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【目印を見つけるノート】757. 愛の反対は憎しみではなくて

ちょっと肌寒いですね。
けさはツバメが横切っていきました。巣を発見💡
ツバメだけは分かるのですよね。

巣だけです

ワイルドの『幸福な王子』を小さい頃に読みましたので。あ、アゲハ蝶にも😄💦

✏️きのうの前振り

さて、昨日は雨のなか、代々木公園界隈をゆっくり歩いてきました。

目的地は、代々木公園の『中央メーデー』(連合主催)会場です。私は労働者ではありますが労働組合には入っていません。というか職場にないですね。入っていた頃は来ていましたが、とんとご無沙汰です。

ですので、目的地は会場の脇にある、NGO、NPOの出ているテントでした(組合も広義にはNPO=Non-Profit Organizationではないでしょうか)。

テントの集まり

今私は、作ったアクセサリーを委託販売のお店に出して、場所代を除く売上をウクライナ支援の団体に寄付しようと考えています。それはこれまで何度か書きましたが、そのための情報収集と国際情勢をもうちょっと知りたいということでした。

ウクライナ支援については、noteでも運営様からの但し書き兼案内文が出ていますね。私の投稿のトップには比較的出るようです。この記事にも出るでしょう。

寄付はそのようにネットで容易にできます。私のささやかな売上もネットで容易に寄付できるのですが、えーと、何と言いましょうか、「寄付しておしまい」ではなく、もう少し掘りたいなと思うのです。

「何に寄付をするのか」
それを知りたいということでもあります。

これはひとりでしているから、できることでしょうし、した方がいいようにも思っています。

高尚なことをぶっているかなあ🤔

根本的に、初めての方、特に専門の方にたくさん話を伺いたい、対話したいというのがものすごく大きいのだと思います。
それはこういった方面だけではなく、聴けるのならば、対象は問わないかな。

何か傾向があるとすれば、セミナーとか講義とか「話の内容も人も決まっている、あらかじめ設けられた場」ではあまりしないということでしょうか。
自分から行って差しで話すのがもっぱらだと思います。突撃取材というものでしょうか😆🎤
余談でした。
各団体の皆様にはSNSで紹介する旨をお伝えしています。ありがとうございます。

✏️テントでいくつか話を聞きました

訪れた順に書きます。

1. アムネスティ・インターナショナル日本

こちらは1961年にロンドンで設立された、人権保護の遵守を各国に求めることを目的としたNGO(Non-Govermental Organization)です。犯罪ではなく、思想・信条・良心的兵役拒否などで拘禁・拷問、あるいは死を受ける人を救援する目的で活動することから始まりましたが、のちに死刑廃止や、政治的な事情で行われる人権侵害の監視・救援にも幅を広げています。

今回、ウクライナの支援に緊急署名と寄付を募られているとのことでした。

トップページ

少しだけお話を伺って思ったのは、ウクライナ支援にひとつひとつのNGOがバラバラに取り組むのではなく、「協動」している部分もあるのだということでした。
現実として、支援に多くのルートは確保できません。物資を乗せたトラックが、支援の人がどこからでも入れるわけではないということです。ですから、NGOにしても役割分担と情報共有をして動く必要があると感じました。

それは、日々ニュースを見ているだけでは具体的に分からない部分だとも思いました。

2. 日本ILO協議会

ILO協議会は国連の専門期間ILO(国際労働機関)の日本の窓口にあたる組織です。
〈日本ILO協議会は、日本社会での国際労働機関(ILO)理念への理解を深め、
国際労働基準を踏まえた公正で健全な社会建設に向け、活動しています〉
サイト
https://iloj.org/
より引用。
こちらのテントでは、アジア各国の労働問題・状況について現地調査した報告冊子と直近の定期刊行誌をいただきました。

アジアは自分の国もそうであるのに、あまりにも知らないなとつくづく思うのです。ミャンマーについては、いまは情勢がだいぶ変わりましたが、カンボジアやベトナムの働くひとの状況についてはたいへん興味深く読みました。特に、「カンボジアの人口1400万人のうち、100万人が縫製工場で働いている」というくだりには驚きました。(『カンボジア・ミャンマー社会労働事情調査団報告書』より、2017年)
若年層が多い国ですが(なぜ多いのかは調べてみてください)、14人に1人が縫製の仕事に就いていることになります。
まだ読んでいる途中ですが、勉強になります。

3. エファジャパン

私がメーデーに行くのもかなり久しぶりですが、『中央メーデー』じたいも去年、一昨年はオンラインでしたのでちょっと久しぶりなのでした。
そのせいか、NGOのテントは少し減ったようにも思います。参加者も感染症禍前に較べたら減りましたし、仕方のないことかもしれませんが、個人的には淋しく感じもしました。

