見出し画像

大麻文化の復活を

先月発行された『致知』6月号
連載記事で、

大麻の力で地球課題を解決する
日本が世界に誇る大麻文化の復活を急げ

という菟田中子さんの論説が掲載
されています。

「大麻」と聞くと、
即座に「違法薬物」という連想が
働く人が多い
でしょう。

確かに、第二次世界大戦後の
歴史を踏まえると、そのように
しか捉えることのできない人が
大多数だというのはやむを得ない
状況にあります。

しかし、戦後80年の歴史に比べ、
実は1万年以上もの長きにわたり、
日本人は大麻を生活に取り入れ、
有効活用して来た
という事実が
あるのはご存知でしょうか?

記事で菟田さんがコンパクトに
その内容をまとめてくれている
ので、是非多くの方にこの記事を
お読みいただきたいところですが、
取り急ぎ以下に私なりにまとめて
みました。

・日本で栽培されてきた大麻は麻薬成分はほとんどなし
繊維が丈夫なので、衣服に活用して来た
住居(茅葺屋根の最下層、壁材等)に活用して来た
七味唐辛子に入っている一番大きな粒は麻の実
神事の祓い具やお札も大麻の繊維
・大相撲の横綱が締める綱にも使われている
お盆の迎え火と送り火を焚く際にも使われる

この後に、なぜ日本人の生活を
これだけ支えて来てくれた大麻が
今では使われなくなったのか、
その経緯についても簡潔に説明
してくれています。

真相はハッキリしないものの、
GHQの占領政策の一環で大麻が
禁止
され、悪いイメージが定着
したまま今に至ってしまった

ように読めました。

私が日曜日に出演して来た「DAF」
というイベントで、以前常連の
スピーカーだった松川泰子さんも、
大麻復活を目指して地道に活動を
続けていらっしゃる方です。

彼女は「DAF」に通算12回出演して
いらっしゃいましたが、ほぼ毎回
テーマは「大麻」

様々な角度から、「大麻」のことを
切り取っては、世間一般には大いに
誤解されてしまっている
この植物の
有用性を語ってくれていました。

菟田さんや松川さんのように、
大麻のことを推奨しようとすると、
大して調べもせずに
「大麻は危険!」
「違法薬物反対!」

判を押したような反応をする人が
少なくないようです。

確かに、大麻の種類によっては
幻覚作用を持つ危険なものも
あるのは事実。

他方で、日本人が1万年以上もの
長い間、ずっとお世話になって来た
有用な素材
であることもまた、
歴史における事実、真実なのです。

長い間にわたって規制されて来た
結果、栽培面積もそれに携わる人も
激減して、絶滅の危機にあるとすら
聞いている大麻。

日本の優れた文化が失われると
思うと、本当に忍びないのです。

菟田さんが経営する会社
「ヘンプイノベーション」とは
直訳すれば「大麻の変革」

昨年12月に実現した大麻取締役法
改正
は、何と75年ぶりの大改正で、
従来の大麻草の部位によって合法・
違法を分ける「部位規制」から、
麻薬成分THCの濃度によって合法・
違法を分ける「成分規制」へ

切り替わりました。

何でもかんでも一律に違法!禁止!
というところから、社会的に有用な
ものは合法にする道が開けた
という
ことで、非常に画期的かつ合理的な
内容になった
と言えるようです。

これを機に、ズタズタになっている
大麻草のサプライチェーンを復活
させ、その活用を通じて地球の環境
課題を解決
するビジョンを掲げた
ヘンプイノベーション社の社長に
就任した菟田さん。

是非、これまでの悪しき流れを
ここでバッサリと断ち切り、
大麻草を有効に活用する道を
着実に復活
してくれることを
切に願っています。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。