ぬらくり

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    litersがWorld Makerで作ってる寝不足ギャグ漫画です 毎月の第二、四火曜日にて更新します

記事一覧

百合で挟んだ檀一雄

 百合は素晴らしい、だが好きだとはっきりと言えない。百合を好く自分の心理が何処から来るものなのか、いつも考えてしまう。卑屈な自意識がまとわりつく。  持っていた…

ぬらくり
10日前
4

キキョウを験す

慣れない病室で キッキョウを試した あみだくじである 私は目についた 一つを選び、追っていく 大吉だと、思った矢先に 入れ替わった 凶である うすら笑みである、私は …

ぬらくり
3週間前
2

おーい おーい の中

道を訊かれても疎まない 私には常に答えのアテがあるのだ そもそも、この箱の中で 迷いようもないはずなのに 緩く笑っている様が 不思議である 迷うのも良い 問うのも良…

ぬらくり
1か月前
3

自分ルール

あなたのルールはありますか? あなたが決めて、あなたが守るルールです できれば、理由のないものがいいです 談笑ついでに決めたような、軽い由来で 則っていくにつれ、…

ぬらくり
2か月前

波間に遊びし

ゆったり大きな波に振り落とされ 打ちあがって、屈辱と安堵を抱けば また波に呑まれて、もがくほかなくて 溺れてはならぬと身体に命ぜられ ただひたすら、息継ぎ。息継…

ぬらくり
3か月前
2

sqlite3についてChatGPTにいちゃもんつけた、はずだった

pythonのsqlite3を使っていたときの出来事である。 import sqlite3sinput=input("what table you want ? ") dbname='main.db' conn=sqlite3.connect(dbname) …

ぬらくり
4か月前
1

aの気持ち

やったことを省みることはあっても 思ったことを顧みることはあまりない 形が曖昧で目まぐるしいからなんだろう 惰性で言葉を記していたけど、 読み返してみれば、 少し…

ぬらくり
4か月前
1

鼻と背の高い、良いやつ

終電の雰囲気というのは 私にとっては気色悪く、興味深い 座っている人の殆どが スマホを見ている 終電じゃなくても、 そうであるが 終電の場合は、 スマホにあやされて…

ぬらくり
5か月前

焼きそばパンの焼きそば

焼きそばパンの焼きそばが 本当に焼きそばなのか、 私は疑った この焼きそばは パンから独立しても 堂々と焼きそばを自称するだろうか 自分の心元なさに気がついて …

ぬらくり
6か月前
1

くもつくも

 無為の意識があるとして、流れる雲の形を表して留めようと思いたち何も持たずそれを見上げたが、案外雲はなく乾いて冷たい金属のような快晴であり私の思いも応えるように…

ぬらくり
7か月前
2

だいげんご 11話 サメ

過去一手抜きだが 好評だった

ぬらくり
8か月前

チメイとムメイ

ここらでは チメイというのは 断崖で舞うのと同じ ここらでは ムメイというのは 海面に漂うのと同じ どちらも不安でならない 一つは落ちる危うさに 一つは融ける危うさに…

ぬらくり
8か月前

だいげんご 10話 昼食貪

ぬらくり
9か月前

まどマギの二次創作を終えて、言いてぇ

私はまどマギが好きである。 初めて見たときの衝撃は忘れられない、 それを二度と味わえないことを悔しく思う。 でも、新作が出る。 歓喜の歌を脳内で奏でようとすれば、…

ぬらくり
9か月前
1

だいげんご 力

お話は難しいナァ

ぬらくり
9か月前
1

こすい

わずかに澄んでいる わずかに澄んでいた 濁りは溜まり 明澄なところはない 濁りに呑まれ やがてそのものになり わりあい澄んだ上澄みを かつての濁りを 惜しむこの…

ぬらくり
9か月前

百合で挟んだ檀一雄

 百合は素晴らしい、だが好きだとはっきりと言えない。百合を好く自分の心理が何処から来るものなのか、いつも考えてしまう。卑屈な自意識がまとわりつく。
 持っていたのは、『私の百合はお仕事です!』の13巻と『はなにあらし』の13巻。手元の二つの13を奇異に思いながら、同時にこのままレジに持って行くのか迷う。何かひとつ、欲しい気がした。

