小学生の女の子から人間関係についてアドバイスをもらった話
先日長い付き合いのある高学年の女の子とこんな会話をしました。私が
「クラス替えで親友だと言っていた友だち2人とは一緒のクラスになれた?」
っと聞きましたらその女の子は、
「ううん。2人とも違うクラスになった。だからもう親友じゃなくなったよ。今は新しい親友が2人また出来たよ。」
っと言っていました。今うちの子も同じような事で悩んでいましてそれも話したんです。私が
「うちの子も仲良かった子とクラスがバラバラになってしまったんやけど、その子に廊下で声をかけたけど新しいお友だちとのおしゃべりで夢中で気付かなかったってへこんでたよ。」
っと言いました。すると、その女の子が
「かわいそうだね。コツを教えて上げるよ。」
っと言いました。私は
「ぜひぜひコツを教えて下さい!」
っと答えました。すると女の子が、
「じゃあ先生に特別に教えてあげよう。コツは仲良くなり過ぎない事だよ。そして、本当の親友を作ろうと考えるのは中学校とかに入ってから作れば良いんだよ。」
っと言いました。私は腕を組みながら天井見上げ大声で
「なるほどな〜」
っと返事をしました。なんと言う鋭いアドバイスなんでしょう。この子とは長い付き合いで兄弟も友だちも見ているような関係が出来ているお子さんです。この会話は一部なのですが、色々狙いはありながら話しをしています。
言葉にするとさっぱりしているように感じるかもしれませんが、私は逆に重さを感じました。色々なことを積み重ねて経験して来てその答えに辿り着いたのだろうなと感じた訳なんです。ここで私は
親友ってそうじゃないでしょ
なんて思わないですし言いません。きっとしんどいことも沢山あったと思いますが、自分なりに経験してその答えに辿り着いた事が素晴らしいなと思います。内容よりまずは経験して考えた事を褒めて上げたいですし認めて上げたいです。そこに大人も子どもも立場も関係なく、経験して考えて出した答えだったからこそ私は真剣に聞いてアドバイスを貰いました。とても真っ直ぐで良い意見です。貴重な意見を聞かせて貰えました。この子は高学年になって長い小学校生活で本質みたいなものが見えて来たんやろうなと感じました。
不健全やけど健全
クラスが変わっただけで親友で無くなるなんて不健全な気もするけど、その感覚でいるから健全で居られるんやな
そう感じました。まだ自分達にはそういう判断は難しいから中学校に先延ばしにして、今は周りに合わせて今を楽しもうと。そんな気持ちさえ感じました。子どもたちの人間関係は今も昔も変わらず時に残酷です。世界は広いですからね。学校にこだわる必要はない事を一番に伝えたいです。
親友がクラスが変わった瞬間親友じゃなくなる。学校での友人関係はそれぐらいがちょうどええのかもしれません。うちの子も新しいクラスで馴染むために頑張っておりますが、子どもたちはそれぞれ考えて色々な答えを出して前に進んでいっているんやなと改めて感じました。親としても先生としても心苦しい所もありますが、
人と関わる事によってそれぞれの答えを模索する事が出来る
それが学校の良い所のようにも感じます。娘もこんな状態ですので、夕方ええ雰囲気の時に自転車の後ろに乗せて漕ぎながら、
「おれも小学校で転校した時、新しいクラスで今までの友だちもおらずしんどかった時があったよ。」
っと遠く見つめながら言いましたら、
「転校生は色々な子が声をかけてくれて寂しくないでしょ?」
っと言われました。
「転校生全員がそんなキラキラしてないねん!言わせんな!恥ずかしい!」
っとなんか思ってた展開と違う方向に進みました。めっちゃ優しい顔で遠く見ながら語ってたんですが、めっちゃ焦った顔で娘の顔見ることになりました。転校生のキラキラしたイメージは今の時代も受け継がれているんですね。
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