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周防大島町議会あれこれ

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いわきの震災後を学ぶなら薄磯海岸のいわき震災伝承みらい館オススメ!

いわきの震災後を学ぶなら薄磯海岸のいわき震災伝承みらい館オススメ!

いわき市には、3.11の震災から数年後、訪れたことがあります。

以前、(一財)地域活性化センターに派遣されていた時の同僚たちで、その中の一人、いわき市役所の友人を、訪ねたのです。

写真の記録もなく、あれがいつだったのかもうろ覚えなのですが、
復活していたハワイアンセンターに泊まり、
彼行きつけのファミレスっぽいところでランチして、
再開したての水族館を堪能し、
いわきの美味しいお酒とメヒカリの

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いわきの記録・記憶(古滝屋旅館・原子力災害考証館)

いわきの記録・記憶(古滝屋旅館・原子力災害考証館)

3月21日、元原発技術者の今野寿美雄さんが、山口市での講演の前に周防大島にお立ち寄りくださり、急遽お話し会が催されました。

急遽だったにもかかわらず、30名を超える人たちが参加されました。
技術者だからわかる危険を、避難先でも啓発し、率先して除染すべき箇所を行政にも指摘して、子どもたちの遊び場などを守って行かれたそうです。

被災後何年かは、福島の子どもたちを夏休みに心置きなく屋外で遊ばせたいと

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スパリゾートハワイアンズで学ぶ人材育成と観光

スパリゾートハワイアンズで学ぶ人材育成と観光

町議会議員視察研修で、以前から”ハワイ”つながりで交流のある、スパリゾートハワイアンズを訪問しました。

スパリゾートハワイアンズと周防大島町調べてみると、スパリゾートハワイアンズ(常磐興産株式会社)と周防大島町との交流は、これまで数々重ねられていました(訪問前に把握しておけばよかったと反省しています)。

東日本大震災の後、ハワイアンズが一時休館していた間に、「フラガール全国きずなキャラバン」が

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東海第二原発の視察に行って考えたこと

東海第二原発の視察に行って考えたこと

周防大島町の近隣、上関町で、原発から出る使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設の建設に向けた調査が行われています。

2月には、本議会に対して中国電力から計画についての説明が行われました。
今回は、現在中間貯蔵施設が稼働している茨城県の東海第二発電所に、周防大島町議会議員10名で視察研修に行ってきました。

再稼働に向けた対策工事の大詰めということで、地元の人たちを含め、多くの方が視察に訪れてい

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地震津波災害、減災への備え(R6.3一般質問)

地震津波災害、減災への備え(R6.3一般質問)

能登半島地震の被災、復旧復興の状況をニュース等で拝見する中で、
辺境の高齢化率の高い過疎地(=我が町)
の災害への備え、減災の工夫について、考えさせられました。

今回の周防大島町議会一般質問では、
私も含め4名の議員が防災関連の質問を行いました。
それぞれの議員はそれぞれちょっとずつ違った視点で問い質があったと感じています。

YouTubeでの配信はもう少し後になりますが、
ぜひ町民の方々には

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周防大島町の下水道事業を考える 後編(R6.3一般質問)

周防大島町の下水道事業を考える 後編(R6.3一般質問)

一般質問の前に、2回にわたり、周防大島町の下水道事業の現状や全国の事例、気づいたことや考えたことをnoteに綴ってまいりました。

そして一般質問を行いましたので、その結果について、後編として綴らせていただきます。

まず驚いたというか、肩透かしを食らったな~と感じたのが、
一発目の回答

です。

ー嬉しいけど
ー切ない。

次の見直しっていつ?!

