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学びを止めるな。

「人生は学びの連続」。
過去の偉人などがよく後世に残す言葉だ。

38歳の僕からすると「学びの連続」には
分岐点があるように思える。

15歳から35歳までの20年間。

この時期は新しいスキルや知識を
獲得するための黄金期とも言える。

大学を卒業して仕事を始め、
人生の様々な側面で
自己を認識して成長していく。

学生から社会人、青年期から壮年期に入り
人生の多くのことを経験して学ぶ。

人生において、
学びの密度が最も濃い期間だ。

これらの経験が
後の人生を生きる能力を形成して
未来の道を開く。



しかし、35歳を過ぎると、
多くの人が新しいことを学ぶ速度を
落とし始める。

結婚して家族が出来たり、
落ち着いたライフスタイルを
実現する為だったり。

仕事も安定を求めて
「挑戦」よりも「維持」を
優先する志向になる。

この年代は私生活の環境の変化も大きいので
心理的にも社会的にも必然な変化だ。

周囲の人間を見ていてもよく痛感する。

35歳はライフステージが
「攻め」から「守り」に変わる
分岐点なのだろう。


35歳以降は青年期に習得した
スキルの維持や応用に取り組む。

経験や実績を積み上げることで
信頼を培い若手には発揮できない
「安定と安心」を提供する。

これが従来の学びの成熟スタイル。
しかし、僕たちは今、時代の転換点にいる。

この従来型の成熟スタイルは
今後は通用しない時代が間違いなく来る。

昨今のITやAIの劇的な進化は
これまでの仕事や産業の定義を
軽々と刷新するほど
インパクトがあるものだからだ。

スキルを磨き上げていこうにも、
そのスキル自体が数年でシステムに代替され
人間がやるべき仕事ではなくなる
可能性もある。

これからは35歳で
学びを止めてはいけない時代が来る。

年齢を問わずに自分をアップデートして
新しいものを吸収すること。

学びの意欲や柔軟性を持っていないと
辛い晩年を過ごすことにもなりかねない。


時代の変化に抗うことができない
僕たちに求められるのは
変化を受け入れ、進化し続けること。

年齢に関係なく、
新しい技術や考え方を取り入れ、
自己を更新し続ける能力を
養っておかなければならない。

技術の進歩のスピードは直線ではなく曲線。
今後も指数関数的に伸びていく。

ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は
10月上旬の「SoftBank World 2023」で
「10年以内にシンギュラリティが来る」
と述べた。

シンギュラリティーとは
「AI(人工知能)が人間を上回る特異点」。
2045年には発生すると言われている。

AIに仕事を奪われることを
脅威に思いながら怯えながら過ごすのか。

AIと共存することを楽しみながら
更なる付加価値を出せる人間になるのか。

時代の大きな分かれ道。

新しいことを学び、
進化し続けることの大切さ。

いまこそ、僕たちは忘れてはならない。



エッセイシリーズ 〜バックナンバー〜


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