夏のぬけがら

意味とか、目的とか、文脈とか、メリットとか、人からの見られかたとか、とにかくたっくさん…

夏のぬけがら

意味とか、目的とか、文脈とか、メリットとか、人からの見られかたとか、とにかくたっくさんの「余計なこと」を重要視して生きてしまうから。「意味がないことを頑張ってやる」と決めた。

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音楽をやっていなかった。

曲をつくらなくなったのはいつからだろう。 バンドは続けている。 でもそこでは自分が歌詞からメロディーから作ることはなくて、せいぜいアレンジを考えたりするくらい。 …

夏のぬけがら
9か月前
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完成したあじさい

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あじさいの元

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Apple music母の日のメッセージ。なんか感動した。

待ってる、って言えたら

さいごまで飲みきれないコンビニの黒い汁 灰色に染まった夜 ぶちまけるように つんざく轟音に飲みこまれる 雨上がりの青 かなしかった、あの日 痛いなんて言えないで 言…

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うれしいから、かなしい

そんなことはないはずなのに、なぜかそうなる。人生にはそういう、よくわからないことがある。 満たされてしまうと、その余韻に浸りきる前に、満たされないなにかがやって…

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雨の日と晴れの日

なんかいい

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僕の「へき」なんて、所詮そのていど。

さっき、小説のカバーを外した。 つくりものの世界と、大好きな紙のてざわりを楽しんでいる最中に、プラスチックを思わせるカバーはどうにも邪魔だった。イラストも販促の…

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なんかいい

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今日は、時計をしない日。
時間など気にしなかった、あの日に戻るために。

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ぬけがらには、意味がない。
意味が去っていって、取り残された過去。

それはかつて意味だったもの。
今を証明するもの。
明日を可能にするもの。

ぬけがらには、意味がない。
でも、意味を見いだす余白もある。

寄り添うことも、見放すこともしない。
それがなんだか、心地よかった。

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青空は、ずっと好きだった。
自分を取り戻すために、青空を見ていた。

でも、ただ青空を見るために見ていると取り戻す必要などなく、もうすでに自分なんだと気付いた。

好きとはちがう感情が湧いた。

でも、今はもうその感情に名前をつけるなんて、そんな意味のあることはしない。

意味ない音楽をさがして

意味ないこととして、別に好きでもなさそうなプレイリストを徘徊してたら、逆に好きそうな人たちを見つけた。なんか、満たされた気分になった。

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意味のないことをするためにがんばる。

意味のない写真。

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音楽をやっていなかった。

音楽をやっていなかった。

曲をつくらなくなったのはいつからだろう。

バンドは続けている。
でもそこでは自分が歌詞からメロディーから作ることはなくて、せいぜいアレンジを考えたりするくらい。

ソロで活動していた時なんか、寝ても覚めても音楽のことを考えて、いつも曲づくりをしていて、携帯のメモには歌詞ばかり書いていた。
オーディションに出たり、ちょっとした結果を出したり、レコーディングをしたりCDにしたり。
対バンライブもやっ

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待ってる、って言えたら

待ってる、って言えたら

さいごまで飲みきれないコンビニの黒い汁
灰色に染まった夜 ぶちまけるように
つんざく轟音に飲みこまれる

雨上がりの青 かなしかった、あの日
痛いなんて言えないで
言えないで

また会えるなんて 約束でもなんでも、ない約束
うしろすがたおぼえてる
息絶えた向日葵 ぶらんぶらん、ぶらん

触れあえる距離は残酷
陽のあたる庭で
枯れないように しなきゃね

凛と、ぼくにだけ 見せた横顔
支えたくなった

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うれしいから、かなしい

うれしいから、かなしい

そんなことはないはずなのに、なぜかそうなる。人生にはそういう、よくわからないことがある。

満たされてしまうと、その余韻に浸りきる前に、満たされないなにかがやってきてしまう。いっそ、終わるのがこわいならはじめなければいいと思っても、そんな単純なことではない。そんなどうしようもなさを感じた日は、決まって呼吸が浅くなる。

「夜になるとさ。かってに涙がでてくるの」
昔、3個上の彼女にそう告白されたこと

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僕の「へき」なんて、所詮そのていど。

僕の「へき」なんて、所詮そのていど。

さっき、小説のカバーを外した。

つくりものの世界と、大好きな紙のてざわりを楽しんでいる最中に、プラスチックを思わせるカバーはどうにも邪魔だった。イラストも販促の帯も悪くはなかった。ジャケ買いではない、と言い切ることも難しい。それでも、仕事をしたデザイナーには申し訳ないけどカバーは本当にいらなかった。世界観に浸ることと同じくらい、僕は「紙」を求めているからだ。

最近は、映画化する小説も少なくない

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今日は、時計をしない日。
時間など気にしなかった、あの日に戻るために。

ぬけがらには、意味がない。
意味が去っていって、取り残された過去。

それはかつて意味だったもの。
今を証明するもの。
明日を可能にするもの。

ぬけがらには、意味がない。
でも、意味を見いだす余白もある。

寄り添うことも、見放すこともしない。
それがなんだか、心地よかった。

青空は、ずっと好きだった。
自分を取り戻すために、青空を見ていた。

でも、ただ青空を見るために見ていると取り戻す必要などなく、もうすでに自分なんだと気付いた。

好きとはちがう感情が湧いた。

でも、今はもうその感情に名前をつけるなんて、そんな意味のあることはしない。

意味ない音楽をさがして

意味ないこととして、別に好きでもなさそうなプレイリストを徘徊してたら、逆に好きそうな人たちを見つけた。なんか、満たされた気分になった。

意味のないことをするためにがんばる。