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感情に訴えて儲ける『ストーリー・マーケティング』

地震や災害の復興支援にお金をつかうひとは、たくさんいます。社会貢献を打ち出した商品を好んで選択するひとのことをエシカル消費者とよびます。

エシカル消費者は、復興や環境保護といったワードに弱く、悪徳業者からカモにされているのです。

今回は、感情に訴えて儲ける『ストーリー・マーケティング』について紹介していきます。

社会貢献がすきなひとはエシカル(論理的)消費者

被災地や復興のために自分ができる行動をすることは素晴らしいことです。

東日本大震災後に「復興支援」というワードがついた商品やサービスがたくさん生まれました。

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被災地でこまっているひとのために、復興支援商品を購入することで役に立ちたいと思うひとを、エシカル(論理的)消費者とよびます。

論理的と名前がついているのは、商品自体は他でも買えるはずのに、支援のため優先的に復興支援商品を選ぶからです。

じつは、エシカル消費者をカモにしている悪徳業者がたくさんいるのです。

復興支援金と名前がついていても、売上金が復興のためにつかわれていなかった事例がいくつも発生しています。

ストーリー・マーケティング


マーケティングの世界では、ストーリー・マーケティングという言葉があります。

ストーリー・マーケティングとは、消費者が感動や共感を覚えるような物語を商品に付随する手法のことです。

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たとえば、おなじ野菜であってもただ店頭に並べておくよりも、「家族が力を合わせ、無農薬で精魂込めて育てました。」というキャッチフレーズが生産者一家の顔写真つきで表示されていたほうが購買意欲が高まるというケースがあります。

まがった野菜やおおきさが違う野菜など、そのままでは売れない商品でも、消費者の心に訴えかけるストーリーが入ることで「無農薬だから」と欠点が気にならなくなります。

ストーリー・マーケティング実用例


ストーリー・マーケティングがつかわれている例を紹介します。

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①発注ミスで、商品を大量に仕入れてしまった小売店や、団体顧客にドタキャンされた飲食店が「こまっています!助けてください」とTwitterなどで告知すると、消費者の感情が刺激されピンチを乗り越えることができます。

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②あやしい情報商材ビジネスをやっているひとが、自分もむかしはどん底を経験していて、アナタたちの困っている感情を知っているから安心して!と漫画などでストーリー化するのもストーリー・マーケティングです。

消費者は、こまっているとストーリーを知らされると、同情や共感してしまい、合理的な購買行動をしなくなります。

エシカル消費者が理性を働かせていると思っていても、感情に流されて正常な判断ができなくなってしまうのです。

最後に

今回は、感情に訴えて儲ける『ストーリー・マーケティング』について紹介しました。

社会貢献を打ち出した商品を好んで選択するひとのことをエシカル消費者とよびました。

エシカル消費者は、復興や環境保護といったワードに弱く、悪徳業者からストーリー・マーケティングの的にされているのです。

ストーリー・マーケティングとは、消費者が感動や共感を覚えるような物語を商品に付随する手法のことです。

復興や環境保護などのワードには、「こまっている、たすけて」という意味があり、やさしい消費者の感情を揺さぶってきます。

便乗商法をしてくる悪徳業者には、気をつけましょう。

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沼ペンギン
80歳まで生きるとすると、人生の残り日数は3万日です。 40歳だと1万5千日、仕事・睡眠・プライベートの3つで分けると5,000日 プライベートタイムを家事・風呂食事・趣味の3つで分けると1,666日しかありません。 そんな貴重な時間を使って読んで頂き嬉しいです!