 大きい丸善であった。幅の広いジャンルのマンガも小説も実用書もあ

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キキョウを験す

慣れない病室で
キッキョウを試した
あみだくじである

私は目についた
一つを選び、追っていく

大吉だと、思った矢先に
入れ替わった
凶である

うすら笑みである、私は
透けた体内をまじまじと見てれば
にわかに黒を示され、
キキョウを言い渡された

おーい おーい の中

道を訊かれても疎まない
私には常に答えのアテがあるのだ

そもそも、この箱の中で
迷いようもないはずなのに

緩く笑っている様が
不思議である

迷うのも良い
問うのも良い

恥ずかしがらず大声出して

おーい おーい と
自分の声が
どのように響くのか
どんな風に聴こえるのか
試してみるのも良い

そうやっておーいの広さを
知らなきゃならない

自分ルール

あなたのルールはありますか?
あなたが決めて、あなたが守るルールです

できれば、理由のないものがいいです
談笑ついでに決めたような、軽い由来で
則っていくにつれ、なんだか重みになってくる
そんなもの

あなたが破って、あなたが咎めるルールです
責められたあなたには、常套句があります
「誰が決めたルールですか?」

いや困った、悔し悲しい顔をしてしまい、
謝ることも裁かれようともしないけど、
すこ

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波間に遊びし

ゆったり大きな波に振り落とされ

打ちあがって、屈辱と安堵を抱けば

また波に呑まれて、もがくほかなくて

溺れてはならぬと身体に命ぜられ

ただひたすら、息継ぎ。息継ぎ。

また打ち捨てられて、私は遊びに

砂を撫でて詩を記す

sqlite3についてChatGPTにいちゃもんつけた、はずだった

pythonのsqlite3を使っていたときの出来事である。

import sqlite3sinput=input("what table you want ? ") dbname='main.db' conn=sqlite3.connect(dbname) cur=conn.cursor() query=f"CREATE TABLE IF NOT E

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aの気持ち

やったことを省みることはあっても

思ったことを顧みることはあまりない

形が曖昧で目まぐるしいからなんだろう

惰性で言葉を記していたけど、
読み返してみれば、
少しばかり成形した心に触れられる

再び融け合うことはなく、
親しげに笑いかけて、
別れを告げたり、告げなかったりするのだ

鼻と背の高い、良いやつ

終電の雰囲気というのは
私にとっては気色悪く、興味深い

座っている人の殆どが
スマホを見ている

終電じゃなくても、
そうであるが

終電の場合は、
スマホにあやされているかのように
無防備に、安心している

外の景色はおろか
車内に転がるゴミさえも
意識の外へ追いやっている

途中で乗ってきた鼻と背の高いやつは
連れの話を聞きながら、
相槌を打ち、

ゴミを足で止めた

連れが無視したゴミを 

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焼きそばパンの焼きそば

焼きそばパンの焼きそばが

本当に焼きそばなのか、

私は疑った

この焼きそばは

パンから独立しても

堂々と焼きそばを自称するだろうか

自分の心元なさに気がついて

パンの間に流れ込もうとはしないのか

パンの間以外の居場所で

彼らを証明するものは

ない気がした

くもつくも

 無為の意識があるとして、流れる雲の形を表して留めようと思いたち何も持たずそれを見上げたが、案外雲はなく乾いて冷たい金属のような快晴であり私の思いも応えるように、さびた銅板のような様相を呈し始める。
 良しも悪しも、雲も九十九も無いような日常の部品へと成形されてしまいもはや意識すらないようだった。

チメイとムメイ

ここらでは
チメイというのは
断崖で舞うのと同じ

ここらでは
ムメイというのは
海面に漂うのと同じ

どちらも不安でならない
一つは落ちる危うさに
一つは融ける危うさに
まとわりつかれて

ままならない

まどマギの二次創作を終えて、言いてぇ

私はまどマギが好きである。

初めて見たときの衝撃は忘れられない、
それを二度と味わえないことを悔しく思う。

でも、新作が出る。
歓喜の歌を脳内で奏でようとすれば、
目覚めた心が走り出す。

そんなことはどうでも良いのだ。

私の、初めての二次創作について語らせて欲しい。

以下、魔法少女まどか☆マギカのネタバレを含む。
注意されたい。

まどマギの魔法少女を書くということ 二次創作にはある程度

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こすい

わずかに澄んでいる

わずかに澄んでいた

濁りは溜まり

明澄なところはない

濁りに呑まれ

やがてそのものになり

わりあい澄んだ上澄みを

かつての濁りを

惜しむこの先だろうか