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夏へのトンネル、さよならの出口を観て
YouTubeやSNSで女子高生が教室でいじめっ子を殴りかかるシーンをよく見かけ、心が少しすっとした。
改めて何のアニメなんだろと調べてみたらすぐに見つかった。『夏へのトンネル、さよならの出口』
主人公カオルは、内気で少し影のある少年。彼の通う高校に東京から転校生のあんずが来た。その転校生は、周りとは一切打ち解けようとせず、クラスのリーダー格の女子に初日から目をつけられるも「喧嘩売ってんの」と
男性の薬指には白い包帯が巻かれていた。
くるりと回しそれを外し、彼は言った。「結婚した時に妻がくれたんだ。」
ぎらっと光る似合わぬ金色は、とても美しかった。
檻の中のタカは幸せか
動物園に来るといつも考えてしまう。
「ここにいるのと、自然で暮らすのはどちらが幸せか」
キリッとして木の上に立つタカの姿はタカとしてのプライドを感じる。彼には本来何百メートルも好きなだけ飛んでいける翼がある。でも檻の中では、その力が思う存分活かされる瞬間はない。
しかし、逆に言えばその「空を飛ぶ力」は獲物を狩るための手段で、ここにいる限り飢えることはなく、翼を持つ必要はないのかもしれない。
トトコちゃん、がんばれ
メールやSNSの返信が終わり、暇になったので新感線のポケットに入っている冊子を何となく手に取る。
柚月 裕子さん作の「トトコちゃん、がんばれ」という短い詩が載っていた。
トトコちゃんとは、庭先に来るすずめのこと。
ひょっこり立ち寄り、巣を作ったかと思ったら二ヶ月くらいで旅立っていく。そして、また翌年巣を求めて戻ってくる。
戻ってくると言っても、同じトトコちゃんとは限らない。すずめの寿命は半年
POOR THINGS-哀れなるものたち 感想
まずは、本当に同じ人間がこのストーリーや登場人物を思いつくのかが信じられない。それくらい狂ってる。それこそ薬でもやってたのではって思うほど。
全ては実験のためと洗脳され育てられたマッドドクターゴッドが身ごもったまま投身自殺を測った女性を拾った。その女性の脳にお腹の中の赤ちゃんの脳みそを移植して…
よく「今の記憶のまま子どもに戻りたい」って思うけどその逆で幼い頭脳で大人の身体を手に入れたベラ。好
SPY×FAMILY code white
川徳の古着市のついでに映画館へ!
(結局古着市は微妙で戦利品なし…)
ジャンプ+で初めて読んだ時、アーニャの可愛さやサクサク読めるストーリーに「なんだこの完璧な漫画!?」って驚いた。しばらくしてアニメ化決まった時も「そりゃそうだろうな〜」ってなぜか鼻が高かった笑(流石に渋谷のスクリーンジャックとかは驚いたけど笑)
映画も安心してクスクス笑えて楽しかった。そしてアーニャが"ちち"と"はは"と一緒
Ghost Worldを観て
父と二人、シネコヤへ。
美大生のあさいともこさんの書いた詩集を読んで、恋人と上手くいかない苦しさに憧れを感じた。
上映時間10分前になり入場が始まる。
短髪金髪彼氏と黒髪ショートのカップル、素朴そうな学生、コーヒーとメロンソーダを追加で注文する2人組。共通点なんてまるでなさそうな10人が小さなシアターの前に座る。
Ghost Worldの主人公イーニドは人を馬鹿にして、環境に毒を吐き、周りに
インフルと孤独とヨンボとの別れ
「あっ多分体調悪いな」
何となくの嫌な予感がした夜、朝を待たずして寒さに目が覚めた。体温計を脇に挟むと37.8度の表示。直感で分かった、これはインフルかコロナと。
2日後には39度台まで熱が上がって、3mがハーフマラソンのように遥か彼方に感じた。去年コロナにかかったときは、実家にいたから父にご飯を用意してもらえたけど、一人暮らしだとそうもいかない。ましてやこの地に恋人や友人と呼べれる存在もいない