栗山監督が語る世界一への軌跡

侍ジャパン・栗山監督が語る世界一への軌跡

との感想を友人から聞き、ずっと手元で
積読状態だった『致知』2023年10月号を
早いところ読みたい!読まねば!
そう思いつつ、他にも色々読みたいもの、
観たいものが尽きずで、この三連休にて
ようやく読むことができた。

テーマは、
「世界の頂点をいかに掴んだか」
というもの。
3月のWBCで、侍ジャパンを世界一へと
導いた名将・栗山英樹監督が、
致知ではおなじみの臨済宗円覚寺派管長
でいらっしゃ

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「情報」社会から「情緒」社会へ

「情報」社会から「情緒」社会へ

「IT」という言葉を初めて知ったのは、
まだ学生だった1995年頃だったと記憶
している。
Windows95が出て間もない頃、
これからは「IT」だと言われて、
見せてもらった本には
「Information Technology」 の略語
であり、「IT」がこれからの時代を
制すると力強く書かれていた。

当時はまだピンと来なかったが、
あれよあれよと「IT」の波、
いや津波が次々に押し寄せて

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本居宣長の「好信楽」

本居宣長の「好信楽」

シャボン玉石けんという会社が
福岡にある。

一時期大儲けした合成洗剤が
肌荒れの元凶だったと知るや、
過労で倒れた折に入院先のベッドで
一念発起。
退院後に合成洗剤を止める宣言をし、
無添加の石けん一本に絞り込んだ。

その結果、売上が10分の1になって
しまい、多くの古参の社員が去り、
会社はいつ潰れてもおかしくない
状態にまで落ち込む。

それでも信念を貫き、
無添加石けんの販売を継続。

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仕事とは使命であるべき

仕事とは使命であるべき

2010年か2011年のことだったと
記憶している。
「Wantedly」(ウォンテッドリー)
という名前を、突如としてSNS上で
頻繁に見かけるようになった。

「Wanted」というのは、
映画やドラマ、マンガなどで
よく目にする「お尋ね者」の
ポスターに書かれる言葉。
日本語訳は、「求む!」という
感じだろうか。

その語尾に「ly」が加わって、
何か人探しでもするサービス
なのだろう、とい

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テクニックよりも人間力・精神力

テクニックよりも人間力・精神力

大谷翔平の活躍が止まらない。
アメリカのメジャーリーグで、
ホームランダービーを独走中。
投手としての好成績に加えて、
打者としてこれだけの活躍が
できるというのは、
正に前代未聞、空前絶後、
日本中が騒ぎたてるのもやむなし、
といったところだ。

その大谷翔平が、学生の頃から
マンダラチャートで目標設定を
していた話はつとに有名。
2年程前にこのnoteでも取り上げて
いる。

彼が目標として掲

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