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必要なのは2つだけ!新規事業の立ち上げマジシャンから学ぶ『顧客開発モデル』

スティーブ・ブランクは、マジシャンと呼ばれた投資家で、8つの事業立ち上げに参加し、そのうち4つを株式上場させました。


ソフトウェア会社の上場率は1%程度なのに4回も上場させたブランクは、数千万人に1人の優れた投資家であり、起業家に必要なのは「顧客開発と顧客実証」だけで、他のマーケティングや営業や事業開発はいらないとしています。

今回は、新規事業の立ち上げに必要なのは2つだけ!投資家マジシャンから学ぶ『顧客開発モデル』を紹介してきます。

投資家スティーブ・ブランク

スティーブ・ブランクは、マジシャンと呼ばれた投資家で、8つの事業立ち上げに参加し、そのうち4つを株式上場させました。

ソフトウェア会社の上場率は1%程度なのに4回も上場させたということは、数千万人に1人の投資家であり、彼の行うアドバイスは「スタートアップには2つのチームしかいらない」というものでした。

ブランクの『顧客開発モデル』

ブランクは、著書「アントプレナーの教科書」でこれから活躍する起業家へ4つの『顧客開発モデル』というアドバイスを行いました。

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『顧客開発モデル』とは、起業が成功するために必要な4つのステップ17段階64項目からなる戦略です。

『顧客開発モデル:4ステップ』

①顧客開発(聞いて発見)

②顧客実証(売って検証)

③顧客開拓(リーチ)

④組織構築(本格拡大)

ブランクは、必要なのは①顧客開発(聞いて発見)と②顧客実証(売って検証)だけで、他のマーケティングや営業や事業開発はいらないとしています。

また創業者は、②顧客実証(売って検証)まで行って、ダメならピポッド(軌道修正)して①顧客開発(聞いて発見)に戻ることに集中することが成功に近づくとしています。

ダメなら引き返す「ピボット」(pivot)

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「ピボット」(pivot)とは、回転軸を意味し、バスケットボールにおけるプレイのように「片足を軸として残したまま足を移動させることで、大失敗を防ぐことができる」という考え方です。

またベンチャー企業では「方向転換」、「軌道修正」という意味で使われています。

有名人のピポット例

中田敦彦さんのYouTube大学は、顔出しをやめると宣言をして、2日で顔出し復活を決めるという高速のを「ピボット」行いました。


当初中田さんのYouTube大学は、教育系発信なので顔を出さなくても数字に影響されないと考えて顔出しを止めましたが、実施後に数字を分析すると中田敦彦というキャラクターの授業を見たいという声が多かったことに気付いたのです。

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中田さんがその際に発言していたのが「失敗したらピポッドで修正する」という内容でした。

「すぐチャレンジし高速で失敗してピポッド修正をする」サイクルは、Googleのラリーペイジと、投資家スティーブ・ブランクの教えと同じでした。

最後に

今回は、新規事業の立ち上げに必要なのは2つだけ!投資家マジシャンから学ぶ『顧客開発モデル』を紹介しました。

スティーブ・ブランクは、マジシャンと呼ばれた投資家で、8つの事業立ち上げに参加し、そのうち4つを株式上場させました。

ソフトウェア会社の上場率は1%程度なのに4回も上場させたということは、数千万人に1人の投資家であり、彼の行うアドバイスは『顧客開発モデル』と呼ばれていました。

『顧客開発モデル』とは、起業が成功するために必要な4つのステップ17段階64項目からなる戦略です。

起業家として成功するために必要なのは、①顧客開発(聞いて発見)と②顧客実証(売って検証)だけで、他のマーケティングや営業や事業開発はいらないとしています。

また創業者は、②顧客実証(売って検証)まで行って、ダメならピポッド(軌道修正)して①顧客開発(聞いて発見)に戻ることに集中することが成功に近づく秘訣なのだと紹介しています。

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