イヤな相手の話を受け流しストレスから逃げる『のれんの法則』
お客さまや取引先からのクレームを受けると、すごいストレスを感じますよね。
相手の話を真正面から受け止め続けていると、精神的にダメージをくらってしまうので、『のれん』のようにヒラヒラと回避することが有効です。
今回は、イヤな相手の話を受け流しストレスから逃げる『のれんの法則』について紹介していきます。
ストレスを抱えすぎると病気になる
イヤな人の話を真正面から受け止めていると、ストレスがたまって病気になってしまいます。
国立がん研究センターが行った研究(2018年1月に結果を公表)では、「長期的にわたり、自覚的ストレスレベルが高ければ、全がん罹患リスクが高くなる」という結果が出ています。
イヤな相手の話を聴き続けていると、ストレスがたまって病気になってしまうので、受け流すほうがいいでしょう。
かといって仕事先の人間関係では、仕事を辞める以外話を聴かなくすることはできません。
そこで紹介するのが『のれんの法則』です。
のれんの法則
のれんの法則とは、相手の話をのれんのようにフワッとやわらかく聴いてストレスを受け流す方法です。
ストレスを受け止めるのではなく、のれんのように「ストレスを受け流す」のです。
握りこぶしをして、10kgの力で壁を殴ると、こぶしにダメージが返ってきます。
10kgの力で押すと、10kgの力で押し返されるのは、中学校の理科で習った「作用・反作用の法則」です。
ひとは、10kgのストレスを真正面から受けると、そのまま10Kgのストレスがのしかかってくるので危険です。
のれんのような気持ちでいれば、10kgどころか30kgの力でも、受け流せるので真正面で受けるよりもストレスを感じることが少なくなります。
精神科の先生も活用している
精神科医は、一日中患者のネガティブな話を聴き続けなければいけません。
精神科医は、他人からマイナスな話ばかりされ、ストレスを受け続けてしまうので、患者の話を真正面から受け止めていると、精神が病んでしまい仕事になりませんよね。
そのため精神科医は、『のれんの法則』をつかい、自身のメンタル不調を避けるようにしているのです。
のれんのように聴く7つのコツ
のれんのように話を聴くための7つのテクニックがあります。
相手の話を真剣に聴かないことは、失礼かもしれないという概念は捨てないと自分の寿命が縮むことになるので割り切り活用しましょう。
①話を聴く前に「自分の心はのれんになった」とイメージする。
②やわらかで、フワッとした雰囲気で聴く。
③笑顔、仏様のようなやわらかな表情で聴く。
④楽な気持ちで聴き、楽な気持ちを相手に伝染させる。
⑤気持ちは中立、相手の話にのめりこみ過ぎない。
⑥真剣、深刻になり過ぎない。
⑦怒り、いら立ち、不安など、相手のネガティブ感情をフワッと流す。
普段から会話中にストレスを感じたら、頭の中にのれんをイメージするようにすることで自分の身を守ることができます。
最終的に自己責任と言われるくらいなら
イヤな相手に付き合い続けて、病気になってしまうと治すのに3倍の期間が必要になります。
イヤな相手のために、自分の大切な時間を失い、悩む時間を押しつけられ、病院に通う費用も時間も自分持ちになるのは変ですよね。
最終的に嫌な思いをして悩むのも、治すのも自分なので、のれんのような姿勢で話を受け流して病気にならないようにしましょう。
最後に
今回は、イヤな相手の話を受け流しストレスから逃げる『のれんの法則』について紹介しました。
のれんの法則とは、相手の話をのれんのようにフワッとやわらかく聴いてストレスを受け流す方法です。
イヤな相手の話を真正面から受け止め続けていると、精神的にダメージをくらってしまうので、精神科医も『のれん』のようにヒラヒラと回避するテクニックを実践しています。
ストレスを抱え続けると、ガンやうつ病などの発症確率があがってしまいますし、治す時間も費用も自分持ちになってしまうので、のれんのようにフワフワ聞き流すようにしてみましょう。
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