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103.「殺人予告」「脅迫」「恐喝」は、やめなさい!

26・「殺人予告」「脅迫」「恐喝」

Q27インターネットの掲示板に「死ね!」「殺すぞ!」「今から、お前の家に行くぞ!」「学校には行かせない!」という書き込みがあり、子どもが怯えています。また、具体的に金銭要求はしていないようですが、「誠意を見せろ(金を準備しろ)」「○○を持ってこなければ困ることになるぞ!」「親にばらすぞ!」などという脅迫じみた言葉を使っています。おそらく、軽い気持ちのいじめかと思いますが、このまま放置しておくわけにはいきません。どのような対応が必要なのでしょうか?

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A 「殺すぞ!」「今から、お前の家に行くぞ!」「ナイフで刺すぞ!」などとネット上の掲示板に書き込むことは、たとえ軽い気持ちだとしても冗談ではすみません。

子どもたちが、「死ね!」「殺すぞ!」などとふざけて言いますが、ネット上の書き込みは具体的に「証拠」として残るものです。

また、書き込みの場合は相手に恐怖感を与えます。

このような「殺人予告」「犯罪予告」「脅迫」は、予告しただけで逮捕することができます。

 

これは大人だけでなく、未成年者でも同じように逮捕される例も出ています。特定の個人に対して、「同じクラスの○○を殺す!」などの書き込みをすれば、「脅迫罪(刑法二二二条)に当り、二年以下の懲役又は三〇万円以下の罰金に処せられます。

 

また、「○○学校に爆弾をしかけ、生徒全員を殺す!」という場合は、学校側が警備体制を強化し、生徒たちを緊急下校させることになります。

この場合は、学校の業務妨害となる「偽計業務妨害(刑法二三三条)若しくは「威力業務妨害(刑法二三四条)が適応され、三年以下の懲役又は五〇万円以下の罰金を処せられます。

 

このような書き込みをする人は、匿名だから誰にも特定されるはずがないと考えているのでしょうが、平成一三年に制定された「プロバイダ責任制限法」という法律によって、匿名で書き込まれた情報は、情報を有するプロバイダに対して「発信情報源の開示請求」が認められ、すぐさま相手を特定できるようになりました。

 

27「教えてはいけない!」プロフの危険性

Q27子どもたち同士で「プロフ(自己紹介)サイト」で楽しんでいます。それは、何なの、と聞くと「友だちが増えてとても楽しいサイトだよ」といいます。このサイトは安全なのでしょうか…。私の子どもはまだ小学生なのですが、同級生の間でも広がっているようです。

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A ケータイを持っている高校生、中学生、小学生の多くがプロフ(自己紹介サイト) を利用しています。

プロフはケータイのweb画面上から自由に選択できます。プロフ作成を提供している業者は様々あり、あらかじめ用意してある質問の項目を順番に答えてから自分の顔写真を張り付ければ簡単にプロフが作れるようになっています。

プロフでは書き込み用の掲示板を設けたり、日記やメモ、自分のスケジュールなども書き込めるようになっています。友だち同士でURL(プロフ) を交換し、アクセスし合えば、お互いの情報を知ることができます。

また、操作もケータイの遠赤外線通信機能を使えば、URLを簡単に交換し合えます。操作が簡単なので、コミュニケーションツールとして子どもたちの間に広がっているものです。

子どもたちは簡単に「友だちの友だちを紹介」し合うことができ、地域を越えた広範囲に友だちの輪を広げることができます。

好みの芸能人や趣味、関心事を共有できる友だち作りに利点があるようです。 

 

しかし、プロフにも大きな危険が潜んでいます。それは、「個人情報」の知識を持ち合わせていない子どもたちが操作していることです。

子どもたちは、ネット上でプライベートなことを書き込む時には一応注意しているようですが、プロフについては「URLは友だちにしか教えないから大丈夫」だと考えています。ここが最も怖い落とし穴です。

たとえ友だち同士であっても、「個人情報」を一度でも渡してしまえば 際限なく外部に流出する危険があるからです。「友だちの友だちはみな友だちだ」という広がり方では、信頼できる人もいれば信頼できない人も含まれているのです。「友だち以外、URLは教えない」といっても、URLは誰でも調べることができるため、直接教えていないから安心だとは限りません。個人の氏名や住所、学校や生年月日、写真などが知らぬ間に、知らない相手に流れていきます。

 

「友だちの友だち」だからといって安心できません。むしろ、知らない友だちは友だちにしてはいけないのです。

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特非)著作協会です。みなさま、ごきげんよう!

