「スローカロリー」ダイエットとは
こんにちは、ラン丸(@sign45917948)です。
現代は健康維持や肥満予防に、糖質の摂取を制限する人が増えています。糖質は、三大栄養素の一つでもある炭水化物の一種で、脳や身体のエネルギーになる重要な栄養素です。
糖質制限は身体に負担を与えず、効率良くエネルギーが産生できる利点があります。
そういった重要な栄養素は摂取を制限するより、自分に合った正しい摂取方法を理解するのが賢明です。
そこで、最近注目されているスローカロリーダイエットについて解説していきます。
低糖質ダイエットの課題を解決
ダイエットや糖尿病の高血糖対策として、昨今話題になっている「低糖質ダイエット」。
低糖質ダイエットでは、血糖値を上げるのは糖質だけのため、糖質さえ摂らなければ高血糖は起こらないと考えられており、さらに血糖値の急上昇を抑えればダイエットにもつながることが利点といわれています。
しかし、低糖質ダイエットを行った場合、たんぱく質や脂質をエネルギーに変換しなければ活動に必要なエネルギーを確保できません。
もちろん、たんぱく質や脂肪をエネルギーに変換するからこそ、ダイエット効果があるのですが、この変換するときに問題点が1つあります。
脂質をエネルギーに変換する際はケトン体がつくられ体が酸性に傾き、「ダイエット臭」と呼ばれる悪臭を放つなど、体はかなりの悲鳴を上げてしまいます。
低糖質ダイエットの利点は、「血糖値の急上昇が起こらないこと」です。
血糖値の上がりにくい糖質を摂取したり、糖質を摂取しても血糖値の急上昇が起こりにくい生活を送ればよいのではないでしょうか。
これが今回、紹介する「スローカロリーダイエット」の基本の考え方です。
スローカロリーダイエットとは?
スローカロリーを実行するには6つのポイントがあります。
1. 規則正しい食生活
2. サラダを先に食べる
3. よく噛んで食べる
4. 食物繊維の多い献立
5. 糖質の量や質を吟味する
6. 小腸からの消化吸収がゆっくり
(スローカロリー研究会HP参照)
以下で紹介していきます。
1)規則正しい食生活
血糖値が上がりやすいのは生まれ持っての遺伝の影響もありますが、それ以上に「生活習慣」の影響が大きいとされています。
食事の時間をできるだけ毎日同じ時間にする、起床時間と就寝時間をそろえるなど、一定の生活リズムで生活することが大切です。
私は、午前7時起床、午後11時30分ごろに就寝しています。
2)サラダを先に食べる
具体的な順番としては、
1. サラダなど食物繊維の多い野菜料理
2. 肉・魚などたんぱく質の多い「メインディッシュ」
3. ご飯・パン・麺など糖質中心の主食
の順で食べるとよいとされています。
これは、先に説明したとおり、糖質だけが血糖値を上げるので、空腹の状態のところに糖質が入ってくると血糖値が急上昇しやすいため、それを抑えるように考えられた方法です。
この食べる順は西洋料理のコース料理とほぼ同じですね。
そう考えると、コース料理はよく考えられていますね。
私も、この食べる順番は5年以上前から取り入れています。
3)よく噛んで食べる
食べ始めてから、脳の満腹中枢が働くまで約20分かかるといわれています。
ゆっくり噛んで食べないと満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまいます。
よく噛むためには柔らかい料理だけではNGです。
玄米、雑穀、押し麦といった食物繊維の多い食材がダイエットに効果があるといわれるのはそのためです。
一口ずつ、味わって食べると続けやすいですね。
4)食物繊維の多い献立
食物繊維には水溶性と不溶性の2種類があり、血糖値の上昇を抑えるのは水溶性食物繊維だといわれています。
水溶性の食物繊維は食物繊維のイメージから少し離れているかもしれませんが、水に溶けるため「ぬるぬるした食感」になります。
具体的には海藻類、きのこ類、こんにゃくなどに多く含まれています。
不溶性の食物繊維は噛みごたえを得るのに役立ちます。
また、胃や腸の中で水分を吸って膨らむ性質もあるので、満腹感を得られたり腸を刺激したり便のかさましになるため、便秘解消に効果があります。
さらに、腸内細菌のエサにもなるため、腸内環境を整えるのに役立ちます。
5)糖質の量や質を吟味する
再三、糖質だけが血糖値を上げると繰り返していますが、糖質の質によって血糖値が上がりやすいものとそうでないものがあります。
精製度の低い糖質は、血糖値の上昇を抑えるといわれています。
白米よりは7分精米、玄米と精製度が下がるたびに血糖値は上がりにくくなります。
パンや砂糖なども同様です。精製度の低い原材料を使ったものを選んでください。
スローカロリー研究会では「オリゴ糖」や「パラチノース」という糖質を薦めています。
ただし、甘いものを食べるのは「クセ」だといわれています。
オリゴ糖やパラチノースであればどれだけ食べてもOKとはいえません。
何でも食べすぎには注意したいですね。
6)小腸からの消化吸収がゆっくり
小腸からの消化吸収が遅ければ、急激な血糖値の上昇は起こりません。
小腸からの消化吸収をゆっくりにするためには、これらの6つのポイントが重要です。
ダイエットに王道はない
「スローカロリー」は糖質制限と違って、「肉はいくら食べてもよい」「お酒は蒸留酒なら飲んでかまわない」などの魅力的な言葉がありません。
このスローカロリーは今までのダイエット方法の寄せ集めのような6つの項目が並んでいるだけなので、これまでのような大きな注目を集めることはありませんでした。
しかし、このように長く続けられてきたことというのは、健康的で、しかも効果があるからです。
肥満解消も生活習慣病の治療も、目新しいことに飛びつくよりも「当たり前のことをバカにしないで淡々とやる」ことが大切ですね。
今回は以上です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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