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豊かな人生は、シナプスがもたらす。

先日、子供の幼児教室に足を運んだ。

その理由は子供の発育において
色々な書籍を読んでいるといずれにも、
3歳までの期間が重要と書いてあるからだ。

その最たる理由は「シナプス」にある。

シナプスとは脳における
神経細胞(ニューロン)同士が
情報を伝達する接点のこと。

人間の脳には約860億個のニューロンがあり、
それぞれが数百から数千のシナプスを持つ。

つまり、脳内には数百兆個以上の
シナプスが存在しているわけだ。

このシナプスを接点として
化学物質や電気信号を介して
様々な情報を脳内で処理している。

学習や記憶など人間の活動において
欠かせない非常に重要なもの。



生後から3歳までの期間は、
これらのシナプスが急速に形成される。

形成されるのみではなく消失もする。
生後数年間で使用されない
シナプスは取り除かれて
脳がより効率的に機能するようなる。

シナプスの形成と消失は、
学習や記憶に密接に関連している。

幼少期に活発に形成されたシナプスが
脳の発達に重要な役割を果たして
言語や社会的スキル、感情的な発達などに
大きな影響をもたらすのだそう。

3歳までの経験が
子供の将来の認知能力や行動に
長期的な影響を及ぼす可能性があるそうだ。



一方、大人になった後の
シナプスはどうなるのだろうか。

大人になっても
シナプスは形成され続ける。

新しい技能を習得したり、
新しい情報を吸収したりすることで、
シナプスは再び活性化する。

脳の健康を維持するためには、
年齢を問わず継続的な学習と
新しい経験が重要になる。

適度な知的刺激は、
大人の脳のシナプスの可塑性を維持し、
認知機能の低下を防ぐのに役立つのだそう。

「生涯学習」が推奨される科学的根拠だ。


人間は新しい刺激を受けると
シナプスの形成が活性化する。

逆に、刺激のない生活が続くと
シナプスは消失して記憶力や認知機能が落ちる。

シナプスは、僕たちの人生の中で、
「学びと成長のバロメーター」なのかもしれない。

形成と再構築を繰り返して
効率的で優秀な神経回路を作り出すこと。

それは豊かな人生を生み出す
一助になるだろう。

成長や学びを脳科学的に捉えて
子供だけではなく自分に対しても
「脳に良い刺激を与えてあげる」ことを
意識しながら暮らしてみよう。




エッセイシリーズ 〜バックナンバー〜


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