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HSP気質・愛着障害

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「愛着形成がうまくいかなかったため、敏感さに磨きがかかったのか」 「敏感だったから、愛着形成がうまくいかなかったのか」 それはわからない。けれども、普通の家庭で育った私が感じてき…
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#愛着形成

自分の感情を大切に

自分の感情を大切に

ここ最近、一人暮らしのマンションを空け、実家に滞在している。前よりも自分と親との間に一線引くことができているような気がして、長めに滞在できている。

だからなのか、普通の家庭に見えた家で、なぜ私は愛着形成に問題が起きてしまったのかを冷静に見つけ出す瞬間がある。

それは本当に些細なことで、でも確実に私のなかに積み重なってきたもの。

今日、父が昼食に冷やし中華を買ってきた。買い物へ行く前に昼はどう

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自己認識のためのSNS

自己認識のためのSNS

愛着形成がうまくいかなかったこと、感覚過敏気味なHSP気質を持っていること、家庭と学校とうまく馴染めずにきたこと

これらがうまいこと作用した私は、自分への自信がまるでない、周りを基準に生きてしまう人間へと仕上がった。元恋人との関係性も相まって、相手に合わせすぎてとうとう自分が、何が好きなのかも、何が楽しいのかもわからなくなる。

カウンセラーさんいわく、私のような人が安定した人間関係を築けるよう

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生きるって虚しい

生死について書くので、苦手な方はここで引き返すことをおすすめします。これは私が生きる意味について考えた記録。

会社を退職してからもう半年が経とうとしている。体調も精神面も少しずつではあるけれど安定してきて、そろそろ働かないとと焦りもあって、仕事のことを考えるようになった。

でも、仕事について考え始めると、同時に仕事も趣味も生きてることも全てが虚しくてどうしようもなくなって、一日中泣き続けてしま

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元恋人は麻薬

元恋人は麻薬

私は初恋によって、自分の愛着形成の問題が表面化したんだと思う。

生きていくために本能的に周りを基準に生きてきてしまった。だから自分の感覚がわからない。わからないというか、信じられない。自分の感覚はおかしいから、人に話すなんて怖くてできない。また嫌われちゃうから。

こうしてどんどん周りに合わせることを覚えていく。

大人になってから、さらに自分のことがわからなくなった。それが元恋人と付き合ってい

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演じ始めた小さなわたし

演じ始めた小さなわたし

ごく普通の家庭なのになぜ居心地の悪さを感じていたのか。今回は過去の回想と分析。

  

父は亭主関白で、とても怒りっぽい人。

私がまだ小学校低学年の頃、家族でテーマパークに遊びに行った。着ぐるみを怖がって泣き出す私に、「せっかく連れてきたのに」と父はキレて一人でどこかへ行ってしまい、その日一日が終わるまで合流することはなかった。一人で何をしてたのかなぁ。いまだに怖くて聞けない。それから私は、父

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普通の家庭なのに抜け出したかった

普通の家庭なのに抜け出したかった

前回の記事の続きとして、愛着形成について書いてみる。

私が実家に対して居心地の悪さを強く認識しはじめたのは、中学生の頃だった。自分の辛さはどうしたらいいのか、何かヒントはないかと調べては、「虐待されて…」「親が荒れていて…」と遥かに過酷な家庭があることしかわからず、自分は辛いなんて思っちゃいけないんだとひとり思い直していた。

私の家はそんな、明らかに問題がある家庭ではない。

父は三交代制の仕

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HSPを扱うカウンセリングを受けた話

HSPを扱うカウンセリングを受けた話

前の記事でも書いたように、”HSP”という言葉があまりにも世に広がりすぎていて、たまに恐怖を感じるので、現時点での私なりのHSP気質への思いを書き記しておこうと思う。

HSP気質という概念に出会って、私は救われた。「HSPブーム」は知れば知るほど疑問を持っちゃうんだけど、これは事実。

それまで私は、仲の良い友達に「どうして私はこんなに考えてしまうんだろう」「どうして私はみんなみたいにできないん

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