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大麻から、常識は時代によって変わることを学ぶ

伊勢谷友介さんが、大麻所持で逮捕
というニュースが先週流れた。
彼が白洲次郎を演じたTVドラマを
観て以来、なんてカッコいい俳優
だろうと注目。
ただただ見た目で人を惹きつける
だけでなく、演技のうまさ、実は
東京藝術大学出身のアーティスト
気質であること、山本寛斎の異母弟
であること、様々な要素が絡み合い
「とにかくスゴイ人!」という
ラベルが私の頭の中には貼られて
いた。

逮捕は残念ではあったが、覚せい剤
ではなく大麻でよかった、まだマシ
だった、そんなことも思った。
実は、大麻というのは常習性が煙草
やアルコールよりも低いと言われ、
安全性も極めて高い、という話を
聞いていたからである。

先日来、このnoteで紹介している
DAF。伊勢谷さん逮捕の3日程前に
行われた「DAF21」で、前回に続く
連覇を果たした松川泰子さんという
方がいる。
彼女は、「ヘンプ・インスパイア―」
を名乗っており、これは直訳すると
「大麻の伝道師」。
怪しまれるかもしれないが、実は
大麻というのは、日本人にとって
昔から生活に溶け込んできた、身近
な植物であったのが事実である。

そんな、大麻に関する「真実」の
数々を世の中に啓蒙している彼女、
毎回必ず大麻というテーマに異なる
角度でスポットライトを当て、
興味深いエピソードと共に聴く者の
心を揺さぶってくれる。

今回は、「山本医療大麻裁判」を
題材にした10分トーク。
当時結構な話題になったようなので
憶えている方もいらっしゃるかも
しれない。
末期癌で苦しんでいた山本正光さん
が、大麻200gの所持で逮捕・起訴
され、苦痛を緩和するための医療
目的での大麻所持・使用は合法で
あると無実を争った事件である。


一般人にとって、
「大麻=違法=悪いもの」
というのが「常識」だろう。
そんな「常識」が、本当に正しい
のか、疑い、見直してみる必要が
あるのではないか?
そういう示唆を与えてくれる。
殊に「常識」というやつは、時代
によって大きく変わるということを、
常に頭の片隅に置かねばならない。

事実、日本以外の多くの国で、医療用
の大麻は認められる傾向にある。

覚せい剤とは悪質さが全く異なるという
のに、なぜここまで「悪役」扱いされる
のかよく分からない、という指摘もある。
何らかの「闇」があるのかもしれない
が、私も詳しいことは分からない。

「CBDオイル」とか「ヘンプオイル」と
いう名前を聞いたことがないだろうか?
これは大麻から抽出されたもので、
楽天やアマゾンでもかなりの数の取り
扱いがなされている。

※9月17日追記:楽天にせよアマゾンに
せよ、かなりいかがわしいモノを取り
扱っているケースも多いそうなので、
くれぐれも、購入するにあたっては
慎重に、しっかりと理解をした上で
検討くださることをお願いしたい。

少々話が逸れてしまった。
それにしても、毎回彼女の話術には
引き込まれる。
一切言い淀みのない、完璧なトーク。
ちょっと低めの落ち着いた、安定感
のある声質。
淡々としつつも、重要なところでは
メリハリを利かせる組み立て。
10分という時間でどのように聴き手
の心を掴むか、入念に、周到に準備
しているのだろう。
それでいて、一切あざとさも感じ
させないところがお見事。

DAF21の出演者を「勝手レビュー」
したのがこれで3人目。
個人的なベスト3ではあるが、実の
ところ本当に甲乙つけがたく、
他にも素晴らしい講演者の方々が
沢山いらした。
改めて、当日講演された16名の方々
と、何よりイベントをプロデュース
されている西澤氏に、感謝の気持ち
を贈りたい。
12月5日には、「DAF22」が開催
(オンライン)予定だ。
次回もまた、大層盛り上がること
間違いない。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。