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デザインの仕事を通じて

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#リノベーション

バトンを握るべきか。

辻褄が合ってない時の居心地の悪さと
面白味が最近どんどん強くなってきてます。

施主が選ん物件と
施主の望むことと
作るべき空間と
の辻褄も当然考えます。

最近はさらに
過去の建築やデザインの歴史や背景と
これからの建築やデザインのイメージとの辻褄も考え出しています。

これからどんな仕事をしていこうか?
今後何を作っていこうか?
みたいな漠然とした悩みのようなもので
そこにはどう独自性を

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ステーキにワサビ乗せれば脂身いっぱい食べられる。

ステーキにワサビ乗せれば脂身いっぱい食べられる。

新規事業のような新しいチャレンジは、「こうあるべき」とか「なぜこうじゃないんだ」と言った正義感からくる場合と、「好き」や「やりたい」のような欲からくる場合があります。
結論から先に言うと、チャレンジは正義感よりも欲求の方が良いと言うことです。(成功確率というよりも継続率が高いと言う意味です)
そもそも「正義感」で進める場合は、「自分の正義が正しい」という前提で進める場合がほとんどで知識や経験が増え

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「可視化」なんて言葉を使う方がおこがましい。

「可視化」なんて言葉を使う方がおこがましい。



可視化できるものは全て可視化して透明性を図る流れにある中で、不可視のモノの価値が再認識されると仮定した時、感情や心や魂的なソレと、音や香りや肌触りなどの五感をリノベーションにおいて提案できないものかと考えている。

五感においてはすでに実装する段階に来ているが、感情や心を提案するにはそれらを定義づける必要がある。

感情とは何かと考えた時、環境や状況(及びそれらの変化)に対する反応や反射

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所有からシェア。

所有からシェア。



自粛慣れしてきて、世の中の経済の流れも止まって、なんとなく新しい価値観が芽生えてるのを感じた。

対価として今までお金を利用してきたけど、物々交換だったり、技術や知識の交換だったり、が経済の流れの他に生まれてきてる気がしている肌感覚。

福岡の友人から大量のお出汁が送られてきたり、常滑の友人から大量の海苔を頂いたり、無償で僕もDIYのお手伝いや、家やお店づくりの技術を提供したり。

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もちろん変わらない職種もあるとは思う。

もちろん変わらない職種もあるとは思う。

こんなタイミングなので、しっかりと自分の仕事のことと向き合ってみる。

肉体がある限り安全基地となる家は必要になる。ただ、確実にコロナのパンデミックとインフォデミックでライフスタイルに変化は来る。コロナデミックが2年くらいまったり続くと予想すると、どれだけ頑な日本人も変化に慣れる。

家は大きく分けて2つの変化が考えられる。

①優先順位の変化
会社員の在宅ワークへの移行、自炊の増加

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どこまで行っても、"答え"や"ヒント"は施主が持ってる。

どこまで行っても、"答え"や"ヒント"は施主が持ってる。



リスクを負って何か始める時、
ブレーキになるのは"知らない"という事。

何から手をつければ?

どんな順番で?

誰にお願いすればいい?

いくらくらい必要?

想像ができない。

正しいかどうかの確認ができない。

そんな理由で足踏みをする。

建築やリノベーションの業界もやはり複雑で、情報過多。

これから家やお店を考えてる人に実際にお会いして話を

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長く続ければ続けるほど長期的な方向性がないとブレる。

長く続ければ続けるほど長期的な方向性がないとブレる。



やはり長期的目標は掲げるべき。

5年なのか10年なのか30年先なのかはわからないけど作るべき。

将来的に「こういうことがやりたい、こういうことを目指したい」そのための"今"。

長く続ければ続けるほど長期的な方向性がないとブレる。

辛い時期は訪れる。

その時にビジョンが描けてないと折れる。

つまり"動機"

"モチベーション"

何故それをやるのか?

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"残したくなった"と思わせる物を作ったことが尊いのだと考えます。

"残したくなった"と思わせる物を作ったことが尊いのだと考えます。

30年後も"使いやすい家"を考えて続けてきました。
初めて作らせて頂いた家はすでに築8年。
あと22年。
大切にして頂ける物を作ればきっと"残る"。
歴史的な遺産も元々はその辺にあるものと変わらなかったはずです。
"残った"と言う事実が素晴らしい。
"残したくなった"と思わせる物を作ったことが尊いのだと考えます。
それはきっと"その時代"だけのもの、"その人"だけのもののはずです。

オリジナルを

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