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冬らしい冬だからこそ、春がうれしい
関西で暮らしていたころより、よっぽど春のありがたみを感じるようになった。というのも、雪も降り、陽も短く、どんよりした空の日が続くと、どうしても肩が縮こまってしまい、目線も足元に落ち、気持ちまで下がってしまうから。元々ネガティブ思考ではない私でさえ、この冬は「つらいな〜」とメンタルを少しやられていた。
だからこそ、春が来たときの喜びは大きい。まるで温泉に入ったときのように肩甲骨まわりが弛緩し、桜はまだかと目線が上がる。ありがとう、春。
こういう気候になると、なんでもできるような気になる。相反するかもしれないけれど、何もしなくてもただ生きているだけで幸せに思ったりもする。オチはないが、そんなことを考えている晴れた土曜日の午後でした。
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