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効果的な「社員満足度調査」とは?【オヤジ店長のツイート日記vol.76】

こんにちは!オヤジ店長と申します!

人材育成、リーダーシップなどについてTwitterで発信している某外資系アパレルブランドで店長をしている読書好き、50代のオヤジです!

簡単な経歴や活動は、宜しければ私のTwitterをご覧ください。➡ @OyajiTencho

ツイートした事を掘り下げて記事にしています。今回のテーマは?

社員の本音を知る「社員満足度調査」

社員満足度調査についてツイートしました。結構反響♥️を頂いたので掘り下げたいと思います。

このnote記事も内容が良いと思われたら「スキ♥」を押して頂けると幸いです。コメント、感想等も頂けると嬉しいです!合わせてよろしくお願いいたします〜☺️

今回のテーマは「社員満足度調査(ES調査)」や「ストレスチェック」についてです。効果的なやり方やメリット、デメリットについて自分の経験を元にお話したいと思います。(影響を受けた本も紹介します)

メンバーのモチベーションに関わる話なので、管理者の方には特に読んで頂きたいです。(いつもより長く3000文字以上になってしまいました…😅手っ取り早く有効な社員アンケートのやり方が知りたい方は「効果的な社員満足度調査とは?」に飛んで下さい!)

職場のパフォーマンスを測る事が出来るES調査やストレスチェックは有効に活用すると離職率も下がる効果がありますし、管理者にとっては業績以外の「通信簿」的な役割りを果たしてくれると私は思っています。

ただしやり方次第なんですよね…

弊社も数年前に行った事はありましたが、今ひとつ有効な手段になりませんでした…理由も含めて先ずメリット、デメリットについて考察したいと思います。

社員満足度調査のメリット

先ずメリットとしては大きく2つあると思います。

*職場環境改善に繋がる
*離職率が下がる

弊社の場合で言いますと、全国に多数系列店があり本部が管理していますが、各店の業績は見えても職場の「精神衛生」「潜在的なパフォーマンス」までは見えません。

業績は良くてもチームワークはバラバラなんて店はありますし、会社から評判の良いマネジャーでも職場ではブラックな人はいるのです…

最近弊社も人の流出が激しくなって来ましたが、辞めた人間に話を聞くと大抵管理者がやりたい放題で、そんな管理者ほど忖度イエスマンですから会社も放ったらかしなのです。

「職場の実態」を上手にあぶり出す事が出来れば、身勝手な管理者は減りますし、ある種「正義が実行」されるきっかけにもなるので、残念な退職も減ると思いますね。

日本は降格人事が少ない国として、また管理者のレベルが世界的に低いと言われていますが、業績だけではない社員満足度調査も合わせて管理者を評価し社員から認められていない管理者は降格させる等、公正公平な評価として使えるメリットはあります。

デメリット…

デメリットも勿論あります。上手くやらないと逆効果になりますよね…理由は色々ありますが

調査やアンケートを取るだけで有効に使っていない

私はコレ一択だと思っています。
ようはやりっぱなし、放ったらかしという事です。実行しても単なるパフォーマンスで終わっているならやらない方がマシですね…

働き方改革等もそうですが「メンタルヘルスは国が推奨しているので…」みたいな感じで「社員の為より会社の体裁の為にやっているのでは…?」と社員から感じられるている企業もあるのではないでしょうか…

効果的なな社員満足度調査とは?

私は専門家ではないので、この手の調査についてコンサル会社のように多くの事例や経験はありませんが、アメリカで有名な調査会社「ギャラップ社」で多くの企業をインタビューし著書も多く出版している「マーカス・バッキンガム」という作家の本「まずルールを破れ!」を読んで、推奨されていた調査アンケートを自分の職場で試してみました。

「これは職場のパフォーマンスを測るのに最適!」と感じたので紹介したいと思います。

アンケートの質問事項

従業員に対するアンケート項目は全部で12個ありますが、その中から6つ「職場におけるマネジャーの管理の質」が特に明確になる質問があります。

1.仕事上で要求されている事や自分の役割を理解しているか?
2.職場では適切な仕事をする為の材料や道具は揃っているか?
3.毎日、最高の仕事をする機会に恵まれているか?
4.いつも仕事の成果を認められたり褒められたりしているか?
5.上司や仕事仲間は自分を一人の人間として認めて接してくれているか?
6.仕事上で自分の成長を後押ししてくれている人はいるか?

