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「可視化」なんて言葉を使う方がおこがましい。
可視化できるものは全て可視化して透明性を図る流れにある中で、不可視のモノの価値が再認識されると仮定した時、感情や心や魂的なソレと、音や香りや肌触りなどの五感をリノベーションにおいて提案できないものかと考えている。
五感においてはすでに実装する段階に来ているが、感情や心を提案するにはそれらを定義づける必要がある。
感情とは何かと考えた時、環境や状況(及びそれらの変化)に対する反応や反射と仮定する。
条件反射。
喜怒哀楽で考えてみても、時間経過と共に変化する状況に対する反応のため、必要になるのは人、環境、時間経過、変化、の4つが最低限必要になる。
(それらに付随するのが五感と考える)
特に「変化の瞬間」の感情の動きは大きくなると考えることができて、状況の変化として、マイナスの感情からプラスの感情への変化における心の動きは非常に大きい。
提案を行うとした場合、「変化の瞬間」にポイントを置く。
もっと言うと、変化の瞬間の主導権を握って頂くことがポイントになる。
主導権→自らの手に委ねられる状態とした場合、必要になるのは成功した時の達成感やメリットと失敗した時のリスク。
達成感やメリットと言ったポジティブな要素よりも、リスクというネガティブな要素を「ノーダメージだけど失敗したらショック」くらいのさじ加減が望ましいと考える。
リスクの共有こそが感情への提案には不可欠と一旦は結論付ける。
つまり施主やオーナーにも「挑戦」を自ら選択して頂くということ。
何かしらで。
何かしらと言えど、そのパターンは絞られる。
それが提案内容になるかと。
人が見えてる世界なんて、たかだか360nm〜830nm程度の極狭の波長帯。
そんな狭い領域で「可視化」なんて言葉を使う方がおこがましい。
可視化なんてのは波長帯をもっと広くしてから使おうと思った次第です。
不可視で良い。
目で見えないこと、感覚感情に委ねることに恐れを持たない。
そうすれば磁力は働く。
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