ORIE IIMURO / 1166バックパッカーズ
記事一覧
1166バックパッカーズの採用基準とは
「どうして私を採用してくれたか、わからないです」
働いているスタッフからそんなことを言われた。つまり、偶然なのか必然なのか、今じぶんはここで働いているけれど、採用の基準はどこにあるのか、と。
面談をしている自分のなかではしっかりと理由があるんだけれど、それはあくまでも飯室個人のなかに存在している理由で、採用基準、つまり「属人的・感情的な評価によって合否に悪影響が出るのを防ぐのに有効な基準」と
冬らしい冬だからこそ、春がうれしい
関西で暮らしていたころより、よっぽど春のありがたみを感じるようになった。というのも、雪も降り、陽も短く、どんよりした空の日が続くと、どうしても肩が縮こまってしまい、目線も足元に落ち、気持ちまで下がってしまうから。元々ネガティブ思考ではない私でさえ、この冬は「つらいな〜」とメンタルを少しやられていた。
だからこそ、春が来たときの喜びは大きい。まるで温泉に入ったときのように肩甲骨まわりが弛緩し、桜
ゲストハウス ひとりでやるのか、人を雇うのか
私のところに開業の相談に来るひとの多くが、「人を雇わずに自分ひとりで始めようと思う」と言う。私も始めた時、そう思っていた。それでも妊娠、子育てのタイミングでアルバイトスタッフ雇用を前提とした運営に変化した。
結局のところは、正解はなく、その都度判断してゆくだけのことなのかもしれない。ただ、自分の場合を振り返ってどんな壁があり、どうそれを乗り越えたか書いてみる。
ひとり営業のメリット
コンセン
ゲストハウスのヘルパー制度について考える
ゲストハウスにおけるヘルパー制度とは
ヘルパーはフリアコ(フリーアコモデーション)と同義。館内に無料で寝泊まりしていい変わりに仕事を数時間手伝ってもらうシステム。江戸や明治時代から「丁稚奉公」システムはあったと思うが、元々はそれと似たような物だと思う。
1166bpの場合は住居に加えてお米など一部の食材が無料になり、その見返りで週15〜20時間ほどの掃除手伝いをしてもらっている。
事業計画
レビューの最初の読者は誰か
突然ですが「レビュー」を参考にされたことはありますか? 私自身、食事に出かけるとき、物を買うとき、病院にかかるときなど、グーグルマップのレビューを参考にすることは多々あります。
余談ですが、店舗向けDXソリューション「口コミコム」が運営する店舗ビジネス向け総合メディア・『口コミラボ』によると、20代など年齢層が低いほど口コミを見るが口コミを投稿せず、50代など年齢層が高いほど口コミを見ないが
ゲストハウスの場所の決め方
第二回のゲストハウス開業相談会を終えた。各地から繋いでくださった3名に私を足して合計4名でおしゃべり。今回は、「(市町村は決まっているけれど、そのなかでも)どこでやるか」について聞かれたので、考えてみた。
場所はどう決めたらよいか
今回の参加者のなかには地元である某村で開業を考えられている人もいた(ただ、村と言っても日本昔ばなしに出てくるような村ではなく、二つの主要都市に挟まれている町場間
ローカルのちょっと上の世代にどう受け入れてもらうか
先日、第一回のゲストハウス開業相談会を終えた。各地から繋いでくださった3名に私を足して合計4名でおしゃべり。前回の記事ではそのなかで話題となった「ゲストとのコミュニケーションツール」について書いたが、今回はもうひとつ話題にあがった「ローカルのちょっと上の世代にどう受け入れてもらうか」について考えてみる。
「気にしぃ」、の性格
小さいころから私は人付き合いが苦手だ。それは決して人嫌いというわ
現場にいない宿主が遠隔でできるコミュニケーション術
昨夜、第一回のゲストハウス開業相談会を終えた。各地から繋いでくださった3名に私を足して合計4名でおしゃべり。そのなかで「ゲストとのコミュニケーションツール」が話題となったので、実際のゲストとのやり取りを例に出しながら紹介。
子育てでなかなか現場に出られない私が事前にまたは遠隔でゲストと密にコミュニケーションを取ることで、現場の負担を減らせられるのではないか…そんな目線で書いてみます。
電話は
宿業が取消料を取る苦悩と実験
宿業務に取消はつきもの。14年の営業を経て、取消料金について、今新たに実験を始めた。
1166バックパッカーズの取消規定
キャンセルポリシーは各宿で定めている。1166バックパッカーズの場合はここ数年は以下(booking,comはOTA独自のあれこれがあって、少し変動したりもするが基本設定は同じ)。
取消料金支払いに抵抗したいゲストの気持ち
お客さん立場で考えた時に "泊まっていない
小規模ゲストハウス開業希望者向けの小グループ相談会
募集終了しています。
個性的なゲストハウスがさまざまな地方都市に誕生してゆくのは面白く、その宿泊体験がよいものであればゲストハウスという宿形態も今以上に認知されるだろうと思っている。ただの安宿ではなく、無機質な無人宿でもなく、同宿の旅人やローカル、スタッフなど他者とあるいは自分自身と触れ合うゲストハウスに引き続き未来を感じている。
小規模ゲストハウス開業希望者向けの小グループ相談会を開催
ゲストハウスでゲスト同士を緩やかにつなげてゆくには
スタッフから「欧米のゲストは特にフォローしなくてもゲスト同士が仲良く話出すこと多いけど、日本人のゲストの場合はきっかけが必要なこともありそう。どうやったらいいんでしょう?」と質問が出た。自分が宿を始めたころは言語化できなかったけれど、ある時から「あぁ、無意識にこうしているな」ということがわかってきたので、書いてみようと思う。
(スタッフ側に立つ人間だけが考える内容だと思うので、途中から有料化し
母はひと晩の自由時間を得た
急な展開でひと晩家を開け、自由にしてよいと家の人の同意を得たので、夕方から上田市に行ってきた。子供を産んでからというもの、特に夜の時間を自由に使えるのは久しぶりだ。
『NABO』で初めてひとりで隅々まで書棚を楽む
夕方に上田駅に降り立ち、まず本屋『本と茶「NABO」by VALUEBOOKS』を目指す。何度も来てはいるもののいつだって子供と一緒だったので自分が見たい書棚をサラっと見渡すのが
年を重ねてよかったこと(ひとり言)
素晴らしい仕事をしている(ように自分が思う)ひとの姿をみたときに、羨ましくもあり、自分ももっと頑張りたいという気持ちが湧いてきたりする。それは起爆剤にもなるんだけれど、一方でどうして自分はこんなにできないのだろう、あぁそういえば低点のレビューがきた、あぁやはりこんな自分には到底無理なのだ、というような自分を否定する気持ちがじわじわと心を蝕んでゆくことがある。
今だって時々はそんな否定的な気分