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2023年8月の記事一覧
自転車キャンプで雷雨に巻き込まれた手記
これは学生時代に書いた手記の一部です。思い出してみると、どうやら我々一行は種子島でのロケット打ち上げを見るべく、自転車にキャンプ道具を積んで旅立ったものの、海岸のキャンプ場で嵐に巻き込まれたのでした。
轟く雷鳴、海は地獄のように荒れ狂い、テントは水没──
これは昨今流行っている趣味的なキャンプではなく、金がなく時間だけを持て余した学生が無謀に衣食住をチャリに積んだ姿なのでした。
誰にも薦められ
彼女がいない世界で、生きるということ
数年前、私は旧友を亡くした。
二十代の中盤、誰がどう見ても早すぎる別れだった。
私を立派なオタクとして育てたのは、まぎれもなく彼女だった。
貸してくれたありとあらゆる漫画、BL本、アンソロジー、ゲームの数々。初めてコミケへ行ったのも彼女と一緒だったし、初めて乙女ロードを行ったのも、アニメイトに行ったのも、らしんばんへ行ったのも、K-BOOKSへ行ったのも彼女だった。
コンテンツと私だけがこの世
自分用フリーランス体調不良マニュアル【2023年版】
目を覚まして、冷や汗が吹き出す。喉が痛い、気持ち悪い、頭が痛い……そして差し迫る締切。
最悪なコンディションなのに、適切な判断を下さねばならない状況は意外とよくやってくるものだ。
これはフリーランスライターとして生計を立てる私が、自分自身のために作った体調不良マニュアルに加筆して公開するものである。
あくまでも個人の判断なのでひとつの例としてご覧あれ。
そしてご唱和ください。
フリーランスは
シルバニアファミリーと窓辺で遊ぶ【オールドレンズ日記】
殺伐としたフリーランスアラサー女のもと、愛らしいシルバニアファミリーたちがやってきた。彼らと彩る窓辺をオールドレンズで写し取った記録である。
ビールケースミニチュアにすっぽりと収まる彼らは、裏路地で佇んでいそうな扱いなのにも関わらず、ファンタジーの世界からやってきた使いのようだ。現実に荒んだ私の精神世界も、たちまち愛らしいゆるふわな雰囲気に包まれる。
部屋の窓辺でスターチスの花束をゆっくりドラ
旅先で思う喫茶モーニングの奥深さ。中京圏の粋な文化を知りたい!
夜型人間に「起きて良かったな」と思わせるのは、とてつもなく難しいことだ。強制的に起こすことも難しいし、起きたところで動きやしない。無理やり実行に移せば人間関係は悪化の一途を辿り、家族内抗争が勃発するだけである。
だが、中京圏における喫茶店の「モーニング文化」という存在は、それをいとも容易く可能にする。現に筆者は、滅多にしない早起きをし、服を着替え外出し、コーヒー片手に「こういうことですよ」と、文
シルバニアファミリーと海辺の町へ行きました。
シルバニアの愛らしさは普遍的だ。手のひらで包める大きさも、表情も、洋服も家具もすべてが可愛らしい。
今回はシルバニアと小さな電車旅をしたときの写真をまとめた。
シルバニアと車窓うちのシルバニア赤子たちにとって、電車の旅はこの日が初めて。車窓から興味深そうに外を眺めている。
駆けていく街並み、高速で次々と通過する駅。主の私にとっては見慣れた風景でも、赤子たちにはすべてが真新しい。
いくつもの
成城石井のレモンサワーがマイブーム。キレッキレの酸味がうまいんすわ
こんな小市民に成城石井というハイソな食料品店は身分不相応だと思っていた。そのため、このような文章を綴っているのは自分自身、意外でしかない。
だが、レモンサワーを愛する全ての人々へ強く強くおすすめしたいのだ。成城石井オリジナルのレモンサワーを。
「搾りたて?」と錯覚する果汁感飲酒というのは頭でっかちになってはいけない。アルコール度数や含有果汁率などのスペックは後回し。無駄な情報を入れず、純粋に味覚
自分のnoteアクセス状況をなんとなく分析してみた
ひょんなことをきっかけに、毎日noteを書いている。
本業がライターとはいえ前提として人間であり、その上掃きだめのような雑記なので誤字脱字はおろか表現の間違いは多めに見てもらいたい……そんな角砂糖にシロップをかけたような甘々甘えん坊精神で綴っているこの文章を読んでいるあなたは類い稀なる物好きか、単なる暇人か。
などと活字好き左衛門らしい回りくどい言い回しで言葉遊びを楽しむのは良いが、まあせっか
厩橋の公衆トイレが奇抜だった件【夜の東京さんぽ】
夜の東京を散歩するのは実に愉快だ。程よく酒を飲み腹いっぱい食べたあとはなおさら。
今回は隅田川の厩橋付近の愛らしいものを記録していく。
なんだこのトイレは隅田川を北上しつつ、橋路側の階段を渡ると公衆トイレがあった。へぇ、便利な場所にあるものだとぐるりと回り込むと、びっくり。
何を言ってるかわからねぇと思うが……聞いてくれ。建物が人の顔だったのだ。
よくわからない?ほら、これが証拠写真だ。
詳
久々のトラウマみんなのうた『森の小さなレストラン』のざっくり考察
NHK「みんなのうた」で2023年4月〜5月に放送されていた楽曲に、手嶌葵さんの『森の小さなレストラン』がある。
手嶌さんの鈴が転がるような可愛らしいお声に合ったメルヘンな曲調なのだが……。
所々の歌詞に引っ掛かかり、聴くたびに考え込んでしまうのだ。これはもしや、久々のトラウマ曲では? せっかくなのでここに記しておきたい。
あなたのトラウマはどの曲?ま〜〜ぁ、NHKみんなのうたはトラウマ曲製
平日白昼じゃぶじゃぶ池の大人より子どもたちへ
公園のじゃぶじゃぶ池にママ友と子どもたちがやってきた。靴を履いた子が「足だけ入っていい?」と母に聞き、それはダメだと母。
「靴も靴下も脱ぐし、なんならちゃんと拭くから」
と子どもは言うけどダメなんだって。いいじゃんね、夏なんだから入ったって。足も適当に自然乾燥させちゃえばいいんだよ、って私は思っちゃう。たぶん家庭によって価値観とか清潔感とか違うから色々あるんでしょうけど(知らんけど)
自営業アラ