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並行線のエレベーター
横を進んでいく袴姿の女の子をふと目にしていた。
可愛いな、あの子も卒業式かなと思いながら、その女の子の肩を握る手に見覚えがあった。忘れるわけもない肩の抱き方と、声だった。
友人のダンス公演を見るために向かった横浜で、知っている駅をいくつも通過して、少なからず思い出していた。もしかしたら今日もまたここにいるかもしれないと、心のどこかで思っていた。そんなことの罰なのかもしれないけど、まさか現実になる
遅ればせながらバレンタインの話
この媒体に長々と言葉を連ねるのは自分が自分の中に籠っていた時期だったから、こうして今改めてそれをのぞくと懐かしさと自己嫌悪で不思議な気持ちです。
でも今、思い返しても「そんなこともあったな」と軽く受け止められるほど、わたしは満ち足りてます。
タイトルにはバレンタインと書いたけど、これはその1週間前の話。友達の友達の彼と今度は向こうの地元近くである横浜に行くことになってた。
はじめて会