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子どもが本好きになる方法

最近、子ども達にたくさん本を読み聞かせている。

私が病気を患い、仕事も休職中で家事ができず、時間的に余裕があるからできていることなのかもしれない。

朝、幼稚園や保育園に出発する前。
夕方、ご飯を食べ終わってから。
夜、寝る前。
少しの隙間時間でも読むようにしている。

1人1冊ずつ好きな絵本を選んで、その絵本を選んだ子の隣に寄り添って読む。
私には子どもが3人いるので、毎回3冊は確実に読むことになる。
隣に座る順番もローテーション。
絵本が見えるように4人でぴったりとくっついて座る。

長男(7歳)は、かいけつゾロリとかエルマーの冒険シリーズとか絵が少なくて長い物語を選ぶことが多い。
次男(5歳)は、擬態語・擬音語がたくさん出てくるものやリズムの良い絵本が好み。
長女(3歳)は、文字数が少なめで色使いが鮮やかな可愛らしい絵本が好き。

一人一人好みも違うし年齢も違うけど、自分以外が選んだ絵本でも読む時は3人共集中して聞く。

そして、読んだ後は必ず一人一人に絵本の感想を聞くようにしている。
ただ読み聞かせるだけではなくて、感想を聞くことで子ども達の好きなシーンや印象に残っているシーンがわかり、なぜこの絵本を選んだのかということも知ることができる。
その感想に対する私の思った事や感じた事も、子ども達にフィードバックする。

このやり取りは私にとっても子ども達にとっても大切で、習慣化していたら子ども達の感想もどんどんレベルアップしていく。
最初の頃は「面白かった。」とかしか言えなかったのが、「闘いのところが面白かった。」となり、「闘いのところが面白くて、ドキドキした。」になる。
1冊の絵本に対して3人それぞれが感想を言うので、全員にとって良い刺激になり勉強にもなる。
同じ絵本でもそれぞれ印象に残っているところも、面白いと感じるところも違うから、他の人の感想を聞いてからもう一度読むと、また違う面白さを発見できる。
一石二鳥どころか三鳥、四鳥、五鳥くらい。

今は私が安静生活のため外には出られないけど、病気になる前は1週間に1回は必ず図書館に通っていた。
そして1人3冊ずつ借りる。
私も3冊借りる。
私は1週間で3冊読むのはなかなか大変なので、1冊はしっかり読み、後はパラパラっと読むのが精一杯。
それでもざっくりだけど、自分が読んだ本の内容と感想を子ども達に伝える。
こんな些細なことだけど、子ども達は興味をもって聞いてくれるし、本をどんどん好きになってくれているのが手に取るようにわかる。

他にしていることと言えば、1歳から誕生日には必ず本をあげるようにしている。
成長と共に誕生日に欲しいもの(おもちゃや靴など)を言うようになったので、本人の希望通りの物をプレゼントするが、そこに必ず本も1冊添えている。
この本は、本人の好みの物を見極めたり、今まで読んだことないようなジャンルのものだったり、私が選ぶようにしている。

そして、ごほうびも本。
テストで100点をたくさんとったり、習い事で進級したり、運動会で最後まで諦めず頑張ったり。
頑張った時は、本を買う。
これは一緒に本屋さんに行って選ぶ。
今はインターネットで頼めば翌日に届き、すぐに購入することができるけど、やはり本屋さんのあのワクワクを子ども達と感じたいので必ず本屋さんで一緒に選ぶようにしている。
だから、子ども達は本屋さんが大好き。
本屋さんに行くと、いつもキラキラした顔をしている。

私自身は幼い頃からあまり本を読まず、国語も苦手な完全理系女だった。
大人になってから本の魅力に気が付き、色々なジャンルの本をたくさん読むようになって本が大好きになった。
子ども達にはもっと早くから本の魅力に気付いてほしい、本を好きになってもらいたいという気持ちで、赤ちゃんの頃から色々と試行錯誤してきた。
その中でもやっぱり、身近な大人が楽しそうに本を読んでいる姿を見せることが1番効果的な気がする。

子どもの前で大人が楽しそうに読書をして、その感想を子どもに伝える。

子ども達に本の魅力を伝えるには、これが1番だと思う。

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