『エファジャパン』はカンボジア・ラオス・ベトナムの子どもたちの支援を目的にしているNGOです。

具体的にはーー
・ラオス 出版産業が発達しておらず本が少ないとのことです。そこで、こちらの団体では学校図書館、図書室の設立、運営支援をしています。
・カンボジア 貧困のため学校に通えない子どもが多いため、現地NGOと連携して寺子屋教室や児童保護施設の運営をしたり、奨学金を支給したりしているとのことです。
・ベトナム ハイフォン市の行政機関と協働して障がい児の学習の場を拡充する取り組みをしているとのこと。

私はラオスに興味があったので、ラオスのことを少し伺いました。ラオスはカンボジアよりも感染症の罹患が多く、都市部はロックダウンに近い状態だったそうです。そのため、支援運営している図書館も休館を余儀なくされて、子どもの教育環境も厳しいとのことでした。私たちは図書館に行かなくても書店や電子書籍やネットを利用できますが、それらがなかったらどうでしょう。
そのようなことを思いました。

4 . UNHCR(国連UNHCR協会)

こちらは国連関係のNGOですが、日本で最も規模が大きいところでしょう。UNHCRと私もいつも書いてしまいますが、正確にはThe Office of the United Nations High Commissioner for Refugees(国連難民高等弁務官事務所)です。https://www.japanforunhcr.org/

故・緒方貞子さんが高等弁務官をしていたことでも、たいへん有名です。その名の通り難民の問題解決にあたる機関ですが、ニュースを見ている限りでは、ウクライナ救援に関してはUNHCR、国際赤十字、国境なき医師団が現地(あるいは近隣国との国境)活動の多くを担っているように見ています。
「ウクライナも緊急なのですが、アフガニスタンもシリアも大変なのです」とテントにいらっしゃった方はおっしゃっていました。
「ミャンマーもですね」

残念なことに、感染症禍のもとで、それらが鎮静化したのかというとそうではない。逆に事態がどんどん見えづらくなっているようにさえ思います。ウクライナ救援に向かいながら他のことからも目を離さずにいる必要があります。
ウクライナ侵攻は悲しいことにまだ続いています。救援活動は今後も重要です。寄付も多く寄せられているようですが、その時に他の国で何が起こっているのかを知ることは、知ろうとすることは何より大切なことだと思います。

ネルーダではないですが、
同じ人間として。

募金についての支払い方法を確認したところ、コンビニエンスストアで任意の額(千円単位)が寄付できるようでしたので、売上はいくらか送金できそうです。わずかですけれど。

5 . PARCIC

この辺りでメーデーの集会が終わってしまったので、アセアセ。最後にフェアトレードを主に活動しているNGO、PARCICのテントをのぞいてみました。こちらは、東ティモール、スリランカ、マレーシア、パレスチナ、トルコ・レバノン(シリア難民支援)でフェアトレードを含めた「民際協力」活動を展開しています。
サイトの概要より引用。

こちらでフェアトレードのお茶(アボガドリーフ&ライムリーフ)を購入し、ふっと見ると『東ティモールフェスタ』のポスターが掲示されていました。
「へえ、こういうのがあるのですか」

東ティモールは1975年までポルトガル領、2002年まではインドネシアの島嶼でした。ここが政情不安だった1990年代に少し調べたことがありました。その後独立して東ティモールとなり、今年が20年だそうです。

そういえば、『オデュッセイア』でフランシスコ・ザビエルを書いたとき、東南アジアの島をむちゃくちゃ調べたことを思い出しました。

✏️ここいらで

さて、短く書こうと思ったのにそれなりに長くなり、今日も終わりそうです。ヤバい🏃‍♀️💨

いろいろ新たな勉強になりました。

今は検索すればある程度のことが分かりますが、一歩踏み込む、掘ってみる、展開するには、与えられる情報だけではなく、自分のアクションーー例えば調べる、聞きに行く、見に行くーーなどがある方がいいのではないかなと、個人的に思っています。

それをフィールドワークだと自分は思っていますが、取材と言ってもいいかもしれません。ソースとして足る記事になっているかは分かりませんが、そのような方向を目指していたいとも思います。

マザー・テレサが、「愛の反対は憎しみではなく、無関心だ」とおっしゃいましたが、私もそう思います。

今日の一曲はこちらで。
ARB『ユニオン・ロッカー』

Unionとは組合とか連合ということですが、もともとはひとつに集まった集合をさします。UniteとかUnificationとかも同様ですね。Uniは単一。
この曲は、よく歌っていましたね。
周りのみんなも歌っていましたね。
それもユニオンだと思ったりします。

それでは、明日のnoteはまだまだ金曜日の話の続きです。でも今日とは全然変わると思います😉
それでは、お読み下さってありがとうございます。おやすみなさい。

尾方佐羽

追伸 旅行かぁ( ´-`)~~うらやましいな……。
私は東京を旅しています🚶てくてく

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