見出し画像

デジタル後進国、ニッポン。

デジタルトランスフォーメーション
(DX)という言葉は、
今や日常的なフレーズになった。

世界は目覚ましいデジタルの発展を遂げ、
そのスピードは年々加速している。

人口が減少している日本において、
デジタル化は持続可能な社会を築く為の
大切な鍵とされている。

しかし、残念ながら
日本はDXの後進国に甘んじている。

「DXサーベイ 2023-2025」によると、
DXで成果を上げている国内企業は約3割ほど。

2022年の「IMD世界デジタル競争力
ランキング」では、
日本は63か国中29位に沈み、
デジタル後進国の烙印を押されてしまった。

このランクダウンは4年連続のことだという。

なぜ日本はDXが進まないのか。



その背景には日本の代名詞とも言える
「超高齢化社会」があると思っている。

多くの企業で決裁権を握る
役員や幹部が高齢化している。

実際に僕も企業の課題に対して
ITも含めた提案を行うが中々に進まない。

提案内容の是非というよりも
分からないことが多すぎて決裁が
下されない状況が往々にしてある。

そこに大企業特有の社内政治も絡み、
新しい試みを避ける風潮は強い。

現在60歳前後の役員や幹部は
引退まで穏便に「事なかれ主義」で
逃げ切りたいと思っているのかもしれない。

そんな中よく理解ができない事を採用して
失敗の責任を取らされたくない
という思考回路が走っているようにも
見えなくもない。

日本がデジタル後進国になったのは必然。

これは超高齢化社会が生み出した
副産物と言えるのではないだろうか。



しかし、デジタル後進国であるからといって、
時代に取り残されていて良い
という話ではない。

特に若い世代、
20代や30代のビジネスマンには、
世界的なデジタル化の波に
しっかり乗る必要がある。

その層がデジタルに疎くなっていくと、
日本は先進国から歴とした
後進国になってしまうだろう。

超高齢化社会とデジタル後進国。
僕たちは非常に重たい
二重の壁に直面している。

この現実は嘆くだけでは何も変わらない。

超高齢化社会であっても、
デジタル後進国であっても、
5年、10年、30年先を見据えて
乗り越えていく。

僕たち一人ひとりが、
未来に向けてどう行動するかが、
この国の未来を左右する。



エッセイシリーズ 〜バックナンバー〜


最後まで読んでくれてありがとう。
スキ・コメント・フォローなど頂けると
今後の励みになります!

1億円をどのように作るのか。何をするのか…。
プロフィール記事もぜひ読んでみてください!

#1億円日記 Vol.78

この記事が参加している募集

私のイチオシ

この経験に学べ

よろしくければサポートをお願いいたします! 頂いたサポートは世界196カ国を巡る夢に使わさせていただきます。