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世界多分一周旅の途中

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2022年12月から世界を多分一周しそうな旅に出ました。旅の途中から何かをお届けします。 ※2023年11月に日本に帰って来てしまいましたが、振り返って綴っていきます。
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#世界多分一周旅バルカン

ブルガリアで絶景ハイキング!【世界多分一周旅バルカン編】

ブルガリアで絶景ハイキング!【世界多分一周旅バルカン編】

ブルガリアと言えば、ヨーグルトとバラくらいしかイメージにない私。
何があるのか分からないまま、トルコから夜行列車で国境を越えて、首都ソフィアに来てみた。Googleマップを見てたら、絶景が見られるという場所を見つけたので、行ってみることにした。

向かったのは、山の上の湖。
海ばかり見てきたこの世界多分一周旅のヨーロッパ編。美しい山も見たいなと思って探していた時に、ブルガリアで見つけた。「Seve

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最終日は本当に駆け抜けた。【世界多分一周旅バルカン編#8】

最終日は本当に駆け抜けた。【世界多分一周旅バルカン編#8】

駆け抜けてきたバルカン半島の旅も最終日。
それはそれは、長い一日の始まり。
まず、サラエヴォを22時に出発するバスに乗り、8時間揺られてクロアチアのザグレブに向かう。

夜行バスで、指定席ではない場合は、私は迷わず最後列へ行く。
空いていれば、誰も最後列に座らないので、体を横にして足を伸ばして眠ることができるからである。
酔い止めの薬を飲んで、壊れているシートベルトをなんとなく足に巻き付け、腕一本

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サラエヴォ・ウォーキング【世界多分一周旅バルカン編#7】

サラエヴォ・ウォーキング【世界多分一周旅バルカン編#7】

モンテネグロ、ブドヴァから隣国のボスニア・ヘルツェゴビナのサラエヴォへ向かう朝7時のバスに乗り込んだ。
モンテネグロを出国し、ボスニア・ヘルツェゴビナへ入国する。
今回は、全員がパスポートを持ってバスを降り、スタンプを押してもらってまた乗るのを2回繰り返した。

ボスニアについて、地球の歩き方やWikipediaを読んだが、非常に複雑で難しかった。
まず、ボスニア・ヘルツェゴビナという1つの国なの

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雷雨のコトル 【世界多分一周旅バルカン編#6】

雷雨のコトル 【世界多分一周旅バルカン編#6】

デンの住むモンテネグロのブドヴァの隣に、コトルという町があり、デンが言うには、そこがとてもおすすめの観光地らしい。

アドリア海沿岸で複雑に入り組んだ湾にある町の一つで、城塞に囲まれた中世の雰囲気の旧市街に美しい教会が建ち並んでいるらしい。
そこの町を、後ろにそびえる丘の上の城まで登って見下ろすと、そこに絶景があるから、行った方がいいよと聞き、天気予報で一日中激しい雨マークが並んでいた日に、行くこ

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モンテネグロのボーイフレンド【世界多分一周旅バルカン編#5】

モンテネグロのボーイフレンド【世界多分一周旅バルカン編#5】

「モンテネグロってどこにあるの?」と確か1ヶ月半くらい前に、私は彼に尋ねた。

カミーノを歩いている時に、スペインの小高い丘の上の小さな集落の宿で、大部屋に私とデンの2人だけしか泊まらなかった夜。一緒に晩ごはんを食べに行った時にそう聞いた。

彼はロシア人で、モンテネグロに住んでいると言った。
「モンテネグロに住んでる」なんてセリフは、私の人生で聞いたことがなかったし、そもそもモンテネグロという単

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駆け抜けたアルバニア【世界多分一周旅バルカン編#4】

駆け抜けたアルバニア【世界多分一周旅バルカン編#4】

駆け抜けたアルバニア。
まずは、印象に残ったアルバニア料理を。

ケバブみたいなものと、大好きなコフタ。
コフタはハンバーグ。コフタって、インドでもミートボールみたいなの(ミートボールぽくしたベジタリアン的な団子も)をコフタと呼ぶし、トルコではキョフテだった気がする。中東やアラブの料理なのだろうと思う。
とにかく美味しい。

その次に印象深いのがパンプキンパイ。

カボチャ好きな私が喜び勇んで注文

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千の窓の町ベラトにて【世界多分一周旅バルカン編#3】

千の窓の町ベラトにて【世界多分一周旅バルカン編#3】

アルバニア、ベラトはのんびりしている。
独特な形をしたベンチにおじさんやおばさんや若者が座ってぼーっとしている。

小さい町だが、だからこそ町歩きが楽しい。
オスム川が真ん中に流れていて、両側に集落がある。私が滞在する宿は北側のマンガレム地区。イスラム教の地区らしくモスクがある。
川の向こう側はゴリツァ地区でキリスト教の地区らしい。川を挟んで分かれているのが興味深い。

マンガレム地区に岩山があっ

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アルバニアに上陸!【世界多分一周旅バルカン編#2】

アルバニアに上陸!【世界多分一周旅バルカン編#2】

「アテンションプリーズ!」というアナウンスのおかげで、フェリーのキャビンの狭い部屋で飛び起きた。さすがに二夜連続夜行フェリーの移動続きで疲れていたのか、朝まで一回も起きないパターンであった。

けたたましくアテンションプリーズ放送が鳴りまくっても、3回目のフェリーの私は慌てたりしない。ここから外に出られるまで1時間以上かかるのである。
車を順番にフェリーから下ろしていく作業にものすごく時間がかかる

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二夜連続夜行フェリーで大移動【世界多分一周旅バルカン編#1】

二夜連続夜行フェリーで大移動【世界多分一周旅バルカン編#1】

さすがに、夜行フェリーを二晩続けて乗るなんてのは、ちょいと酔狂な旅人のやることだったかも知れない。

そもそも先週も夜行フェリーに乗ってナポリからシチリア島に来たわけで、カモメの写真ばかり30枚くらい夢中になって撮影し、タイタニックのテーマ曲を聴きながら潮風を浴びるという悪趣味なことをして、なぜ隣にディカプリオがいないのかと嘆いた夜だった。
そんなナポリからシチリア島へ向かう夜行フェリーをかなり気

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駆け抜ける旅を書き殴る。

駆け抜ける旅を書き殴る。

久々にnoteを毎日書きたくなって、毎日書こうと思っている。
これまでの世界多分一周旅のヨーロッパ編は、ほとんどちゃんとnoteを書けていない。
序盤は、毎日歩き旅で忙しかった。その日に出会った人と一緒にご飯を食べて、飲んで、喋ってという時間に満ちていたので(そしてそれ以外の時間は主に眠るか歩くか洗濯をしていた)、noteを書く時間などなかった。
カミーノの旅の後は、会いたい人に会いに行くシリーズ

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