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いつからこんな女になったのか

もしかしたら私は、すごく嫌なヤツなのかもしれない、と思う時がある。

上司と同僚がうまくいっていないとき、どちらにも都合のいいような相槌・意見を言っているんじゃないだろうか、とふと思う時。

既読にしていないのに何度も連絡をくれる男に、はっきりと断らなきゃと思いつつも、友達としてキープしておくのはどうだろう、と考えるとき。

職場で働いてくれているアルバイトさんが自分のミスをカバーするためにすこし回りくどい言い方をするので「今はそれよりも業務を終わらせることに集中しましょ!」と言ってあげられず、なんとなくちゃんと話を聞いているふりをして聞いていないとき。

北海道に付き合っている人がいるのに、東京でも彼氏ができて、2人で休日を楽しんでいるとき。

昔は嘘のつけない子だった。就活面接でも、恋愛でも、人生でも、なんでも正直がいいことだと自分の中で思っていた。

いつからこんな女になったのだろう。

いつから、嘘をついても平気になったんだろう。

いつから、本当のことを言わなくても我慢できるようになったんだろう。

でも、そうなりたいとずっと思っていた。

なぜなら、顔に出すぎる人というのは世渡り上手じゃないから。

「純粋な人が、いい写真撮れるわけないじゃない。」

この間読んだばかりの雑誌で、アラーキーはそう語っていた。

正当化するわけじゃないけど、なんとなくわかる気がした。

昔の私に戻りたいとは思わない。

これから自分がどうなるのかだけに、興味がある。

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