ツイッターというのは言葉のつぶやき、短い言葉なのですが、凶器にもなり下がるものです。
まず、ネット上で人を傷つける言葉。
「脅迫」や「威嚇」「脅し」などは当然のことですが、私たちがつい何気ない言葉を使うコメントなども相手の受け取り方によっては人を傷つける場合があります。
「挨拶のない、一方的な言葉」
「相手を見下す言葉」
「馬鹿にした言葉」
「批判」「批評」「忠告」「助言」などはすべて〈言い方〉〈コメントに温かさのない冷たさ〉など。
「悪口」「挑発」「言いがかり」
「自分が正しい」
「自分は上」
「自分を上に見せたい」

発言した本人には意識はなくとも、相手が驚いたり、怖がればそれは「威嚇」「脅かし」になります。

ネット上の言葉は、たとえコメントだろうが優しさがすべてをカバーしてくれるものです。その「優しさ」とは配慮のことをいいます。

最近のメールやライン、ツィッターなどは言葉が乱暴、意味不明?日本には日本語という素晴らしい言語があるのですから、言葉は大切に扱いたいですね。

言葉は「言霊」と言われているものなのですから。




※特非)著作権協会おすすめ電子書籍のご案内「~激化、僭状するネットいじめから、子どもたちを守り、救うための法的制裁~「ネットいじめ撲滅著作権」全3巻好評発売中!下記URLにて検索してください。

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いじめにあって悲しくなったり、
死ぬことを考えるほど困ったりしたら

〈24時間いじめ相談ダイヤル〉 0570-0-78310(電話)
自殺対策支援センター ライフリンクhttp://www.lifelink.or.jp/hp/link.html

全国どこからでも、夜間・休日を問わず、いじめ等の悩みを相談できます。


                 
  A ネットトラブル相談窓口リンクがあります。次の連絡先を保存し自分の「お気に入り」に登録しておけば、困ったとき、トラブルに巻き込まれたときの相談先になるでしょう。

■警察庁:インターネット安全・安心相談

http://www.npa.go.jp/cybersafety/

http://www.npa.go.jp/cyber/

■各都道府県別相談(サイバー犯罪)

https://www.npa.go.jp/cyber/soudan.htm

■文部科学省

「24時間いじめ相談ダイヤル」 0570-0-78310

http://www.mext.go.jp/ijime/detail/dial.htm

総務省電気通信消費者相談センター

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/madoguchi/tushin_madoguchi.html

法務省 人権侵害の窓口

http://www.moj.go.jp/JINKEN/index_chousa.html

 ■インターネットの人権相談

http://www.gov-online.go.jp/useful/article/200808/3.html

 

相談できる内容:インターネット人権相談受付、みんなの人権110番など、人権相談窓口があります。インターネットによる人権侵害のほか、様々な人権問題についても相談を受け付けています。

■インターネット人権相談受付窓口
パソコンからの相談はこちら / 携帯電話からの相談はこちら

全国共通人権相談ダイヤル(みんなの人権110番)
電話:0570-003-110(ゼロゼロみんなのひゃくとおばん)
最寄りの法務局につながります。

子どもの人権110番(フリーダイヤル)
電話:0120-007-110(ぜろぜろななのひゃくとおばん)
「いじめ」や虐待など子どもの人権問題に関する専用相談電話です。

女性の人権ホットライン
電話:0570-070-810(ゼロナナゼロのハートライン)
女性の人権問題に関する専用相談電話です。

内閣府 

児童虐待、いじめ、ひきこもり、不登校についての相談窓口

http://www8.cao.go.jp/youth/soudan/map.html

国民生活センター

http://www.kokusen.go.jp/map/

相談できる内容:消費生活全般に関する苦情や問い合わせ。高額請求、ネット詐欺など

JADMA通販110番

http://www.jadma.org/DM110/index.html

  相談できる内容:通信販売のトラブル全般

違法・有害情報相談センター

http://www.ihaho.jp/

相談できる内容:インターネット上の違法有害情報相談窓口

迷惑メール相談センター

http://www.dekyo.or.jp/soudan/

相談できる内容:迷惑メール全般

セーフライン/一般社団法人セーファーインターネット協会

http://www.safe-line.jp/

■通報フォーム

https://www.safe-line.jp/report/

  できる事:違法・有害情報を通報→場合によっては削除

■インターネット・ホットラインセンター http://www.internethotline.jp/

相談できる内容:インターネット上の違法・有害情報の通報受付窓口

 ■一般財団法人インターネット協会 http://www.iajapan.org/hotline/dantai/1-039.html

  相談できる内容:インターネットのルール&マナーに反すると思われること ■著作権情報センター/著作権相談室 http://www.cric.or.jp/counsel/index.html#soudan

相談できる内容:著作権全般

web100

http://www.web110.com/

google情報削除の通報フォーム

https://support.google.com/websearch/troubleshooter/3111061?hl=ja

検索結果から削除してもらう場合の通報フォームです。必ず削除されるとは限りませんし、元のサイトの情報はそのままです。元サイトが削除されなければ、さらなる情報拡散もあり得ます。

Twitterの不適切画像の報告窓口 https://support.twitter.com/forms/cse

 

                 

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