「まずルールを破れ! / マーカス・バッキンガム(著)より」

上記6つの質問をメンバーに5段階評価してもらう形になっています。12項目全てやっても良いですが、私はこの6つだけでも充分かと思います。

例えば1つ目の質問の場合、職場で自分の役割や要求されている事を充分理解していれば「5」になりますし、全く理解していないなら「1」になります。

「全ての項目に対してマネジャーはメンバーに「5」を入れてもらう事を目指しましょう!」という事で、前途、業績以外の「マネジャーの通信簿」にもなるという事です。

中でも私は実際職場でメンバーにやってもらった時「4」「5」の質問項目に注目していました。

4.仕事の成果を認めてもらって褒められているか?
5.自分は一人の人間として認めてられているか?

この2つだけでもメンバーに正直に答えてもらえれば、職場の「精神衛生状態」が分かると思いますね。

職場におけるメンバーの「自尊心」を確かめる事はとても重要だと思います。

初めてアンケートを取った当時「一人の人間として認めてもらっているか?」の質問はメンバー全員から高得点をもらえましたが「褒められているか?」の項目の点数が低かった事を覚えています…

「俺は褒めるのが本当に下手なんだな…」と痛感し至らない所は改善しようと思いました。

職場のパフォーマンスは管理者次第

本の中では、従業員4万、支店数300店舗の大会社の調査例が載っていましたが、同じ商品、同じシステム等、会社から提供されるツールは、ほぼ同じなのに支店によってアンケート結果にバラツキがあり

前途、特に注目していた「4」の褒められているか?「5」の一人の人間として認められているか?の2項目についてはアンケート結果が悪い職場は良い職場より極端に低い点数結果になっていました業績も勿論アンケート結果に比例しています。

つまり職場の精神衛生は管理者次第だという事がとても分かります。

上記例はサービス業の会社の例でしたが、このアンケート項目はどの業種でも使えると思います。

私の場合は自分の職場のメンバーにアンケートをやってもらったので「会社に報告したり、評価等には絶対使わない」「正直に答えてほしい」と伝えてやってもらいました。

しかし「正直、1か2を付けたいけど、店長にやる気が無いと思われたら嫌だし3くらいにしとくか…」等、忖度もあったかもしれません…

正直に答えてもらう必要があるので、自分の職場で行う場合はメンバーとの関係が良好な場合に限りますね…(良好ならやる必要も無いんですが…w)

直属の上司だとメンバーの本心は探れないので、本当は人事や本部、調査会社等「第三者」が行う方が正確なデータ(マネジャーの通信簿)が取れるでしょう。

ある時会社の研修で、このアンケートに関して発表したら「コレは良いですね!是非御社の全店で活用されたらどうでしょう?」と講師の方が弊社の本部の人間に推奨されていましたが、実行される事はありませんでした…wまぁ面倒と感じたのか…簡単では無いですしね…w

しかし私は自分の職場でメンバーにやってもらって本当に良かったと思います。多少の忖度はあったかもしれませんが、業績には見えない「メンバーの気持ち」「本音」が見えたように感じました。

私は管理者なのでメンバーの本音は知りたいです。

アンケートを取れば直ぐにメンバーの本音が分かるわけでもありませんが、色んな角度から確かめる必要はあると思いますね。

健康診断だって血を取ったりカメラを飲んだり色んな検査をしますよね。職場環境だって業績だけでなく色々調べる必要はあると思うのです。

業績ダウンだけでなく、人の流出やハラスメント等々は体で言えば病気のサインみたいなモノですね…「従業員の本音」という処方箋があれば対処出来る幅がかなり広がります。

そして「管理者」「マネジャー」のメンバーへの関わり方が、いかに業績や離職率に繋がっているかを会社は痛感するべきなのです。

紹介したアンケートの質問内容を自分の会社や職場の状態によってアレンジしても良いと思います。詳細興味のある方は「まずルールを破れ!」を是非読んで下さい。(私のTwitter DMに連絡頂いても構いません。)

「まずルールを破れ!」のご紹介

最後に本の紹介をします。

下記、Twitterでも紹介しました。古書ですが、社員アンケートだけでなく人材育成に大変役に立つ内容になっています。

著者はあの「ストレングスファインダー」で有名になった「さあ才能に目覚めよう!」をいち早く出版した方でもあります。(私は20年程前に購入しましたがストレングスファインダーにアスセスするID付きで、自分の特性を調べた事を覚えています…w)

上ばかり見ている管理者が減って公平公正な評価をする会社が増える事を祈りたいですね。最後までお読み頂きありがとうございました!✨🙇

noteの中でも紹介しているので宜しければ是非!⬇

今回のテーマに関連している「社員の流出」について投稿しています。宜しければ⬇


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