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歌、物語、街に人──。あらゆるモノゴトから受けた感動(Inspired)を、”中山かず葉”の視点で紡いだ作品集。”あなた”の視点が1mmでも柔らかくあたたかい方に変わることを祈っ…
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#書くこと

【エッセイの書き方に悩むあなたへ】│これもあれも、どれも私なりのエッセイ。

【エッセイの書き方に悩むあなたへ】│これもあれも、どれも私なりのエッセイ。

随筆を、ポストした。
文末には「#エッセイ」のタグもつけて。



note更新のお知らせ以外に、兼ねてから苦手意識がある「考え感じていることの自己開示」の練習をするためにもXを利用している。

それらに加え、最近は詩や短歌を書いたり作ったデザインを添付したりと「作品を発表する場」として選ぶことも多い。

この部分をふくらませたら後々エッセイにできるかも、という下心もなくはない。

それでも、私

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あなたに伝えたいことを、これからも

あなたに伝えたいことを、これからも

頭と右手の意思疎通ができずにいる。

取り留めのない思考が、まるで濃霧にのまれているかのように「書き記す」行為を遮断して行く手を阻む。

私にとって「感じること」は、すなわち生きること、だった。

だったはずなのに、ちょっとした不調がキッカケで鈍る感受性相手に、今はただ一抹の「やりきれなさ」と「無」しか抱けずにいる。

──寂しいやら、悔しいやら。



あなたに伝えたいことは山ほどあって、それ

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その言葉が響くのは、”あなたにしか言えない言葉”だから─『永い言い訳』

その言葉が響くのは、”あなたにしか言えない言葉”だから─『永い言い訳』

映画監督である彼女の作品を予告編で知ったからか、それとも彼女の姿をたまたま雑誌で拝見したからなのか。

これといった理由は忘れてしまったが、常に西川美和という名が頭の中の大きなスペースを占めていた時期がある。

図書館で見つけた『永い言い訳』という本に惹かれたのも、そこに見慣れた4文字があったからなのかもしれない。



妻を失った男、”こども”でいられた日々を奪われた子供、自ら望んで実の名を捨

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