そういうところから、再質問を行っていきました

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高齢化率50%超え、本土と一本橋の島の防災減災考

高齢化率50%超え、本土と一本橋の島の防災減災考

私が住んでいるのは、自然災害の絶えない日本列島ですが、
世界中の様々なニュースが毎日流れてくる中で、
自分事としてとらえることができなくなっていた、と気づかされました。

それが、2024年の幕開け、能登半島地震でした。
2か月半が経つ今も、断水が続いたり、避難生活が続いたりと、大変な状況におられる方が多くらっしゃると聞きます。心からお見舞い申し上げます。

私が住む周防大島も、能登半島と似ている

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周防大島町の下水道事業を考える 前編

周防大島町の下水道事業を考える 前編

例年、年末頃から年度末にかけて、その年度に策定することになっている各種行政計画案が示され、”パブリックコメント”の募集が行われます。
「これから○年間の町のこの分野の事業を、こういう方向でやっていきます」という計画を(本町の場合はほとんどコンサルに委託して)策定するときに、念のため見落としている意見や修正点がないか、町民や町内で働いている方などにみてもらい、意見を聞く、というものです。

本町では

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上関町の使用済核燃料中間貯蔵施設誘致に対する町長の考えは(R5.12一般質問その①)

上関町の使用済核燃料中間貯蔵施設誘致に対する町長の考えは(R5.12一般質問その①)

令和5年12月定例会の初日、「使用済核燃料 中間貯蔵施設の 上関町への設置に関する調査・検討に係る事業者からの説明」について、藤本町長から行政報告があ離ました。

12月定例会の前に、中国電力は上関町の周辺市町の首長に説明に回っておられ、周防大島町長には、11月29日に説明に来られました。

それがどうだったのか

中間貯蔵施設誘致について関心を寄せている町民は、気になっていたところと思います。

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空家対策の実績と次の一手(R5.12一般質問②)

空家対策の実績と次の一手(R5.12一般質問②)

以前、令和3年3月定例会で「今こそ空家対策に一歩踏み込む時!」というテーマで、一般質問をさせていただきました。

その後、政策企画課の中の一つの班であった「定住対策班」が組織改編により「空き家定住対策課」に拡充され、これまでの3年足らずで、“検討します“と言われたこと以上の空き家対策が進められてきました。

空家バンク事業の拡充(例えばウェブでの発信、売買物件取り扱いなど)

空家の実態調査の実施

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町立大島病院に産婦人科を開設 その背景と目的

町立大島病院に産婦人科を開設 その背景と目的

12月議会の議案で最も議論が巻き起こったのが、
議案第 17 号;周防大島町病院等事業の設置等に関する条例の一部改正について
だったと思います。
議案説明資料では、次のようにありました。

もう何年も前に、産婦人科が町内から消えてしまった周防大島。
10数年前には、近隣の柳井市のクリニックでも出産が扱われなくなって、1番近いのが周東総合病院になりました。
この議案、現在病院事業局では、「経営改革プ

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周防大島町病院事業局のこれから

周防大島町病院事業局のこれから

現在、2月2日までの期間で、パブリックコメント募集中の案件があります。

柳井広域医療圏での周防大島町立病院の立ち位置を見据えた、結構詳細な状況把握のためのデータが示され、将来どこを目指すのかということが、具体的に述べられていると思います。
膨大な量ですが、読んで行くと気になる点があるのも確か。
ぜひ、医療介護関係の方々、利用者の方々にも目を通していただき、周防大島超病院事業局がどういう医療提供体

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私の「公民連携議員宣言」

私の「公民連携議員宣言」

○ 稼ぐまちの実現に向けた、公民連携議員宣言令和4年度、思い詰めた私が受講した「都市経営プロフェッショナルスクール」(後述)で代表を務めておられる木下斉氏。彼が示した公民連携議員としての心得10か条。こちらを理解し納得できるようになったので、私のスタンスとして、ここに宣言します。

○ 「稼ぐまち」って??自治体のお財布の中身、いろいろな見方で分類できますが、その見方のひとつに「自主財源」と「依存

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上関中間貯蔵施設案件について(その2)

上関中間貯蔵施設案件について(その2)

8月25日にnoteに書いた記事。

これをFBでシェアしたところ、北から南から、久しぶりの方々からわざわざコメントや情報を寄せていただきました。

傍観者どころか関心も寄せていなかった

青森県の先輩からは、むつ小川原開発当初から反対運動をされていた政治家、米内山義一郎氏についての情報(開発の構想の裏には初めから原子力関連施設のメッカにしようという考えがあったとの見方など)。

宮崎県の先輩から

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