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読まれやすい記事タイトルをつける方法をキャッチコピーの考え方から学ぶ


記事のタイトルどうしようかな?と悩むことありますよね。

脳はラクをするので記事が読まれる読まれないは、ほぼタイトルで決まります。

そこでタイトルに悩む方が応用できるキャッチコピーの考え方を紹介していきます。

今回の記事はNTT・SONY・Amazonなどの一流企業のキャッチコピーを生み出し、2018年より内閣府政府広報アドバイザーである小霜さんの著書『ここらで広告コピーの本当の話をします』を参考に紹介していきます。

①買ってくれるターゲットを決める


商品を買ってくれそうな人を探すのが商売だけでなくマーケティング、コピーライティングの基本です。

富士フイルムの「チェキ」はデジカメなどが流行ってきた際に廃れましたが、最近は売り上げがV字回復してきたそうです。

どういう層に支持されたのでしょうか?

発売当初は女子高生たちや若い年代の子に利用されておりました。

現代では新人アイドルの周辺で流行っているのです。

今のアイドルなどは音源が収益源ではなく、物販が大きな収入源となっています。

物販の大きな収入源とはアイドルがファンと生写真を撮ることです。

さらにサインが入れられるので複製可能な写真ではなくプレミアがついた自分だけの1枚が誕生するのです。

このターゲット層へのアタックが「チェキ」の売り上げがV字回復した理由なのです。

見つけ出せばどんな商品にも買うターゲットはいるのです。

モノの『価値』とはヒトとの関係性で決まる


例えば、アナタの目の前に水が置かれているとします。

「このグラス一杯の水道水、100円で買いませんか?」

と聞かれた場合、水道水に100円は高いよっ!と回答されると思います。

しかし、砂漠で遭難し喉がカラカラになっている状況であれば水道水に1万円以上払う可能性がでてきます。

同じモノなのに価値が変わるのはヒトとの置かれた状況に関係するからです。

◆価値=モノ×ヒトの置かれた状況である

「土用の丑の日=うなぎ」は①と②をうまく使った成功例

日本初のコピーライターはエレキテルで有名な平賀源内です。

彼が「土用の丑の日」を普及させました。

現代までこの文化が続いているため、発明で有名な彼はコピーライターでもあったのです。

本来うなぎは夏よりも冬のほうが身に脂がのっておいしいのですが、当時のうなぎは夏に全く売れなかったそうです。

困ったうなぎ屋さんが平賀源内に相談して生まれたのが「土用の丑の日」でうなぎを食べると夏バテ防止で精が出る!とキャンペーンを行ったのです。

◆【土用の丑の日=うなぎ】は①と②をうまく使いこなしている成功例

①買ってくれるターゲットを決める


ターゲットは「夏バテしている人」

②モノの『価値』とはヒトとの関係性で決まる

夏に売れず価値の低かったうなぎを売り出し、ブームが起きたのでうなぎの価値が上がった

平賀源内は名コピーライター


夏に精力が付きお客は喜び、相談したうなぎ屋も儲かり喜ぶ

1780年に亡くなった人間が現在まで残る文化を根付かせた方法はキャッチコピーでした。

・人の役に立つこと
・人に動いてもらうこと
・モノの差別化をすること
・モノに本来の価値以上の価値をつけること

1つのキャッチコピーが生んだ流れは様々なビジネス・マーケティング要素を含んでいました。

最後に

今回は読まれやすい記事タイトルをつける方法をキャッチコピーの考え方から学びました。

①ターゲットを決める

②モノの『価値』とはヒトとの関係性で決まる

キャッチコピーの考え方を知ることで読まれやすいタイトルをつけるときにも応用できます。

明日からアナタもタイトルを意識してみて下さいね。

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